南朝の祟りでできた湊川神社

三宮のサンパルにある、ひょうご産業活性化センターへ。今日も暑かったですね。 

サンパル近くにあるのがJR三ノ宮駅で、次の駅が元町、その次が神戸駅です。この神戸駅知覚にあるのが湊川神社。足利尊氏と戦い、敗れた楠正成を祭っています。「兵庫県謎解き散歩」という本を読んでいたら、この湊川神社について面白いことを書いていました。 

南北朝の騒乱の後、室町幕府から戦国時代となり、やがて江戸時代になります。天皇は国をおさめているわけではなく、武家が実政権を握っていました。形式上は政権を天皇から預かるという形です。

幕末に起きたのが王政復古の大号令。将軍、徳川慶喜は政権を朝廷に返してしまいます。天皇が統治するという鎌倉幕府以前に戻ってしまいました。ここで問題になったのが北朝方の天皇が連綿と続いている事実。南北朝統一の時に南朝をだましたこともあり、怖れたのが南朝の祟り。そこで楠正成の塚があったところを神社にして鎮めることになり誕生したのが湊川神社だったそうです。