西宮砲台

西宮砲台
西宮の浜にあるのが西宮砲台。
作られたのは江戸時代末期です。大河ドラマ「花燃ゆ」をやっていますが、まさにあの時代。徳川家茂の時代に大坂湾の海防のために建造されました。高さが12mもある砲台です。
プチャーチンが率いたロシア艦隊が大坂湾に停泊し、艦隊は鳴尾沖にも姿を見せ大坂や京都が大騒ぎになりました。そこで和田岬砲台、舞子砲台などと共に西宮砲台が作られました。今は浜の向こう側に埋め立て地ができたので海ははるか先になっています。砲台は実戦には一度も使われませんでした。
工事中には勝海舟の案内により徳川家茂、一橋慶喜らが視察。また、神戸海軍塾頭だった坂本龍馬も訪れたといわれています。
幕末、全国的に砲台が作られ、有名なのが品川沖の台場。お台場の第三台場が台場公園となって当時の土塁跡などを見ることができます。津では岩田川の贄崎(にえざき)砲台と塔世川に塔世橋南詰台場が作られました。

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