阪急京都線に中津駅がない理由

中津
梅田から宝塚線の急行に乗ると、同じタイミングで京都線の特急と神戸線の特急がスタートし、十三駅まで並走して走ります。あずき色の車両が並走して淀川の鉄橋を走るのはなかなか見ものです。そうそう、あずき色と言ってはダメで、阪急マルーン色と言わなければなりません。(笑)
梅田駅と十三駅の間に中津駅があるんですが、不思議なことに駅があるのは宝塚線、神戸線だけで京都線には駅のホームそのものがありません。いろいろな歴史からこうなったようです。
■阪急京都線は京阪が作った
もともと阪急京都線を作ったのは京阪でした。今も走っている京阪は住宅地を結んだ路線で大阪―京都間に時間がかるため、もっと山沿いに新線を作ろうと、できたのが京都線。ところが戦時中に阪急と阪神が統合し、戦後、分離する時に京都線は阪急になってしまいました。
京都線の終着駅は十三なので、宝塚線を使って梅田に乗り入れていました。神戸線と宝塚線に中津駅がありましたが、京都線を梅田まで伸ばした時に駅のホームを作るスペースがなく、結局、京都線に中津駅がなくなったそうです。

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