枚岡薪能

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    午前中は桑名で経営革新塾2回目。今日のテーマはプレスリリースで「自社の商売にキャッチフレーズをつけよう(販売促進を考える)」。 

    講師は「元新聞記者が教える マスコミが取材したくなる! プレスリリースの法則」(中央経済社)を上梓されたADACHI経営企画事務所の足立早恵子さんにお願いし、私はコーディネートだけでしたので楽でした。 

    桑名から東大阪へ戻って、夜、近くの枚岡神社へ行ってきました。 

    枚岡薪能が毎年、9月に枚岡神社境内で行われています。台風シーズンの季節なので、一昨年は狂言が終わったところで雨が本降りになり、屋外での能は延期になるなど、いろいろと波乱万丈の能です。 

    今日は風が少し強かったですが無事に開幕。枚岡神社は生駒山の麓で、すぐ裏は枚岡公園ですので、境内といっても木々の中にあり、虫の声が響く中、笛と鼓の音がこだまし、なかなか幽玄です。時たま近鉄電車のガタンガタンという音がするのはご愛嬌。 

    薪の火入れが終わったところで狂言がスタート。狂言は「神鳴」という都で目が出ずに地方へ営業に行く藪医者と空から誤って落ちてきた雷さんとの掛け合い漫才。 

    能は「百万」という題で、我が子と生き別れになった狂女・百万が、子を慕って狂い舞う能。能というと暗い話やおどろおどろしい話が多いのですが、珍しく最後は子供と再会してハッピーエンド。

見ていながら見ていない

20代で、もう少しスリムだった頃、阪急芦屋川駅から城山、打越山、六甲山を超えて有馬に降り、金湯・銀湯につかって汗を流してからロープウェイでよく帰ってきていました。いわゆるハイキングです。 

芦屋川駅を降りて川沿いの道を歩いて、まず向かうのは城山なんですが、兵庫県の山城を調べると、この城山が鷹尾城だったことが判明。遺構はだいぶ失われていますが堅堀や土橋は残っているようです。若い時に何十回も登った城山だったのに全然、気がつきませんでした。大体、地名が城山なのに(笑)、20代の頃は山城には興味がなかったですからね。 

見ているはずなのに見ていないことってよくありますね。 

創業相談をたくさん受けるようになると、ランチを食べに入った店でお客さんの数、席の数をざっと見て、メニューから平均単価を割りだし、回転率から日の売上を計算するようになっちゃいますねえ。20代の時はお店に入っても何を食べようかしか考えてなかったのですが、同じものを見ているはずなのに見ていないことは多いです。まだまだ気がついていない見方がたくさんあるのでしょう。 

神様のお引越はもうすぐ

ise201309.jpg午後、伊勢商工会議所で窓口相談でしたので、昼休みに外宮へ行ってきました。外宮は伊勢商工会議所から歩いて5分ぐらいのところにあります。 

今朝の中日新聞トップに伊勢神宮の参拝客が年間で900万人を突破し、過去最高になったと報道がありました。このままの勢いだと1300万人になりそうです。確かにすごい人ですね、平日、昼の外宮なんて、閑散としているはずなんですが今日は人だらけ、しかも団体客が3組ほどお参りしていました。 

さて外宮の正宮へ行くと、いつもはない新しい宮への渡り廊下のようなものが作られていました。外宮には10月5日に遷御の儀、つまり神様のお引っ越しが行われます。内宮は10月3日です。午後8時に行われますが、関係者でないと見られません。外宮にある「せんぐう館」で遷御の儀の模型や様子が見られますがまさしく幽玄の世界。 

知らない人も多いのですが、遷御の儀が行われる日の午後1時からは引越準備で参拝はできません。伊勢神宮の参拝を考えている人はご注意を。10月6日(日)午前5時から新しいお宮で参拝できますので、この日は参拝客でごったがえすでしょうね。 

正宮に参ってから階段を上がって多賀宮をお参りしてきました。こちらも新宮が出来上がっていました。多賀宮は豊受大御神の荒魂(あらみたま)を祭っていて少々個人的お願いは多賀宮でお願いします。正宮は和魂(にぎみたま)を祭っていて、国家全体を祈願します。 

昔の吹上ホール

  • 名古屋市新事業支援センターがある吹上ホールは、100メートル道路(若宮大通)に対して、ちょっと斜めに建っていますが、理由は名古屋刑務所の跡地に建てられたからです。 

    名古屋の古書店などで古地図を探したりしているんですが、最近、便利なウェブサービスが登場しました。「今昔マップ on the web」というサイトで新旧の地形図を切り替えながら時系列に表示できます。 

    fukiage201309.jpgさっそく見てみると100メートル道路はなく、今も名古屋市内を斜めに走る飯田街道と名古屋刑務所がバッチリ。一番、古い地図で見ると名古屋刑務所はなく、今の吹上ホール駐車場あたりに丘のようなものが2つあります。これが今もある吹上観音が祀っていた2つの古墳のようですね。名古屋刑務所を建てる時に古墳をつぶしてしまいました。 

大乗院庭園(奈良)

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    三連休の間に書かないといけなかった原稿が無事、日曜日に仕上がったので、今日は奥さんと奈良へ出かけてきました。 

    近鉄奈良駅で降りて、ならまち~元興寺~大乗院庭園~新薬師寺~興福寺・国宝館と巡ってきました。新薬師寺の萩はまだはやかったですね。興福寺・国宝館には東京で展示中の山田寺仏頭はなく、代わりに薬師如来が展示されていました。阿修羅像のあたりはあいかわらずの人だかり。 

    元興寺からちょっと行った、大乗院庭園は将軍足利義政の同朋衆で、作庭の第一人者であった善阿弥が作った庭。明治時代に売却されたので敷地の一部が奈良ホテルのテニスコートや道路などになってしまいましたが、発掘され当時の姿に整備されています。 

    興福寺から春日大社へ向かうルートからは少しはずれていますので観光客はほぼいません。飛火野よりものんびりできる庭ですので、おすすめです。ただし鹿はいません。

研究会と宴会時間が同じ ファイティング・コンサルタンツ研究会

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    昨日は中百舌鳥(堺市)にあるセレソゥイー株式会社でファイティング・コンサルタンツの研究会。 

    関西の中小企業診断士を中心に組織している研究会で、10年ぐらい前に発足しました。当初はコンサルティング・ファーム(コンサルティングサービスを主な事業とする会社)設立を目指していたんですが、だんだんと路線変更。 

    リーマンショック前には企業の財務諸表を分析して銀行格付けなどもやっていました。最近はだんだんウダウダになってきて、14時スタートの研究会ながら最初の90分は電子書籍や自炊などの雑談。ようやく後半になって90分間、議論したところで17時。中百舌鳥駅近くの居酒屋「じょうもん」がオープンする時間です。 

    居酒屋へ移動し、いつも座っている席で宴会開始。結局、17時~20時まで飲んでいました。つまり研究会の時間と同じ、時たま研究会よりも長く飲んでいる時があります。

ビジネスプラン発表会(名古屋)

tonsapo201309.jpg名古屋市新事業支援センターとあいち産業振興機構の共催でビジネスプラン発表会を開催。今年で7回目です。 

去年から名古屋市新事業支援センターのマネージャーを担当していますので私は今回が2回目。名古屋市新事業支援センター、あいち産業振興機構がそれぞれビジネスプランを募集し、書類選考、プレゼン審査を勝ち抜いた6社の発表です。 

発表に向けて担当を決め、各マネージャーがそれぞれの発表のブラッシュアップを行い、本番にのぞみます。私も1社担当しましたが、なかなか大変ですねえ。 

写真はあいち産業振興機構推薦の株式会社YPSテックさん。大きな土のうを一人で短時間で作れる補助器具「トンサポ」を実演しているところ。従来は3名ほどで作業していましたが、「トンサポ」を使えば1名ででき、土のうだけでなく除染作業でも使われているそうです。 

終わってから有志で集まって駅前で飲んでいましたが、大阪まで戻らないといけないので途中で抜けて近鉄電車へ。家で飲み直しています(笑) 

秀吉に学ぶシステム作り 一夜で墨俣城を築く

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    All About「企業のIT活用」のガイド記事をアップ 

    今回はフォルダーのアクセス権についてのお話。ワードプレスやムーバブルタイプをレンタルサーバーに入れて、ブログやホームページ作りをしている人も多いですが、マニュアルにフォルダーのアクセス権設定が出てきます。「400」や「644」のような3桁の数字を入れないといけないのですが、最悪なのが「777」。という解説記事。 

    ▼777はアンラッキー 
    http://allabout.co.jp/gm/gc/428070/ 

    さて、「企業のIT活用」を始めた頃、10年以上前になりますが連載していたのが「戦国武将に学ぶシステム作り」シリーズ。戦国武将とシステム作りを無理やりくっつける、かなり無謀なシリーズ(笑)。しばらく連載して10年以上ほったらかしにしておいたのですが、現在の編集者が若いのに城好きという変わった人で、「これ面白いですなあ」という話からリライトすることになりました。 

    とりあえず2本リライトしたうちの1本が墨俣一夜城の話です。 

    ▼秀吉 一夜で墨俣城を築く 
    http://allabout.co.jp/gm/gc/296683/

ヱヴァンゲリヲンと日本刀展

eva201908.jpg今日は朝から原稿書き。 

ようやく一段落したんですが、もうちょっとやっといた方がよいのでお酒は我慢してコーヒー飲んでます。 

昨日、中之島図書館の帰りによってきたのが大阪歴史博物館。ここの常設展は見応えがあって、最初のオープニングが何回見てもいいですね。難波京で橘諸兄が諸官の前で宣言するシーンがあるのですが、次に難波京を俯瞰するシーンになって、時代の流れとともにだんだんと現代の姿になります。そしたら窓が開いて、現在の難波京が同じように見えます。なかなか考えています。 

常設展はそうでもなかったのですが、混んでいたのが「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」。ヱヴァンゲリヲンで使われている刃物などを日本刀の刀匠が再現したものです。ロンギヌスの槍は圧巻でした。作品はほとんど撮影OKなんだものですからカメラやスマホ片手の若者で混雑していました。 

日本刀という異色のものとコラボレーションしたところがマーケティング的にうまいですね。海外で展示したら話題になるでしょう。

中之島図書館 無料経営相談会

nakanosima201309.jpg大阪府立中之島図書館の別館へ 

中之島図書館入口の反対側、中之島公会堂横に別館があります。来週、9月21日(土)から中之島図書館と大阪中小企業診断士会とで毎月、第三土曜日に無料経営相談会を行いますので、その打ち合わせ。 

▼中小企業診断士による「ビジネス 起業・開業・経営相談会」 
http://www.library.pref.osaka.jp/nakato/event/shindanshi_2013.html 

相談を担当いただく先生方と大阪市役所で待ち合わせをしたのですが、ちょうど「大阪クラシック ~街にあふれる音楽~」というイベントをやっている最中で、久しぶりにクラシックの生演奏を聴きました。ラッキーですねえ。市役所だけでなく街の至ることろでクラシック演奏をしているそうです。中之島公会堂近くでは結婚式の撮影をやっていました。中之島は大阪では珍しく、なかなか絵になるところですね。 

さて無料経営相談ですが、中之島図書館ではビジネス支援に力をいれており、その一環で大阪中小企業診断士会に話があり、実現しました。大阪中小企業診断士会というのは中小企業診断士の会である大阪府中小企業診断士協会とは別で、いわゆるプロコン(独立したプロのコンサルタント)で組織されています。 

今年度からこの士会の世話役をやっていて、無料経営相談事業は私の担当になっちゃったもので、一銭にもなりませんんが事業がうまくまわるように走り回っています。(笑)