橘でWOC認定看護師コース

京都橘大学でWOC看護認定看護師コースを担当中。

情報管理の講座は全部で15講座あり、今日で12講座が終了。今週の水曜で私の担当分はすべて終わります。受講生(看護師さん)の皆さんも授業開
始から1週間たってだいぶ慣れてきた模様。全体の講座は12月まで7ケ月間続きます。すべての講座が終了すると排泄ケア分野を受験する資格が得られ、その
後に試験を受け合格しないといけないので大変です。

受講生は現役の看護師さんですので、女性がほとんどですが、男性も一人混じっていて、まさしく女の園ですねえ。(笑)毎年、男性の看護師さんが
1~2名受講されています。皆さん、社会人ですので取り組みは真剣。学生のように遅刻するような受講生はおりません。お子さんを郷里に残して下宿されてい
る人もいて、受講生も大変です。

食品サンプルの発祥は大阪

sample201206.jpg船場総研のメンバーと平野へ出かけました。船場総研とはパソコン通信Nifty-Serveにあった中小企業診断士のオフライン勉強会「船場勉強会」のOB、つまり中小企業診断士で組織している研究会です。年に何回か研究会を開催しています。

JR平野駅に集合して歩き出したのですが、先導メンバーが迷子になってしまい、結局、駅から10分で着くところに30分かかったたどりつきまし
た。おかげで平野の中小企業の様子がよく分かりました。たどりついたのは森野サンプルという食品サンプルを作っている会社。体験コースがあり、ケーキやパ
フェが作れます。

私はケーキを選択。土台に実際のケーキを作るようにクリームを塗って、その上にイチゴなどをトッピングしていきます。最後にイチゴなどにニスを塗って完成。これでラシク見えるのがすごいですねえ。

体験コースは一人3000円で自分が作った作品を持ち帰れます。本日参加していたのは30名で、9万円の売上。またワケありの食品サンプルなども
安く売っており、こちらの売上もあり、なかなかうまいビジネスモデルになっています。メルマガ会員向けの特別講座の案内もあり、なかなかうまい経営をして
います。

食品サンプルを誰が始めたかは分かりませんが、広めたのは「いわさき」という大阪の会社で森野サンプルの先代も「いわさき」で丁稚奉公しながら学
んだそうです。食品サンプルって大阪の地場産業だったんですね。海外でも台湾や中国で出来始めていますが、日本のような繊細なモノはできないそうです。

私は病気じゃない!(WOC認定看護士)

今年も京都橘大学でWOC看護認定看護師コースを担当しています。

受講生は現役の看護士さんで、入学には5年以上の実務経験が必要。7ケ月間の講座で終了すると日本看護協会が行う認定看護師認定審査を受験する資格ができます。

今年も全国の病院から看護士さんが受講。関西にお住まいの看護士さんは大阪などから通学していますが、東北や四国など遠方の方は家族と離れて下宿しながら久しぶりの学生生活。

講座はみっちり詰まっていて、皮膚・排泄ケアに関する専門教育が目白押しです。ただ共通科目がいくつかあり、私の担当は情報管理。概説の話をしても面白くないので、病院に戻っても役立つ実践的な内容を心がけてやっています。

その一つにメールマナーに関する講座もあり、ひと通り講座が終わった後、夜中に受講生にメール。今年の内容は「主治医にストマ(人工肛門)をつけた方がよいと言われたのですが、どうしたらよいでしょうか」という患者を装った問い合わせメールです。

レポートの意図で送っていて、翌日の講座で「メールを送ったので、病院スタッフとして回答ください」と伝えたのですが、受講生は深夜や早朝にメールを見て、私が本当に相談していると思い込んで丁寧な返事。(笑)さすがに看護士さんです!

去年は「高血圧で困っています」という内容でメールを送ったら、ほとんどの受講生が私の体型を見て、課題ではなく本当の相談だと思ってしまったので、今年はストマ(人工肛門)にしたのですが、あきませんでした(笑)

松平筑前公園

kouen201206.jpg京都橘大学には山科駅、京都駅からスクールバスが出ているのですが、他に丹波橋駅からも出ています。バスの本数も少ないのでなかなか時間があわないのですが大学からの帰り、初めて丹波橋駅行きに乗りました。途中、JR六地蔵と京都橘高校を経由します。

丹波橋駅に着いたので、付近を散策。京阪、近鉄、JRが並行して走っていて丹波橋駅、桃山御陵駅、中書島駅、桃山駅などはすぐ近くにあります。
ちょっと歩いたら坂本龍馬が定宿にしていた寺田屋。伏見の酒蔵などがあり、町を歩くと鳥羽伏見の戦いでついた銃弾の跡が壁に残っていたりします。

もともとは秀吉が作った伏見城の城下町で、小さな公園があるんですがユニークな名前がついています。大手筋通りにあるのが松平筑前公園。前田利家の四男利常が住んでいた松平筑前上屋敷跡です。他にも羽柴長吉中公園や金森出雲児童公園などがあります。

町を歩いていると景勝町という看板を見つけました上杉景勝の屋敷があったところです。筒井伊賀東町、長岡越中東町、福島大夫西町、毛利長門東など町の名前を見るだけで楽しめる町ですね。

天王山(山崎城)

yamazaki201206.jpg毎年、この時期に行なっている京都橘大学の集中講座がスタート。講義は午前中だけですので午後は山崎で下車。

秀吉と光秀がぶつかった山崎の合戦の舞台で、天下分け目の天王山と言われます。行楽シーズンになると高速道路の天王山トンネルの渋滞でも有名なところです。この天王山ですが、山の中腹にある山崎天王社に由来するんですね。

山崎駅から急坂を登るとハイキングコースになっています。月曜の午後にハイキングしている人なんていないだろうと思ったら、けっこうハイカーとすれ違いますね。クールビズとは言いながら皮靴で登っているので、周囲からは浮いています。

天王山の頂上に登ると、小学生の一団がワイワイやっています。この頂上付近は山崎城の跡地で光秀を破った秀吉が山崎城を作り、大坂城に移るまで利用していました。現在も曲輪の後などが残っています。

頂上付近をウロチョロしていたら、小学生に「おじさん、何してんの?山登り?」と尋ねられました。

「チャウチャウ、このあたりは昔の城跡なんだ」

「エー、ほんま」

そら小学生から見たら、ただの空き地にしか見えないでしょうなあ。

国道308号線 暗峠

hiraoka20120602.jpg健康のために時間があると家の近くを散歩していますが、今日は久しぶりに生駒山へ

生駒山へ登るにはいくつかハイキングコースがあるんですが、枚岡神社の上から神津岳コースを選択。中高年のグループが多いのですが、ファッショナブルな山ガールの一団もおります。こちとら散歩なので普段着にタオルという格好で登っています。

神津岳には枚岡神社の元の場所があり、奥宮が建っています。神津岳の頂が平らな丘であったことから「平岡(枚岡)」の社名となりました。ただ、こ
んなう山の上までお参りに行くのは、かなりハードです。この奥宮が出来たのは神武天皇が盾津から奈良へ攻め込んだ時なので、神代の時代ですね。現在の社殿
に移ったのは白雉元年(650)です。

なるかわ園地の休憩所へ行くと、生駒山上へ向かう道は落石などで通行止めになっていて、少し迂回しないといけないとあり、方針を変更。そのまま国道308号に出て、暗峠を目指します。古代からある奈良と大阪を結ぶ街道があり、奈良と大阪の境目が暗峠です。

暗峠へ行く道は国道308号になっていますが、幅も狭く、急勾配になっています。一番通るのはハイカーですね。無理をしたら車でも登れますので、もの好きな車がたまに通りますが、皆、道を間違えています。

写真の左側の細い道が国道308号で住宅地を通って暗峠へ向かう道なんですが、皆、間違えて右側の生駒縦走路(ハイキングコース)に入って行けず
に戻ってきます。ここから暗峠まで車がすれ違う余裕があるところはありませんので、対向車がこないことを祈るしかないですね。ワイルドーだぜえ!

有岡城(伊丹城)

arioka201205.jpg法事が伊丹市であったので朝から出かけてきました。法事が終わってからJR伊丹駅の目の前にある有岡城へ。

織田信長に所属していた荒木村重が突然謀反を起こし、伊丹城の戦いとなりましたが、この舞台となったのが有岡城です。と言っても本丸跡が公園として少し残っているぐらいですが、堀跡や土塁跡を見ることができます。都会のど真ん中によく残っていますね。

荒木村重を説得に有岡城へ行った黒田官兵衛が捕えられてしまい城の中の牢獄に1年間投獄されてしまいます。黒田官兵衛は息子の黒田長政を信長に人
質に出していましたが、信長はなかなか帰ってこない黒田官兵衛を裏切ったのではないかと考え秀吉に、人質の黒田長政を殺すように言います。この時、竹中半
兵衛が信長の命に逆らって黒田長政を匿うというシーンはよく時代劇などで描かれています。

有岡城は城下町を含めた惣構えになっていて、町の周りが土塁や堀で囲まれた大きな城でした。今のところ日本最初の惣構えのようです。さすがの信長も攻めあぐね、最後は城内からの裏切りで落城します。

北の端には「岸の砦」があり、現在の猪名野神社と考えられています。行ってみると神社の中には土塁跡が残っていました。JR伊丹駅と阪急伊丹駅のちょうど真ん中が惣構えの範囲にすっぽり入っています。