旧生駒トンネル

ikoma201205.jpg近鉄で奈良へ向かう時、瓢箪山駅を過ぎると生駒山の麓を登り始め、だんだん高度を上げ、石切駅の手前あたりで大阪が一望できます。冬の空気が澄み切った時の夜景は全景ですね。石切駅を過ぎると生駒トンネルに入り、抜けると生駒駅(奈良県)です。

現在の生駒トンネルの少し上に旧の生駒トンネルが残っています。1914年(大正3年)に、近鉄の前身である大阪電気軌道(大軌)が開通させまし
た。1964年(昭和39年)に新生駒トンネルが開通するまで使われました。いろいろと事故も起きたので心霊スポットにもなっています。

散歩ついでに行ってきました。トンネルの手前にあったのが孔舎衛坂駅でホーム跡が残っています。3両編成ぐらいでないと止まらない長さですね。駅名は神武天皇東征で長髄彦と刃を交えた峠「孔舎衛坂」からとっています。ホームの上には白線もしっかり残っています。

この近くに日下遊園地があり、大阪が一望できる絶景で賑わったそうですが、生駒山上遊園地やあやめ池遊園地が新しく出来て人気がなくなり無くなってしまいました。