E-Tax用電子証明証を更新

card201211.jpgもうしばらくすると確定申告シーズンです。E-Tax(電子申告)で必要な電子証明証の有効期限が切れたので更新に行ってきました。 手数料は500円。

更新に持っていくのは住民基本台帳カードと身分証明書。電子証明証の発行は東大阪市役所の5階の一角で行っています。まずは住民基本台帳カードを係員に渡して、更新申請書を記載。住民基本台帳カードのパスワードを入れた後、しばらくすると画面に「ペアキーを生成するのでパスワードを入れてください」と表示されます。ペアキーとは公開鍵&秘密鍵の組み合わせで、パスワードというのは秘密鍵のカギになりますが、こんな難しい専門用語をいまだに使っているんですね。 

▼秘密鍵・公開鍵を作ろう 
http://allabout.co.jp/gm/gc/296752/ 

係員が使っているソフトはなんとフロッピーに入っていて、「今時、フロッピーを使っているんですか」と言うと、「皆さん、そうおっしゃいます」という返事。E-Taxをすすめるのが国の方策なら、画面メッセージも含めて、もう少し改善した方がよさそうです。 

■電子証明証の更新期間は3年のまま 
更新した電子証明書の有効期限は前回と同じ3年でした。住民基本台帳カードの有効期限は発行日から10年間あり、住民基本台帳カードの中に電子証明書を入れるので有効期限もあわせてもらったら楽なんですが。 

以前、有効期限を5年に延ばす法案が検討されていましたが、どうなったんかなあ。 

■年末調整は戦前の遺物 
サラリーマンは毎月、税金が天引きされ年末に調整しますが、この源泉徴収制度は戦争遂行財源を調達するために、1940年(昭和15年)、つまり太平洋戦争の1年前に導入されたものです。 

敗戦後、シャウプ博士が日本の税制改革案を勧告をします。これが有名なシャウプ勧告です。 
「雇用主による年末調整ではなく、納税者自らが税務署に確定申告をすることこそ、民主主義の基礎である」と勧告。 

徴税を会社がやってくれるので税務当局はコストがかかりませんし、税金の取りはぐれがありませんので結局、いまだに続いています。パソコン業界誕生の陰にも、この確定申告がからんでいます。 

▼給与所得者に年末調整が消える時 
http://allabout.co.jp/gm/gc/296747/

飯田街道

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名古屋は城下町なので基本的に碁盤の目になっているはずなんですが、ちょっと町中をはずれると微妙に曲がっている道ばかり、例えば道を間違えた時、左に4回まわっても同じ場所にはたどりつきません。(笑)
町中でも碁盤の目になっていないところがあり、中心部にある久屋大通から碁盤の目に斜めに走る道があります。これが飯田街道、徳川家康が作った尾張名古屋と信州飯田を結ぶ街道です。
飯田街道の起点は堀川にかかる伝馬橋。国際センターと丸の内の間で、ここから名古屋駅のツインタワーが見れます。伝馬橋から栄の繁華街までまっすぐ進むのですが、久屋大通から斜め45度に道が曲がります。この斜めの道が吹上を超えて八事の方まで続きます。碁盤の目の道に斜めの道が通るので、必然的に交差点では6つの道が交差。空港線や錦通など広い道路と交差すると信号が複雑怪奇なことになります。
飯田街道を歩いていて青になったので空港線の交差点を渡ろうとすると道路の真ん中に待避所があり、そこまでが青で、その先は赤、つまり待避所で待てということです。名古屋名物の100m道路でもない普通の道なのに、向こう側まで一発で渡れません。歩行者でこの騒ぎですから、車はもっと複雑怪奇な流れになります。6つの道の信号をコントルールしなければなりません。名古屋の道がわかりにくいのは、こういったことが原因するんですね。

中小企業金融円滑化法が終了したらどうなる

中小企業金融円滑化法が2013年3月末で終了します。
中小企業が銀行に返済を軽くしてと申し入れると、銀行はできる限り貸付条件の変更等に応じるように努力することを決めた法律です。通常は元金の返済をとめて金利支払いだけになります。リーマンショックやデフレなどで悪化している中小企業の資金繰りの下支えをする法律です。この法律が来年3月で期限を迎えますので、リスケ(リスケジューリング)を受けている中行企業にとっては、4月になったら銀行から一括返済が求められるのではないかと気が気ではありません。
金融庁に問い合わせが多いためか、「中小企業金融円滑化法の期限到来後の検査・監督の方針」について金融担当大臣の談話が発表されています。
・金融機関が、貸付条件の変更等や円滑な資金供給に努めるべきということは、円滑化法の期限到来後においても何ら変わりません。
とあり、2013年4月以降もリスケ状態を維持できます。ただし中小企業は金融機関に提出した経営改善計画を実行し、金融機関には定期的に進捗状況の報告をしなければならないのは借りてとして当然の義務でしょう。
・借り手(中小企業)が抱える経営課題の解決には相応の時間がかかるものです。 来年3月末までに、何らかの最終的な解決を求めるというものではありません。
精度が高い経営改善計画が必要ですが、なかなか妙案が出てくるものではないし、簡単に出てくるようなものであれば既にやっています。そうはいっても本業で儲けて資金繰りを改善していかなくてはありません。「えいや!」で作って銀行に出した経営改善計画の精度を上げていくには専門家の力を借りるのも重要です。商工会、商工会議所、各都道府県に設置された中小企業支援センターにまずは相談してみましょう。相談は無料です。
・円滑化法の期限到来後も不良債権の定義は変わりません。貸付条件の変更等を行っても不良債権とならないための要件は恒久措置です。
不良債権について銀行は将来の取立不能見込額を貸倒引当金として処理しなければならず利益を圧迫します。今まで通り、不良債権としなくてよいのであれば銀行にとってはメリットです。ただし条件があり「経営改善計画が1年以内に策定できる見込みがある場合」、「5年以内(最長10年以内)に経営再建が達成される経営改善計画がある場合」は不良債権に該当しません。本当に再建できる経営改善計画を作れるかどうかがカギになります。
・銀行に対して、借り手の経営課題に応じた最適な解決策を、借り手の立場に立って提案し、十分な時間をかけて実行支援するよう促します。
・銀行に対して、こうした検査・監督の方針を、営業の第一線まで、周知徹底し、実践するよう促します。
金融担当大臣の談話にしっかり書かれていますが、支店の対応を見るとこんな方針は全然伝わっていないですね。だいたい経営改善計画の作成そのものができる行員が少なく、社長と行員や支店長の話では返済と担保の話しか出ません。借り手の経営課題に応じた最適な解決策を提案する支店なんて見たことないですね。
でもなかにはすごい銀行もあるようで、日経ビジネスの最新号を読んでいたら専門家を無料派遣する西武信用金庫の記事が出ていました。企業が抱える課題を解決できる専門家派遣の費用はすべて西武信金が負担。融資先の企業が成長すれば、新事業での融資が増えるので、そのために信金は投資すべきというのが経営方針です。これはすごい!

若宮八幡社

wakamiya201211.jpg名古屋名物と言えば道路幅が100m以上もある100m道路。若宮大通と久屋大通の2本あります。 

名古屋市新事業支援センターが入っている吹上ホールの前を走っているのが若宮大通。一度の信号では対岸に渡れません。時々、ダッシュして渡る人を見かけます。この若宮大通の名前の由来になったのが若宮八幡社。 

めちゃくちゃ古い神社で、武内宿禰などを祭っています。もともとは那古野城(名古屋城)の近くにあったのですが家康が現在地に移して、名古屋総鎮守としました。つまり名古屋の守り神さんです。名古屋で仕事や住むなら熱田神宮と若宮八幡社ははずせませんね。 

昔、境内には200歳を超える狐夫婦が住んでいたそうです。この狐の家用に洞穴を用意して祠を建てたのが連理稲荷。2本の木の枝が連なる連理木があるそうで、縁結びのパワースポットになっています。

情報化優良企業表彰

it201211.jpg市ヶ谷駅近くにあるアルカディア市ヶ谷に出かけてきました。 

各都道府県にある中小企業支援センターとタッグを組んで情報化に取り組んだ企業を表彰する情報化優良企業表彰という制度があります。もともとは全国中小企業情報化促進センター(NIC)が行っていたのですが全国中小企業取引振興協会に吸収合併されたので、現在は全取協の事業になっています。 

鈴鹿で介護事業を行っているイトーファーマシーさんという事業者があるのですが、携帯電話を使ったシステムを開発して、3K職場であるヘルパー残業をゼロにする、先進的な取り組みをしています。 

この取り組みと支援センターの支援状況について書類を作って協会に応募しておいたところ、最優秀企業賞(中小企業長官賞)を受賞。あわせて三重県産業支援センターも最優秀サポート賞を受賞しました。 

最優秀企業は表彰式の後に事例発表をしないといけないのですが、支援センターもあわせて発表があります。イトーファーマシーさんに長めでお願いしますと依頼しておきましたが、事例発表前の日経コンピュータさんなどの講演が長引いたこともあり、時間はちょうどでしたね。今さら支援内容などを説明しても、しゃあないんで、遷宮の宣伝と三重に遊びに来るようお願いしておきました。 

レセプションにも参加したのですが津波で大変な目にあった宮城の企業や遠くは沖縄の企業も参加しておりました。 

とりもも1本46円

tokyo201211.jpg明日、東京に用事があるので1日前から東京へ。 

まずは飯田橋の雑誌社へ寄って打ち合わせ。近くに神楽坂があったので喫茶店へ寄ってから飯田橋駅へ出て山手線へ。15時過ぎに代々木から恵比寿まで乗ったのですがラッシュ並みに混んでいました。なんでこんな昼中に混むんでしょうね。 

恵比寿で降りてAll Aboutへ。先日、担当編集者が変わったので仕事の打ち合わせなどをしておりました。 

恵比寿駅で待ち合わせてパソコン通信時代からの知り合いと宴会。Fchiken(知的生産の技術)フォーラムがNifty-Serveの中にあり、スタッフをしていましたので、その時からのおつきあいです。 

雨がけっこう降っていたので恵比寿駅すぐ近くにあった博多満月というお店へ「とりもも&ねぎま1本46円」は安いですねえ。東京へ来たので、ビールの後はホッピー。一杯目がなくなると「なか」と言って、焼酎を注文し、新しいホッピーを注ぎます。あとデンキブランがあったら頼むのですが博多満月には残念ながらありませんでした。

日本マイクロソフトがコミケに初出展

microsoft_cloud.jpg日本マイクロソフトがコミケに初出展。クラウディアが降臨するとネットで話題になっています。東京ビッグサイトで12月29日(土)~31日(月)にコミックマーケットが開催されますが日本マイクロソフトが初めて企業ブースを出します。コミケというとオタクのイメージが強いのですが、今や3日間で56万人もが来場するビッグイベントになっています。 

なぜ日本マイクロソフトがコミケに初出展するのでしょうか。 

■日本マイクロソフトはリアル冴子先生あたりからおかしくなった 
ワードやエクセルを使っていると、画面の端によくイルカがあらわれました。イルカの名前はカイル君。このカイル君はオフィスのアシスタント・キャラクターで、日本語で質問すれば適切なヘルプを検索して表示してくれました。画面の隅でカイル君がチョロチョロするのが目障りで、このカイル君への質問でよく入力されたのが「イルカの消し方」だったというジョークまであります。 

イルカのカイル君から変更することもできました。他に用意されていたキャラクターは魔法使いのマーリン、孫悟空など、特に人気だったのが冴子先生です。この冴子先生がオフイス2010で復活したのですが、なんと実写版! 

この後に日本マイクロソフトはキャラクターものに走りだします。まず登場したのがマイクロまいこ。メガネをかけ白いシャツ、黒のスカートにパンプス姿です。またスマートビジネスセンターではファイブスター物語に出てくるような女性キャラクターが登場します。固いサイトの説明とどう関係するのか未だに謎です。 

現在もサイトはあります。詳しくはこちらをどうぞ!  
→ ビル・ゲイツはハンバーガーがお好き 

■クラウディアが登場 
マイクロソフトがクラウドサービス「WindowsAzure(ウィンドウズアジュール)」のPRのために始めたのが技術解説マンガ「クラウドガール」。日本マイクロソフトは萌えています(笑)。 

主人公の名前がクラウディア窓辺。Windows1.0の発売日に生まれました。なんとエンジニアで開発経験は2年と少し。Azure開発者の卵だそうです。ハーフという設定で、久しぶりに日本に遊びに来たクラウディアが、あるショップの窮地をクラウドサービスを活用して解決に導くコミックになっています。 

コミケではこのクラウディア窓辺の限定キャラグッズやPC用品などが販売されるようです。美人コスプレイヤーのお姉さんも出現予定ともっぱらの噂になっています。 

話題つくりはいいのですが、日本マイクロソフトはいったいどこを目指しているんでしょうねえ(笑)。 

学生の大企業志向が中小企業への就職に結びつかずミスマッチ

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11月6日発表の内閣府推計によると2012年春に卒業した大学生約56万人に対して、同じ約56万人分の正社員の求人があったものの、約20万人が正社員として就職していませんでした。この万人分の求人の多くは中小企業。学生の大企業志向が中小企業への就職に結びつかないミスマッチを引き起こしています。
■中小企業は情報発信力が重要
学生の立場から考えてみましょう。大企業は会社名で検索するだけで豊富な情報が入手できます。聞いたことがない会社でもお金をかけた分かりやすいホームページやリクルート資料がでイメージしやすくなっています。採用に多額の費用がかかけられない中小企業では、情報発信力がどうしても弱くなりがち、工夫が必要です。
東大阪にある株式会社アオキでは、初めて大卒社員を採用しようとした時、青木社長が工場の2階から見ていると駅から歩いてきたスーツ姿の大学生が工場の外観を見た瞬間に回り道をしってしまいました。これじゃあ大卒はとれないと発奮し、苦労してボーイング社認定工場を取得。小さな町工場が航空機メーカーの厳しい認定工場になったと、いろいろなメディアり上げられ知名度が上がりました。今や大学院生が入社する会社になっています。
東京でウェブサイト制作を行っている株式会社LIGは社員数26名の会社です。ウェブデザイナーを募集するためブログに「伝説のウェブデザイナーを探して」というタイトルで記事を作成を増やしてほしい社員が社長を砂浜に埋めて募集を認めさせるパフォーマンスが受けて、ツイッターやFacebookなどのSNSを中心に注目を集め、多数の応募がありました。ただ面白そうな会社なのでぜひ入りたいという応募が多く、狙っていた経験者の応募が少なかったのが誤算でした。
情報発信がなかなか出来ない中小企業のために経済産業省が行っている施策が「中小企業魅力発信レポート」。作成に係る費用(企業負担)は無料で、それぞれの中小企業が持っている強みや魅力をレポートとして、求職者向けに情報発信できます。
待っているだけでは人材はきません。大学に求人票を送るだけでなく、就職担当者に会社の魅力を伝える、学生向けのチラシを用意するなどお金をかけないやり方で工夫しましょう。
■学生側も情報発信が必要
ソーシャルメディアを活用したソー活(就活)が広がっています。フェースブックに企業の求人ページが作られるのも当たり前になってきました。企業の人事担当者は応募者(学生)のタイムラインをチェック。短い面接時間だけではわからない学生の人となりを探っています。面接では大人しい印象の学生でしたがフェースブックでは書き込みに対して多くのコメントがつき、きちんとコメントにも対応しており面接と違って積極的だと評価が変わった学生もいます。
海外展開を考えている会社では、大勢の外国人と一緒に笑いながら映っているような学生の写真があればだいぶ印象が変わってくるはずです。ただし、授業を抜け出した、スピード違反したなどのネガティブな発言はご法度です。株式会社はてな、ではソーシャルメディアが登場する以前から応募学生のブログをチェックし、面接では分からない部分を採用に活用していました。今はソーシャルメディアのような便利なツールがあるので、よりやりやすくなっています。
■中小企業への就職では社長との相性が第一
福利厚生面や生涯賃金などから大企業が有利と、学生が計算する気持ちは分からんではないですが山一證券が倒産したあたりから大企業が安泰ということはなくなりました。これだけ時流れが早い中、大きさゆえになかなか変革ができない大企業ほどリスクが高くなります。シャープなど業績が悪化した家電メーカーでは中高年の希望退職募集などが始まっています中高年になってから会社の外へ出されれると寒風が吹いています。
就社ではなく就職だと就職セミナーなどでよく聞きましたが、会社に入ってしまうと、そんなことは忘れて就社になりがち。他の会社でも通用する力、エンプロイアビリティ(雇われ力身につけなくてはいけませんが、いろいろと仕事の経験ができる中小企業の方が有利な場合があります。ただ中小企業で注意しないといけないのが社長との相性。大企業であれば、な上司でも数年たてば替わっていきます。中小企業では社長が替わることはありえませんから、社長との距離も近いので社長との相性が第一。この社長だったら一緒に働いてみたいう中小企業に就職しましょう。

阿保城(伊賀)

aho201211.jpg名張の企業へ専門家派遣。 

少し早い目に出て近鉄青山町駅で下車しました。駅のすぐ近くを初線街道(奈良から伊勢を結ぶ街道)が走っており、昔は阿保宿がありました。阿保は「あほ」ではなく「あお」とよみます。青山町駅もできた当初は阿保駅という名前でした。 

阿保宿には義左衛門の酒銘で有名な若戎酒造があります。”新酒あります”と店頭にあったので買おうと思ったら720mlは完売で一升瓶しか残っていませんでした。さすがに一升瓶をぶらさげて企業さんには行けないので断念。 

この阿保宿を抜けたところに阿保城跡があります。住宅街からちょっと入った丘の上で、ちょっと分かりにくいところが入口。丘の上に登ると主郭が残っていました。虎口(城の入口)も明瞭で、主郭を取り囲む土塁は2m半ほどありました。 

主郭の真ん中には「史跡 阿保頓宮跡」の碑が建っていました。頓宮とは斎宮へ向かう斎王が途中で宿泊した宮ですが、中世の城郭しか残っていませんね。住宅地のすぐ近くに主郭だけですが、よく城跡が残りました。 

本気の「いいね!」は3割

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野村総合研究所が発表している「ソーシャルメディアはいけているのか」という調査によると
・Facebook、Mixi、Twitterのいずれかを毎日利用している人の6割が毎日「いいね!」をしている
とありました。そういえば私も毎日「いいね!」していますね。
■本気いいねの割合は3割
もう一つ
・相手の書き込みに対し、共感・興味を持って押す「”本気”いいね!」の割合は約3割
とあります。つまり「”建前”いいね」が7割。
私も読んだよという意味で「いいね!」するケースが多く、中には身内の訃報を書かれている知り合いがいるのですが、これも読んだよと「いいね!」を押しています。もちろんお悔みはコメントに残します。共感・興味を持った場合は基本的にコメントです。
調査によると「”建前”いいね」は73%あって
内訳は
・”見たよ”いいね! 30%
・”お返し”いいね! 19%
・”仕方なく”いいね! 10%
・”理由なし”いいね! 14%
内訳にある「”仕方なく”いいね!」は上司や取引先の書き込みなんでしょう。
■日本ではビジネス的要素が強い
Facebook発祥地のアメリカと日本とでは使われ方に違いがあり、一度も会ったことがない人から友達リクエストがくるのが日本の特徴になっています。アメリカでの友達平均人数は130人で基本的にリアルな友人や家族とつながっています。この家族というのもアメリカならではのようで、日本では奥さんからの友達リクエストを無視している旦那さんもいます。きっとまずいことがあるのでしょう。(笑)
アメリカのように親密な知り合いとの情報交換に使われているのと違い、日本ではビジネス的要素が強くなっています。ですので上司からの友達リクエストをいかに断るかといった話題になります。
■好縁社会へ
ただ時代は大きく動いています。米フォレスター・リサーチ社のアナリストがグランズウェル(groundswell)という言葉を使っています。大きなうねり、高まりのことで意味は、人々はソーシャルテクノロジーを使って、自分に必要な情報を、企業からではなく、別の個人から調達することを言います。Facebookのメッセージで知り合いにちょっとしたことを聞いたり、書き込みで新商品の発売を知ったりすることが日常茶飯事になってきました。昔は業界の知り合いを作っておくと報道される前に知ることができると言われましたがFacebookなどで同様のことが起きています。
また価値観も変わりつつあり、堺屋太一氏が職縁社会から好縁社会に移りつつあると述べていますが、仕事ができるという評価から自分が所属するネットワークで周囲にどれだけ貢献できたかに重きをおく人が増え始めています。ソーシャルなネットワークに参加し、誰かとつながることの重要度がアップしている時代、わたしは今日も「いいね!」ボタンを押します。(笑)