生活水の確保

npo201105.jpgずっと相談にのっている先の一つに地域資源循環システム協議会というNPO団体があるのですが、いろいろな企業メンバーから構成されています。

人工ゼオライトを使った水浄化システムで、なんとかビジネス化しようとやってきました。震災などが起きると飲料水は割と早く供給されますが、困るのが洗濯や風呂などの生活水。そこで河川や泥水などから生活水が確保でき、しかも被災地へも肩にかついで持っていける装置などの試作を初めていたところへ、今回の震災。

今日は、ようやく1号機ができたので津市役所の公園にある池を使ってデモが行われました。震災で関心も高くケーブルテレビ、三重テレビや新聞社が取材に来ていました。

まずは汚水を処理タンクにいれてサプライフロック(粉)を入れて攪拌します。サプライフロックは人工ゼオライトの一種で、放射能汚染水の除染に使われるということですっかり有名になってしまいました。これで汚水が、かなりきれいになるので次は浸透膜を使って生活水を取り出します。生活水ですが煮沸すれば飲み水としても大丈夫なレベルです。ようやく1号機ですので、広まると防災で役立ちそうです。写真はコンプレッサーとサプライマシンを担いで被災地に入った想定です。この後にデモを行いました。

地域資源循環システム協議会
http://npo-lrr.com/index.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です