蓮(ロータス)と悟り

蓮
近くのお寺の庭に蓮が咲いていました。蓮といえばインド原産の花。
仏教では極楽往生をとげると蓮華の花の上に生まれ変わることから、一蓮托生という言葉があります。転じて、結果はどうなろうとも、行動や運命をともにすることを指すようになります。蓮は泥水の中から立ち上がり花を咲かすことから”悟り”の象徴にもなっています。
■ロータス1-2-3
さて蓮を英語ではロータスと言います。ロータスというとスポーツカーの名前として有名ですが、もう一つ有名なのが表計算ソフト。世界最初の表計算ソフト”ビジカルク”に対応するためマイクロソフトからマルチプランという表計算ソフトが1982年に発売されます。マルチプランはIBM-PCで動きましたので、よく売れましたが、このマルチプランよりも使いやすかったのが、1983年に発売されたロータス1-2-3(ワンツースリー)です。
ロータス1-2-3を作ったのはミッチー・ケイパーという人物。1970年代、青春時代を過ごしましたのでヒッピー文化をもろに受けています。アップルのジョブズも創業前にインドを放浪してますし、N朝ドラ「ひよっこ」でビートルズの武道館公演騒ぎが描かれていましたがビートルズも多大な影響をインドで受けています。もちろんミッチー・ケイパーも影響を受けていて超越的瞑想(TM)の教師までやっています。というわけでロータスという名前は仏教やヒンズー教の象徴となっている蓮から命名しています。
など、当時のお話を知りたい方は『バグは本当に虫だった-なぜか勇気が湧いてくるパソコン・ネット「100年の夢」ヒストリー91話』をぜひ、どうぞ!
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