龍野古城 軍師官兵衛の舞台

龍野古城
■嘉吉の乱
室町時代、赤松家といえば名門で播磨・備前・美作の守護をつとめていました。ところが6代将軍となった足利義教という人物がとんだ曲者。最初は集団指導体制だったのが、だんだん独裁者に変わっていき、粛清がはじまります。どっかの国みたいですね。
次は俺がやられると思った赤松満祐はクーデターを起こし、将軍を暗殺してしまいます。独裁者を殺したから周りも納得し、助けてくれるだろうと思ったら手のひら返しで赤松氏は滅ぼされてしまいました。これが日本史で習った嘉吉の乱です。
■赤松家と黒田官兵衛との戦い
南北朝など紆余曲折があり赤松氏は復活します。ただ本家と分家があり、龍野赤松家は分家の方で本家とも争っていました。NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」では初期の頃に小寺、浦上、赤丸と黒田家が入り乱れての戦いとなります。
龍野城主・赤松政秀は団時朗という渋い俳優が演じていて、”青山・土器山の戦い”で黒田官兵衛に敗れます。ただ黒田家も被害が大きく、母里武兵衛(永井大が演じてました)などが戦死します。
■龍野古城
というわけで龍野赤松家の龍野城です。鶏籠山頂に築かれた山城で、地元の人がきっちり登山道を整備し、そこかしこに案内版があるので迷うことなく山城に到達します。まず二郭に入れますが、けっこう大きな城で主郭には崩れた石垣が残っていました。帯郭なども見事でした。

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