川喜多半泥子

百五銀行
日経新聞・日曜版に「美の美」という見開き2ページカラーで絵画や陶芸を紹介するコーナーがあります。書評コーナーともども毎回、楽しみに見ているのですが、先日、川喜田半泥子(はんでいし)が掲載されていました。「東の魯山人、西の半泥子」と称された陶芸家です。
川喜田半泥子は美の分野で有名ですが津の豪商である川喜田家16代当主でもあり、大正時代から昭和20年まで百五銀行第6代頭取を勤めました。百五銀行はナンバー銀行の1つで藤堂藩の家臣たちが作った第百五国立銀行が元です。
昭和はじめの金融恐慌では銀行がバタバタつぶれました。映画「風たちぬ」でも銀行の取付騒ぎのシーンが出てきます。川喜田半泥子は堅実経営で無事に乗り切っています。
本館は大正時代に岩田川のほとりに建ちましたが、先日、隣に新しい本館が建ち、旧本館の取り壊し工事がはじまっています。

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