四日市陣屋・伊勢暴動

四日市陣屋
今日の午後は四日市商工会議所で窓口相談
昼休みに近くにある四日市陣屋を見てきました。といっても小学校跡になっていて説明板があるだけで何も残っていません。四日市は徳川藩の天領で、天領を管理するために作られたのが陣屋です。
陣屋は東海道のすぐ近くにあります。初代代官は水谷光勝で、1600年に任じられていますので関ヶ原の合戦の年ですね。陣屋ができたのは3年後です。周囲には堀が掘られ土塁が築かれていました。
明治維新後は一時期、三重県庁がおかれていましたが明治9年の伊勢暴動で焼きうちにあい焼失してしまいました。伊勢暴動とは財政の安定を図るために明治政府が行った地租改正事業で、土地に対して3%増税になる施策です。
米価が下がって大変だった農民が何とかしてほしいと嘆願書を県の役人に出しましたが、無視。善後策をねろうと農民が集まり、結局これが暴動へ発展して三重県中にひろがり、軍隊が出動する事態になりました。この騒ぎの影響もあり税率は3%から2.5%へ下げられました。
四日市は楠町と合併して30万人都市になりましたので事業所税があらたに各事業所に発生します。三重県では初めての事態です。合併特例で5年間の猶予がありますが、これがいよいよ切れますので増税になります。
「なんで四日市は合併なんかしたんや!」という四日市の事業者の声をよく聞くようになりましたが、また伊勢暴動が起きなければよいのですが