谷山浩子コンサートに学ぶオペレーション

kobe20131007.jpg日曜日に谷山浩子コンサートが神戸・酒心館ホールであり、奥さんに連れられて行ってきました。コンサートは面白かったのですが、知っている曲がなかった(笑) 

17:30開園でしたが17時になったらホール前に並び始めます。と言っても列ができているわけではなく、適当に立っているだけ。「10分ぐらい前に入ったらええやん」と奥さんに言ったら、なんと自由席制。17時から整理番号順に入って、自分の好きな席に座るという方式でした。そんなコンサートもあるんだあ。 

■スタッフは最少人数 
入口で整理番号を呼んで、中に案内する男性スタッフが2名。中でチケットを確認したり半券をちぎる女性スタッフが2名。グッズ販売が2名。ここまではバイトで可能。 

音響1名、照明1名で専門職が必要ですがホールの関係者に頼んで神戸で確保できるでしょう。ピアノの弾き語りなので演奏スタッフはゼロ、しかもピアノはホール据え付けのようですので搬送スタッフもいりません。途中でリクエスト・タイムがあったので楽譜を管理してタイミングよく持ってくるスタッフ1名が必要。 

グッズを次のコンサート会場に送れば、楽譜管理のスタッフと歌手の谷山浩子さん2名で移動すればOKです。なかなかコスト・パフォーマンスがいいですね。 

■コンサートは2部構成 
1時間&10分間休憩&1時間の構成で、テーマは「物語のある曲」。小説など物語に触発された歌で選曲されていましたが膨大な歌のストックがあるのでできる技。前半1時間は後から考えると軽めの曲が多く、途中で会場から4曲を聴衆とのジャンケン大会で選んでやっていました。ですので楽譜管理のスタッフが必要です。トークも面白かったですねえ。あとで奥さんに聞いたら、全部リクエストというコンサートもあるそうで、そりゃすごい! 

前半で聴衆をつかんでから、後半は割と重い曲が多く、ゲド戦記の王国など歌もすごいですがピアノ演奏が迫力ありました。流れがなかなかうまいですね。セミナーでリクエスト・タイムを作るのは難しいですが構成の組立方などは大変、参考になりました。


とってもまったりとしたコンサートでした。

南朝の祟りでできた湊川神社

三宮のサンパルにある、ひょうご産業活性化センターへ。今日も暑かったですね。 

サンパル近くにあるのがJR三ノ宮駅で、次の駅が元町、その次が神戸駅です。この神戸駅知覚にあるのが湊川神社。足利尊氏と戦い、敗れた楠正成を祭っています。「兵庫県謎解き散歩」という本を読んでいたら、この湊川神社について面白いことを書いていました。 

南北朝の騒乱の後、室町幕府から戦国時代となり、やがて江戸時代になります。天皇は国をおさめているわけではなく、武家が実政権を握っていました。形式上は政権を天皇から預かるという形です。

幕末に起きたのが王政復古の大号令。将軍、徳川慶喜は政権を朝廷に返してしまいます。天皇が統治するという鎌倉幕府以前に戻ってしまいました。ここで問題になったのが北朝方の天皇が連綿と続いている事実。南北朝統一の時に南朝をだましたこともあり、怖れたのが南朝の祟り。そこで楠正成の塚があったところを神社にして鎮めることになり誕生したのが湊川神社だったそうです。 

大物 兵庫県の難読地名

oomono.jpg兵庫県にある知名です。「大物」を何とよみますか? 
「おおもの」ではありません。 

阪神電車に大物駅があり、阪神梅田へ行く路線と西九条から難波を抜けて、そのまま近鉄に乗り入れて奈良へ向かう路線との分岐駅です。もっとも普通しか停車しないので、一つ先の尼崎駅で乗り換えする人がほとんどです。 

大物のよみかたは「だいもつ」。古い地名で大物は平安時代に港町として栄え、材木の集散地でした。知名は巨材を意味する「大物」からきているようです。 

日本史では大物崩れ(だいもつくずれ)で有名です。赤松政祐・細川晴元・三好元長の連合軍と細川高国・浦上村宗の連合軍が戦っていて、こう着状況が続いていましたが、大物での戦いで細川高国側が敗れてしまい、戦況が大きく変わってしまいました。室町幕府の実権を握った細川氏の内紛でした。尼崎のすぐ近くですが、この地には大物城があったようです。今では何も残っていません。 

映画ALWAYSの舞台が尼崎にあった

allways201306.jpg尼崎の城下町を再現した模型が近くにあるということで尼崎市立文化財収蔵庫へ行ってきました。もともとは尼崎市立高等女学校の校舎だったそうです。 

江戸時代の尼崎の城下町を復元したでっかい模型や縄文、弥生時代の資料などを見て、カウンセリング室に入ると黒板に「特別公開練習 鈴木一平とサンシャインブラザーズ」と書かれていました。 

なんだこれはと中に入ると映画「ALWAYS 三丁目の夕日’64」(続編)のロケがここで行われたと書いてありました。鈴木オートの一人息子の一平君がエレキに凝りだし、仲間と公開練習をした場所。ヘタな演奏で観客が「なんだあ~」という顔を映画でしていました。あのシーンが撮られた場所で、黒板などはそのまま残してあるそうです。 

そういえば入口を入ったところに凡天堂病院という大きな文字の看板が置いてありましたが、この収蔵庫の玄関が菊池孝太郎(六子が結婚する)の勤める凡天堂病院として使われました。歓楽街に車に乗って遊びに行く(実は往診)菊池先生を六子がおっかけるシーンで使われています。 

てっきり東京で撮影したものばかりと思っていたんですが一部に尼崎の学校が使われていたんですね。 

南京町(神戸)

今日は神戸の三ノ宮でお昼過ぎまで仕事だったので、帰りに南京町まで足を伸ばしました。南京町もほんま久しぶりですね。

入口をくぐると日曜の午後ということもあり人だらけ。どっか店に入ろうかと思っても目につくのは行列です。早々に退散して三ノ宮駅近くの中華料理店に入り、餃子と生ビールを注文することに。餃子がおいしかったあ!

JRの新快速と近鉄を乗り継いで家に戻り、隣の「八尾おゆば」へ。
露天風呂が天然温泉なのでまずゆっくりとつかり、次にいろいろと変わるお風呂へ。今日は「別府温泉の素」が入っているんだそうです。温泉の素かいなあ!
お風呂から出で売店で生ビールを。極楽、極楽。

それはいいのですが、今日の稼ぎが温泉とビール代で消えていったような気が(泣)