本州最南端を通過

朝、熊野のビジネスホテルを出て、まずは駅に行く途中に咲いている桜を撮影。やはりどう見ても桜なんですが、2月に満開でいいんかいなあ。

さて、今回のセミナーのような機会がないと、なかなか来られないので、いつもは電話やメール相談が多い東紀州の企業さんをまわっておりました。そしたら、「水谷さん、今日は大阪へ戻るんじゃないの、近鉄が止まってますよ。」という情報が。
「えっ、ウソ!」

なんでも伊勢と伊賀の青山高原にある東青山駅で脱線事故が発生したため、伊勢中川駅と青山町駅の間が普通になっています。ですので名古屋や伊勢と大阪を結ぶ特急などは運休に。

今、ニュースを調べたら、けっこう影響が大きかったですね。 →ニュース

「どないしよ!」

本来はJR紀勢線で松阪へ出て、近鉄で大阪へ戻る予定でしたが、不通だとJR紀勢線で亀山へ出て、JR関西線、JR大和路線と乗り継ぐルートがあ ります。ただ、かなり時間がかかります。電車に乗っている間に復旧するかもと考えましたが、東紀州にいるので、本州最南端の潮岬経由で帰るしかないなと覚 悟を決めました。まずは和歌山県の入口にある新宮駅を目指します。

25年以上も前の学生時代に紀勢線を走破したことがありますが、その時以来の新宮駅です。名物「のめはり寿司」を確保して列車に乗り込みます。ここから紀伊勝浦、本州最南端にある串本駅(潮岬)を越え、白浜、紀伊田辺、御坊、和歌山と和歌山県の端から端までを移動します。

和歌山まで出たら天王寺はすぐです。さて、鶴橋から近鉄に乗ると、「ご迷惑をおかけしますが復旧のめどはたっておりません」とアナウンスされていました。時間はかかりましたが串本経由で帰って正解だったようです。

ドナウ川のさざなみ 近鉄名古屋駅

今日は朝から会議やら相談などが目白押し。ようやく片づけて支援センターを出ました。

「快速みえ」の時間に間に合わないと、津駅まで走って、飛び乗りました。「快速みえ」で名古屋駅へ出て、乗り換えて金山駅へ。名古屋ソフトウェアセンターで会議です。

帰りは名古屋から近鉄特急で八木まで帰ってきました。名古屋駅の一番奥のホームから特急が出発するのですが、出発前に「ドナウ川のさざなみ」というちょっとモノ悲しいメロディーが流れtから出発します。私が子供の時から、この音楽ですね。

音楽が流れるのは名古屋駅だけのようで、出発駅になる難波駅、京都駅、上本町六丁目では聞いたことがありませんね。

昔、京都を走る京阪電車が鴨川沿いの川端通りの地上を走っていた時代。三条駅から特急が出る時も音楽が流れていました。こっちは軽快な音楽でしたね。

電車が来ない!

今日は昼から松阪へ

松阪駅から少し行ったところにある「不二屋」で五目焼きそばを。揚げ焼きそばに五目がのっていて、そこに卵をかけるのですがボリューム満点です。三松や和田金なんてところには足を踏み入れられませんので、松阪といえば、もっぱら「不二屋」です。

昼食の後、三重県産業支援センターが発行している機関誌の取材で商店街のお店へ。
そしたらインタビューを頼んでいるライターが時間になっても来ない!そういや前にもありました。担当者が電話すると「すいません、ちょっと遅れます」とのこと。

仕方がないので私がインタビューを始めました。そしたら1時間遅刻して到着。それがちょっとかい!まあ、そうも言えないのでそこは大人の対応を。

さてインタビューが終わって松阪駅から近鉄に乗ろうとすると普通や快速は30分先しかありません。おいおい、松阪のような都市で30分に1本しかないんかいなあ。待っている間にも特急が何本も出ていきます。

関西の私鉄の特急はどこも無料が多いのですが、近鉄は特急料金がかかります。まあそら特急の方が儲かるかも分かりませんが、もう少しダイヤを考えてくれませんかねえ。

養老鉄道で大垣から桑名へ

大垣(岐阜)にあるソフトピアでIT経営応援隊のセミナーがあったので大阪から出かけました。大阪駅から新快速に乗って大阪府、京都府、滋賀県をずっと新 快速に乗って米原へ。米原からは3両編成の普通に乗り換えます。関ヶ原古戦場を過ぎるとすぐに岐阜県の大垣です。大垣城で関ヶ原の戦いが始まりましたの で、関ヶ原のすぐ近くです。

セミナーが終わったので名古屋経由で三重へ行こうと思ったのですが、そういえば養老鉄道があるのを思い出しました。大垣から桑名へ向かう電車があります。

JRの横にある小さなホームで、待っていると3両編成の赤い電車が入ってきます。これに乗って養老山脈に沿いながら桑名へ向かいます。ちょうど壬申の乱で大海人皇子が桑名から不破の関(関ヶ原)へ向かった道ですが、外は真っ暗なので何も見えません。

単線でワンマン運転ですので、のんびりしたものです。途中に養老という名前の駅があります。ここは養老孝子伝説の養老の滝があるところです。居酒屋チェーン「養老乃瀧」はここから名づけられています。

特急が鹿と衝突

津から大阪へ戻ろうと伊勢中川駅で近鉄の上本町行き快速急行に乗り換えました。伊勢から大阪まで3県を走る電車です。実は快速急行と言いながら榊原温泉口から名張まで9駅すべて止まります。つまり快速急行というのは名ばかりの普通です。

さて快速急行に乗っていると伊賀神戸へ行く途中で急停止。社内アナウンスによると伊賀神戸と美旗駅の間で先行する特急が鹿とぶつかり、安全点検していると流れました。

鹿とぶつかった!

三重県の熊野から和歌山にかけて走る紀勢線では鹿とぶつかることもありますが、街中を走る近鉄では珍しいです。もっとも伊賀は忍者の里ですので、こんなこともあるんですね。

亀山モデルの亀山へ

昼から亀山駅へ

亀山はシャープ亀山モデルで有名ですが、駅は鄙びた田舎駅の風情です。駅前には飲食店もほとんどなく閑散としています。シャープへ出張するビジネスマンでタクシーだけは賑わっています。

さて亀山の企業へ行って相談にのってきました。夕方に終わり、亀山駅に着くと、ちょうどJR関西線の列車が入ってきたところでした。加茂から来た 列車で一両だけでしたが、学校帰りの時間でもあるので、亀山からは列車を1両増設して、二両編成です。久しぶりにまじかで連結作業をみました。

亀山から関、加太を超えると柘植です。ここで草津線に乗り換える乗客がだいぶ降り、伊賀上野でもだいぶ降りて、笠置、加茂に着くころには列車内は閑散としていました。真っ暗な中を走っていきますので、なかなか雰囲気があります。

加茂から木津、奈良経由で王子へ出て、普通に乗り換え高井田へ出て、トコトトと大和川を渡って河内国分駅へ、近鉄に乗り換えて帰ってきました。やっぱり遠いなあ。

亀山~加茂~王子~柏原

昼から亀山商工会議所の依頼で、亀山の企業のIT相談に

亀山駅からJR関西線で帰るか、JR紀勢線で津へ出て近鉄で帰るか考えましたが、ちょうど加茂行きがあったのでJR関西線経由にしました。そういえば、こないだも佐那具から乗りましたなあ。

亀山から関、柘植と越えて伊賀上野に到達する頃には日も落ち、あたりは真っ暗です。JR関西線は昔は急行がありましたが、今は各駅停車しか走っていません。加茂が近づくと街の明かりが見えるようになります。このあたりは聖武天皇が恭仁(くに)京をおいたところです。

加茂から大阪行きの急行に乗り換えますが王子までは各駅停車、王子で各駅停車に乗り換え柏原駅に出て、近鉄まで歩いて帰ってきました。よく考えたら津へ出て近鉄で帰った方が早かったような。

秋の伊賀 佐那具駅

今日の午後は伊賀の企業さんの相談に

津駅から亀山へ出て、JR関西線に乗り換えレールバスで伊賀へ。けっこう急勾配で昔は加太駅と柘植駅の間にスイッチバックがあったのですが、今は素通りしてしまいます。

伊賀上野駅は何回か行きましたが、一つ手前の佐那具駅は初めてです。ホームしかない駅です。最近、「鉄子の旅」を読んでいるので、それでいくとグレードの高い駅です。

ただ9時から17時までは駅員さんがいて切符の販売をしてくれますので、珍しく無人駅ではありません。

帰りは佐那具から加茂駅へ出て、奈良駅で大和路線に乗り換え。奈良駅は高架工事をしていましたが、全て高架になっていました。踏切でよく渋滞していましたが、これで解消されたようです。

おおさか東線を全線踏破

「おおさか東線」は八尾、東大阪を南北に走る線で、2008年3月にできました。

以前に河内永和から終点の九宝寺まで乗ったことがあるのですが、今日は地下鉄・中央線沿いにある企業へ行く用事があり、残りの路線に乗ってみまし た。近鉄の俊徳道を降りて、すぐ隣にあるJR俊徳道へ、ここは近鉄の高架のさらに上を走っていますので、けっこう高いし眺めがいいですね。

俊徳道を出発して、すぐに減速して河内永和駅に止まります。駅からは俊徳道のホームが見えます。ここは近鉄奈良線に接続しているため、俊徳道から歩いていける距離ですが駅が作られています。

河内永和を出ると、地下鉄中央線とつながる高井田中央駅です。ここで用事をすませて一駅向こうの終点の放出(ハナテン)駅へ、ここでは学研都市線と接続しています。

昔、大阪の城東区に住んでいたころ放出駅によく行っていたのですが、木造の駅舎は消えてしまい近代的な駅舎に生まれ変わっていました。住んでいた のは15年以上も前の話なんで、当然なんですが、昔の方が風情がありましたね。当時の「おおさか東線」は城東貨物線の時代でした。

鉄子の旅

木曜日、作家の野村正樹さんに、大阪まで来ていただいて最新刊「のんびり山陰本線で行こう!」(東洋経済新報社)のお話をしていただきます。

去年、大阪に来られた時は、ちょうど阪神百貨店で開催されていた鉄道模型フェスティバルに参加してからセミナー会場に現れました。正真正銘の鉄道好き、いわゆる鉄(テツ)ですね。

去年は女性の鉄、「鉄子」の話がありました。この間、本屋で目についた「おんなひとりの鉄道旅」(矢野直美)を買って読むと、最後に案内があり、思わず「鉄子の旅」を買ってしまいました。

鉄道にまったく興味のない漫画家が、鉄道大好きのライターに引きずり回されるコミックで、なかなか面白いですね。

のんびり各駅停車に乗って、ゆっくり旅したいな~あ。