ITC近畿会・総会

itc201206.jpg午後から大阪産業創造館へ

ITコーディネータの集まりであるITC近畿会の総会&セミナーが開催されました。会員数が20名というITC三重と違い、さすがに200名近い会員がいるので広いセミナー室を使っていました。総会は1時間ほどで終了し、その後はセミナーです。

近畿経済産業局、ITC協会・会長の講演後、雑誌「COMPASS」の石原編集長のセミナーがありました。雑誌「COMPASS」は中小企業のIT入門マガジンでメインターゲットは中小企業の社長さん。創刊から10年目を迎える雑誌です。

石原編集長にはITをうまく活用している企業事例などをお話いただきましたが、とても面白かったですね。ずっと下請仕事をしていた企業がリーマ
ン・ショックの影響で売上が半減。社長は雇用を守るため消費者向け商品を開発。雇用調整助成金を受けている間に新規事業をなんとか軌道にのせられ危機を脱
出しました。

経営者がどう考え、行動するかによって本当に結果は千差万別。先がよめない時代、多くの経営者はギリギリ悩みながら経営を続けていますが、立場が違う従業員にはなかなか伝わらないでしょうね。

12回目の講座が終了(京都橘大学)

tachibana20120627.jpg京都橘大学へ、今日で講座は12回目。残り3回で全講座終了です。

マルチメディアの講座は動画編集のやり方とYouTubeへのアップを行いました。学生の多くはYouTubeを見たことはあっても、サイトにアップしたことはさすがになく、アカウント登録からスタート。タイトルの付け方やトリミングなど動画編集もバッチリです。

ウェブの講座はスタイルシートの最終日。ホームページで表示する画像に対してフィルター処理を使い、透明度を変えたり影をつけたりましたが、まあまあ高度な内容です。途中で、「皆さん、ついてこれていますか」と聞いたら「は~い」と学生も答えていたので、まあ大丈夫でしょう。(笑)最終課題が楽しみです。

写真は清優館(看護学部)の1階。なかなかオシャレな空間です。

不思議な名鉄瀬戸線

meitetu201206.jpg瀬戸市の企業を訪問してきました。瀬戸焼で有名な瀬戸市でネットワーク強化事業の専門家派遣で行ってきました。

瀬戸へは名鉄で行けるということで名古屋駅から出ているのかと思ったら、名鉄瀬戸線は孤立線になっていて、地下鉄でまず栄に出ます。地下鉄の駅からすぐ近くに栄町駅があり、ここが始発駅。ここから尾張瀬戸駅まで路線がつながっています。

名鉄は名古屋駅が起点なんですが、初めて乗ろうとすると絶対に戸惑いますね。行き先が津島方面、岩倉・犬山方面、一宮・岐阜方面の列車が同じホー
ムに来ますので、自分がどこへ行きたいのか、どの電車に乗らないといけないのか把握していないと、えらい所へ連れていかれてしまいます。瀬戸へ行くの大変
だと思ったら、全然違う路線でした。

なんで孤立線になっているのか調べたら、もともとは瀬戸焼を運ぶために瀬戸自動鉄道が明治時代に作られたのが発端でした。業績が悪くなったこともあり戦前に名鉄と合併したんですねえ。

また不思議なことに普通、準急、急行が走っていて停まる駅が違っていますが、どこの駅でも追い越しがないので、つまり来た電車に乗るのが一番早いという不思議な路線になっています。

経営情報システムがスタート

LEC梅田校へ。

本日から中小企業診断士試験の経営情報システムの講座がスタートしました。来年8月に実施される1次試験に照準をあわせています。

経営情報システムはITが得意な人にとってはとっつきやすい科目ですが、苦手な人にとっては専門用語のオンパレードで、覚えないといけない用語が
多く大変。BIOS、RS232C、IEEE1394、SCSI、IDEなど、まさに暗号ですね。講座が終わった後、「ハア~」というため息が教室から漏
れていました。(笑)気持ちはよく分かります。

講座が終わって地下鉄谷町線に乗ろうとホワィティ梅田を歩いていたら、いつも混んでいる立ち飲み屋ヨネヤにほとんど客がおりませんでした。久しぶ
りの講座でノドが乾いたので、ビールと串かつを堪能。ヨネヤ、以前は朝10時開店だったんですが1時間早くなって9時開店になっていました。朝早くから
ニーズがあるんですねえ。(笑)

2015年には9000社まで減少する印刷業界

itc201106.jpg2ケ月に1回開催しているITC三重の定例会を開催。場所は三重県産業支援センターの会議室です。

本日はアサプリホールディング(印刷業)さんに印刷業界を取り巻く状況や現在、取り組んでいる内容を紹介いただきました。

■印刷業界を取り巻く状況
従業員4人以上の印刷会社、2005年には全国に1万4千あったが2015年には9000社まで減少する模様。

減少する理由
・デザインデータがあればネット経由で印刷依頼でき価格が下落
・インターネット対応できない印刷会社が淘汰される
・後継者がいない 25%

三重県の印刷業界でも価格破壊が起きており、電子入札で従来の半額で落札する業者がいる。デザイン込の価格で、どう考えても無理な値段だが、県の場合、納品の翌月に現金化できるので自転車操業的になっている事業者の模様。

■アサプリホールディングの取組
アサプリホールディングの取組で面白かったのが「トラサンレポート」のよる情報共有。トラサンレポートとはトラブル・サンキュー報告の略で、クレームなどがあったら対応策を含めて書き込まないといけません。社長も含め、皆がコメントをいれます。

クレーム報告を上げるのは営業としてつらいのですが、会社の方針としてクレームを全て出すことが奨励されていて人事には影響しません。反対にクレームを隠せば処罰の対象となる風土を作っている点がすごいですね。

教室でお留守番

京都橘大学。本日のマルチメディアの講義は素材集め。

この後の講座で動画編集を勉強し、YouTubeにアップしたりするので、各自でテーマを決めてもらいデジカメを持って学内に撮影に行ってもらいました。テーマは学習している内容でもクラブ紹介、学食でもなんでもOKです。

2人、3人で1チームを編成。一人で受講している学生も多いので、教室で顔をあわせても話をしたことがないのが多いので、まずはお互いに自己紹介。少し打ち解けたところで学内に散ってもらいます。

デジカメからのデータの取り出しなどがあるので撮影時間は大体60分。学生がいなくなると教室には私一人だけ。じっくりレポートの採点などをしておりました。

学生にPreziの課題を出しているんですが、さすがに学生は飲み込みが早く、いろいろな作品を作ってきます。
→ Prezi  「▶」を押してください

飯の種の見つけかた、仕事人脈のつくりかた

tiken20120619.jpg昨日は大阪産業創造館で知研関西セミナー

福島 哲史氏に「飯の種の見つけかた、仕事人脈のつくりかた」というタイトルでお話いただきました。

ビジネス書など100冊以上を出されていますが、出版企画書を作るのはゼロから1を作る作業でパワーがいります。採用される率は1割程度なので100冊出したということは1000の企画を出したということです。

いろいろと面白い話があったのですが、若い方向けに自分をいかに成長させるかという話がありました。

■自分を成長させるには殻を破ることが必要。

昔は上司からムリ、ムダ、理不尽な指示があり、なにくそとこなすことで成長できましたが、今はそんな時代ではありません。

また好きだというだけで動くと壁にぶつかります。意識的に自分がきらいなことに取り組んだり、きらいな人と会うことで自分の殻を破ることが重要。好ききらいと優れているということとは違います。セミナーに参加しようかどうしようかと迷ったら行くことが大切。

個人的に面白かったのが実際にどう仕事を取るかの話で、講演料などは経費削減で減らされていますので、最初から予算化されている広告宣伝費などの勘定科目となるように提案することが肝心という話です。なるほど!

セミナーの様子です。

http://tiken-kansai.org/TS12/S12-06.html

福島へ

houraiya201206.jpgもともとのスタートはNifty-ServeにあったFlic(資格)フォーラムの中小企業診断士勉強会。札幌、東京、名古屋、大阪にオフライン勉強会が
組織され年に1回全国オフが開催されていました。紆余曲折ありましたが、今だに全国オフが続いています。今回は自分たちなりにできる復興支援がテーマで場
所は福島。

郡山駅に集合し、まずは工業団地にある宝来屋さんを訪問。1908年創業の老舗で、柳沼社長に工場見学や概要を伺いしました。ここは日本で初めて
カップ味噌汁を作った会社で味噌や麹が主力製品です。郡山は全国的にも珍しく、麹屋さんが20軒もあります。話は奈良時代にまで話がさかのぼります。

猿沢の池 采女

都から葛城王とが、地方の政情視察のため、郡山を訪れます。この時に接待のため采女を差し出したのですが、葛城王が気に入って奈良へ連れ帰りまし
た。郡山の恋人と別れてきた采女は望郷の思いが強く、猿沢の池に衣を深べて、身を投げたとみせかけ故郷に戻ります。ところが恋人は別れをはかなんで死んで
おり、采女も後追いしたという伝説が残っています。

当時の奈良の文化がいろいろと入ってきたようで、それで麹の技術が郡山に根付いたそうです。味噌が主力商品でしたが原発事故以来、東京マーケット
で全然売れません。放射能の問題がないことはバイヤーも分かっていますが店頭で説明する手間がかかるため扱ってもらえません。そこでいろいろ仕掛けていて
大手が出て来られない甘酒市場(ペットボトルで飲める甘酒)や塩麹市場で売上を伸ばしています。郡山商工会議所の皆さんにはお世話になりました。

▼宝来屋
http://www.e-horaiya.com/

夜はフラガールの舞台となったいわき市のハワイアンズへ移動。郡山商工会議所によると「いわき」は復興需要で潤っているが、郡山は観光地でないた
めまだまだだそうです。実際、ハワイアンズのホテルは満室でしたが、湯本駅近くの湯本温泉郷は休業も多く、町も閑散としていました。震災の影響もあります
が、車社会対応の問題もあります。

ボン・ビーバン4・5月号に執筆しています

ボン・ビーバン
全国信用組合中央協会という信用組合の中央組織が出しているのが情報誌「Bon Viant(ボンビーバン)」。隔月で出ています。4・5月号から「インターネット活用のヒント」として連載しておりますが6・7月号が出ました。
今回のテーマは「ホームページで自店をアピール」。お店やサービスを探す時、以前はタウンページが定番でした。我が家にもタウンページがありますが封も開けずにほったらかし。ふだん探す時に利用するのが検索画面。ということでホームページの重要性について書いています。
信用組合の店頭などに並んでいますので、機会がありましたらご覧下さい。

てんこ盛りの机の上

3週間ぶりに三重県産業支援センターへ。

6月は大学の講座などがいろいろ入っていて、なかなか支援センターへ行けていません。予想どおり、机の上には回覧文章などがてんこ盛りになっていました。1時間以上かけて書類整理して、ようやく書類の下からパソコンが出てきました(笑)。

と思ったら電話。
「今日は支援センターにいてますかあ。今から行きますので」と結局、支援センターまでおこしいただいての相談が2件。昼からは四日市商工会議所で窓口相談の予約が入っていたので四日市へ移動して相談。ウーン、書類整理できなかったなあ。