鴻池新田会所へ

 
kounoike201012.jpg仕事で鴻池新田駅へ。昼休みに久しぶりに鴻池新田会所をのぞいてきました。鴻池新田駅からすぐです。

以前は春と秋の公開で無料でしたが、すっかり整備され入場料が300円になっていました。立派なパンフレットもあり、説明板も充実しています。

鴻池新田会所とは大和川の付け替えによってできた鴻池新田を監督した役所です。この付け替えによって砂がたまり、堺の港が駄目になってしまい戦国時代から続いた堺の栄光がついえてしまいました。

鴻池家が新田開発をしましたので、その拠点でもありました。蔵などが並びますが母屋の台所がすごい広さですね。大勢が働いていたのでしょう。会所の周りの堀も残っています。本屋や米蔵などは重要文化財になっています。

鴻池家の先祖は戦国時代の武将・山中鹿之助で、明治になってからは堂島両替所となり、三和銀行から現在の三菱東京UFJ銀行になっています。

東西狂言会

昨日の夕方、あきないえーど(大阪産業創造館)で経営相談を担当していたのですが、話がはずんで1時間の予定が大幅に時間オーバー。あわてて電車に飛び乗って河内永和駅へ。18時からの東西狂言会にギリギリで会場入り。

kyougen201011.jpg東西の狂言師が集まっての贅沢な会。主催は大阪樟蔭女子大学で22回目です。見たのは初めてですが人間国宝が2人も出るというめちゃくちゃ豪華な顔ぶれですが、しかも無料での開催(整理券が必要)。

大阪樟蔭女子大学・客員教授が木村要氏(狂言師)で、まず解説なんですが、これが言いたい放題。「本当は20分解説する予定だったが人間国宝の野村萬氏が東京へ帰らないといけないので5分にせよと言われた。」などと舞台裏を暴露。(笑)西の狂言前にきっちり15分間解説していました。

【東】
呂蓮(ろれん) 野村萬、野村万蔵、小笠原匡
宿のない法師を泊めていろいろと話を聞いているうちに亭主が感激して弟子入りし頭を丸めてしまいます。怒ったのが奥さんでドタバタになります。

【西】
栗焼(くりやき) 茂山千作、茂山千三郎
人間国宝・茂山千作氏はさすがに足は動きませんが、声はよく通ります。終始、座っての狂言で座(the)狂言と銘打っていました。焼き栗を作れと主人に言われた太郎冠者が、誘惑にまけず全部食べてしまいます。主人への言い訳が見どころ。それにしてもお元気ですねえ!

鈍太郎(どんたろう) 茂山千之丞、茂山正邦、茂山童司
久々に京都へ戻ってきた鈍太郎と本妻、愛人とのドタバタでめちゃくちゃ面白かったですね。

なかなか贅沢な狂言でした。

満員の箕面

minoo2010111.jpg紅葉を見に行こうと奥さんと阪急電車で箕面駅へ。宝塚線に乗ったのは久しぶりでした。

駅を降りると商店街はすごい人。この人の列は結局、箕面の滝までずっと続いていました。駅から滝までは2.5kmほどなので30分ほどあれば着きますが、犬の散歩しながら歩いている人や乳母車、子供づれなど様々で列はゆっくり動いていきます。結局滝まで1時間ほどかかりました。

 

minoo2010112.jpg滝のあたりもすごい人でラッシュのよう。でも一番混雑していたのはトイレですねえ。目的の紅葉は緑、赤、黄のコントラストがきれいでした。

お茶の花

matu2010112.jpg夜、中小企業団体中央会主催の桑名セミナーを終わってから中央会の車に乗せてもらって津へ戻る途中に携帯に電話。

「水谷さん、ホームページが消えてしまった!」
「消えたって、どういうこと?」

なんか操作しているうちにおかしくなって、ホームページそのものがサーバーから消えてしまった模様。しばらく電話で、これ調べてとかやっていましたが、ラチがあかないので
「明日、行きます!」
matu2010113.jpg大阪に帰らず、津に泊って正解でした。

朝、阿漕駅からJRに乗って出発。阿漕駅は無人駅なので社内で切符を買おうと車掌さんを呼び止めると後ろに車掌さんが5名ほどいて発券の手続きを見ています。新人研修なんですねえ。帰りに近鉄に乗ったら運転手の横で指導の腕章をつけた指導員が同乗していました。

さて松阪駅から飯南町へ。
とりあえずバックアップがあったのでFTPを使って復活。エラーによって検索順位が下がるはずなのでGoogleウェブマスターツールでサイトマップなどを送信。これでちょっとはましでしょう。飯南町は深蒸し茶の産地なんですが、茶畑を見ると白い花が咲いています。

お茶屋さんに聞いたら、この時期になると直径3cmくらいの白い花が咲くそうです。お茶の木も花が咲くんですねえ。

三重県電話発祥の地(桑名)

kuwana2010111.jpg午後、桑名へ

桑名の街を歩いていると三重県電話発祥の地という碑を発見。桑名が一番最初だったんですね。

七里の渡し(昔の東海道は愛知県の熱田神社あたりから船で桑名へ向かいました)の上陸地一帯はずっと工事していたのですが、きれいな遊歩道にすっかり様変わり。なかなかおしゃれになっています。

七里の渡しの鳥居は伊勢神宮の遷宮時に古い社殿の木で
kuwana2010112.jpg建て直されます。ここから伊勢の神様の土地になるということを示す一の鳥居です。

さて桑名の企業をまわってから、夜に事業協同組合でホームページのセミナーをして津へ戻ってきました。

JR奈良駅 平城京

nara2010111.jpg伊賀へ

近鉄で奈良駅へ。西大寺駅を過ぎると大極殿が見えますが、「198日間ありがとうございます」と垂れ幕がかかっていました。平城京遷都1300年祭りも終わってしまったんですね。近鉄奈良駅からJR奈良駅へ三条通りを歩いていると、商店街の案内が流れているのですがバックの音楽が「♪平城京~平城京~セント君なら知っている~♪」と変なメロディーが流れていました。

JR奈良駅ですが、ずっと工事中だったのがようやく終わった
nara2010112.jpgようです。平城京遷都1300年祭りにあわせて工事していたとばかり思っていたのですが、終わるぐらいに完成したんですね。旧のJR奈良駅は観光案内所になっています。

東口と西口がずっと吹き抜けになっていて、大仏殿の柱をイメージしたような太い柱で駅舎を支えています。でも冬は風がそのまま通るので駅にはいってもこごえそう!JR奈良駅から加茂経由で伊賀へ出かけておりました。

大阪駅 南北通路がオープン

osaka2010111.jpg京都橘大学へ

今日のマルチメディア講座はストリーミングサーバーへのアップ。学生にとってはストリーミングサーバーの設定などが難しかったようで、教室中を走り回ってサポートしておりました。

講義が終わってからスクールバスで山科駅へ出て、JRで大阪駅へ。11/1から南北通路がオープンしています。大阪駅の通常の乗り換え通路はホームの下ですが、新たにホームの上に南北通路ができています。工事が終われば南北
osaka2010112.jpgのビルまで連結されますが、とりあえずはホーム間の移動だけです。

環状線に乗るのに使ってみました。大阪駅のホームを俯瞰できるのがいいですね。へっぷファイブの観覧車が目の前に見えます。けっこう工事が進んでいて駅全体を覆う屋根もできていました。

松花堂弁当 発祥の地

hatiman2010111.jpg京都橘大学へ。

山科駅で降りて朝のスクールバスを待っていると、いつもに比べて列の流れがすいていました。バスもけっこう空席がある状況で出発。土日の大学祭の疲れで自主休講かなと思ったら、台風の影響で大学祭は中止だったそうです。

講義の出席率はいつもと同じでしたので今日から運行が始まった京都駅八条口ー京都橘大学を結ぶ新しいスクールバスの路線の影響かなあ。

hatiman2010112.jpg午前の講義が終わったので地下鉄、京阪で八幡市駅へ。駅から鳥居をくくって石段をずっと登っていると雨が。今日は曇りのち晴れじゃなかったんかとつっこんでも仕方がないので木々のトンネルの中をひたすら歩いておりました。頂上に石清水八幡宮があります。

雨が降っている月曜の午後なんて参拝者はいないだろうと思っていたら、けっこういますね。と言っても皆さん、自動車で上まで上がってきた参拝者ばかり。えっちらおっちら坂を登ってという人は少なかったです。でもさすがは源氏の氏神さんですね。

hatiman2010113.jpg境内には「応神天皇1700年式年大祭」の旗がかかっていました。応神天皇が崩御して1700年なんだそうです。さすがに平城遷都のような盛り上がりにはなっていませんね。石清水八幡宮の主祭神は応神天皇です。

行きと違う道で降りていくと楠木正成手植えの大楠がありました。すごい大木になっていました。

そのまま降りていくと松花堂跡がありました。松花堂とは江戸時代初期の僧侶、松花堂昭乗が住んでいた草庵です。松花堂が使っていた器が発展し、松花堂弁当になりました。

伊賀・佐那具へ

sanagu20102.jpg津から紀勢本線に乗り亀山駅で関西線に乗り換え。

亀山から伊賀へ向かう路線はなかなか見どころがあります。草津へ分岐する柘植駅の手前にはスイッチバック跡が残っていますが、さすがに今は使っていません。

大学時代は京都行きの急行があったのでよく乗っていましたが、スイッチバックに入ると運転手が運転席から一番後ろの運転席へ移って車両をバックさせ、また戻って進むなど面白かったですね。

sanagu201013.jpg佐那具駅で下車。昔は大和海道が走っており本陣もおかれていました。大海人皇子が壬申の乱で関東へ向かう時に使った道でもあります。さて佐那具に事業再生の相談にのっている企業があるのですが経緯を確認して、いくつかアドバイスをしてから大阪へ戻ってきました。

伊賀は周りが山で囲まれた盆地で、冬は寒いのですが今ぐらいの季節から紅葉シーズンが一番いいですねえ。佐那具駅近くを流れている川がずっと大阪まで流れて大和川になります。

正倉院展

nara2010101.jpg大学の講義を午前中に終えて、近鉄で奈良へ。

奈良駅で正倉院展の入場券(900円)をゲット。売場はいつもの近ツリではなく、近鉄の特急券売場で売っていました。奈良駅から15分ほど歩いて奈良国立博物館へ。コインロッカーに荷物と傘を預けて列へ並びます。コインロッカーは100円なんですがお金が戻ってくるのでタダ。手ぶらで見るのが一番ですので、おすすめです。

月曜でおまけに雨なのでお客さんは少ないのではと予想した通り、一般客はあまり並んでいませんでした。こら、すぐ
nara2010102.jpg会場に入れそうそうだなと列に並びます、ただ予想に反して列はあまり前に進みません。

予想外だったのが団体客。読売新聞など旗をもった団体客が別の入口に大挙して並んでいました。入口では一般客をある程度通してから止めて、次に団体客を通してと入場制限しながらやっていたので、時間がかかりました。結局30分ほど並んで中へ。会場は土日ほど混雑はしていませんでしたが、中に一ケ所、すごく混雑していたのが今回の目玉である螺鈿紫檀五絃琵琶。会場内に別に入口が設けられて皆さん並んでいました。すごい人だったのでパス。もっとも
 
nara2010103.jpg裏側からまわれば少し離れていましたが十分に見られました。

毎回、楽しみにしている古文書コーナーは最後の方にあり、皆さん最後まで来ると疲れているのでざっと見る方が多く、すいています。じっくり見ていました。今回は道鏡(弓削道鏡)自筆の古文書が3通、展示されていました。光明皇后などに比べるとヘタな字ですねえ。(笑)人のことは言えませんが 法師道鏡と署名してありました。

さて奈良国立博物館の常設展へ。すごかったのが東大寺法華堂に安置されている金剛力士立像2体が展示されていました。大きくて迫力ありますね。普段は見られない裏側まで回って見れます、これはすごい!

帰りは興福寺を通って近鉄奈良駅に向かいましたが再建工事をしている中金堂に柱が建てられていました。