矢田丘陵

大和の西側にある馬見丘陵は大和川で途切れ、法隆寺のある斑鳩の地からは北に向かって矢田丘陵があります。丘陵の南北の長さは約13キロメートルあり、標高は200メートル~300メートル程度、馬見丘陵に比べると格段に高いですね。なだらかな山道が続くためトレイルランでも人気のコースになっています。

矢田丘陵
矢田丘陵

東大寺などから西を見ると生駒山ではなく矢田丘陵が見えます。大和の古代氏族の勢力図を見ると矢田丘陵の南側は平群氏ですが、北側の方は空白地になっています。矢田丘陵の北にあるのが饒速日命(ニギハヤヒ)のお墓。一説には矢田丘陵のように長くのびた地形を長層嶺(ながそね)と呼び、そこに住む部族の長を長髄彦(ナガスネヒコ)と言ったそうです。神武以前の氏族がいたので空白地帯になっているんですかねえ。

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