明日香城塞群(3) 奥山城

奥山城
飛鳥資料館の裏にあるのが奥山。ここにあったのが奥山城です。誰が造った城なのか記録は残っていません。
皇太神社へ行く途中に公園みたいなところがあるので、ここにレンターサイクルをとめれます。公園から一番端の郭に入れますが、堀切がすごく郭に入るには切岸を登らないといけません。この郭からの眺めがよく雷丘城や雷ギヲ城を見ることができます。ですので雷丘城と対峙するための城だったかもしれません。
縄張図を見ると他にも郭があり、行きましたが藪だらけの郭で途中で迷っていまい、結局、皇太神社の裏側に出ちゃいました。途中、堀切のようなものがありました。飛鳥資料館へ行く人は多いのですが、こんな山城に登っている人は皆無でしょうねえ。

バグ本は日経コンピュータの書評に掲載

日経コンピュータ
バグ本が日経コンピュータの書評に取り上げてもらいました。
出版社から連絡をもらったので、さっそく昼休みに本町の紀伊國屋書店へ行ってゲット。
日経コンピュータ(2017年3月30日号)P112 Booksに3冊取り上げられており、一番左側です。
「1837年の歯車を使った機械式計算機の登場から、2017年以降の人工知能(AI)発達によるシンギュラリティー(技術的特異点)に至るまで、コンピュータの歴史を91個の逸話でまとめた。類似の歴史書は少なくないが、本書は専門用語を避けたユニークな言葉遣いで、誰でも読みやすく工夫している….」
日経BP社さん、ありがとうございます。
日経BP社さんでは日経PC21に8回(1998年5月号~12月号)にわたり電子メールの連載をしていました。もう20年も前の話ですので、お世話になった編集者もどこかへ移られたでしょうね。

明日香城塞群(2) 雷ギヲ城

雷ギヲ城
明日香というと蘇我馬子や聖徳太子などが活躍した古代の宮跡というイメージがありますが、その後も現在に続く歴史がありました。応仁の乱から戦国時代にかけて大和では国人どおしの戦いがあり、最終的に織田信長が大和を平定するまで戦乱が続きます。明日香には山も多く、城造りにはうってつけの土地でした。
大和三山・耳成山の頂上には天神山城という城が造られ、この城で室町幕府方の赤澤朝経(ともつね)という武将が大和の国人と戦っていました。越智氏、十市氏、箸尾氏が多武峰(中大兄皇子と藤原鎌足が密談した談山神社のある所)の城塞群にたてこもっており、明日香も戦場になっていました。
雷丘の北側200メートルぐらいの所に雷丘と同じような丘があり、ここが雷ギヲ城です。見事な郭跡と堀切が残っていました。雷丘のすぐ近くなので連携して用いられたか、付城としたのかなど詳しいことは分かっていません。

明日香城塞群(1) 雷丘城

雷丘城
大君は 神にしませば 天雲の 雷の上に いほりせるかも
皆さんご存じのように柿本人麻呂の有名な歌で、歌の舞台は明日香にある雷丘(いかづちのおか)です。雷丘のすぐ近くで小治田宮と書かれた土器が見つかり、この付近に推古天皇の小治田宮があったようです。教科書の記載でもめている聖徳太子が小野妹子を隋に派遣し「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す」という国書を渡し、翌年には隋使・裴世清を連れて帰国します。一行を迎えた場所がこの小治田宮となります。
■雷丘城
雷丘は高さ10メートルほどの小高い丘で上に登ることができます。この丘は中世には城になっていました。一番上に主郭があり、隣りの郭との間には堀切もあります。これがなかなか見事な堀切でしっかり残っていました。よく見ると帯郭もありました。ただ掲示板などには城に関する説明はどこにもないので明日香を散策する人にとっては単なる丘です(笑)

合同会社を作ろう 最終回

商号は15年間使っていた屋号「水谷IT支援事務所」を英語にすると「Mizutani IT Support Office」で、ここからOfficeを取って、合同会社エムアイティエス(MITS)にしました。法人番号公表サイトで調べると岡山に有限会社エムアイティエス(介護施設)、東京に株式会社エム・アイ・ティ・エス(ホームページなし)があるだけで、ほとんど使われていない商号です。
で設立しました。
合同会社エムアイティエス(法人番号7122003001320)
■エムアイティエスは有名な商号
実は有名な商号で、商号がほとんど使われていないのはラッキーでした。”エムアイティエス”という名前を聞くとIT系の方は大概、「ハハーン」と思います。1974年にアメリカのMITS(Micro Instrumentation and Telemetry Systems)社が出したのがアルテア8800。アルテア8800は世界最初の個人向けマイコンでスタートレックに由来する名前です。
アルテア8800から現在に続くパソコン文化がスタートします。若きビル・ゲイツとポール・アレンがアルテア8800向けのベーシックを開発し、MITS社への売込に成功、MITS社の本社があったアルバカーキ―にマイクロソフト社を設立します。
ここらへんの裏話は『バグは本当に虫だった-なぜか勇気が湧いてくるパソコン・ネット「100年の夢」ヒストリー91話』に書いていますので、ぜひお読みください(笑)
→ バグは本当に虫だった

合同会社を作ろう(6) 自分の給与を決める

東大阪年金事務所
■東大阪年金事務所
法人では経営者も給与をもらう立場となり、自分で自分に給与を払うことになります。ただ最初に月給を決めて期の途中で変更はできませんので、けっこう思案しないといけません。売上があがらない間は自分の給与で資本金を食いつぶすことになります。(笑)ですので資本金はある程度、積んでおかないとすぐに債務超過になってしまいます。
自分の月給を決めたら東大阪年金事務所へ。受付で会社設立の手続きですと言うと2階に案内されました。ここで出すのは下記です。
・新規適用届
・給与支払い事務所等の開設・移転・廃止届出書
・被保険者資格取得届(月給はこっちに書く)
一緒に定款のコピー、履歴事項全部証明書のコピーを提出します。
■大阪府中河内税務署
府の税務署にも設立の届出がいります。東大阪の場合は小阪にある大阪商業大学のすぐ北側に大阪府中河内税務署があり、ここに提出します。15年前、開業届を出しに行って以来です。ここで出すのは法人設立等申告書で、定款のコピーと履歴事項全部証明書のコピーを提出します。提出すると申告書のコピーをとって受付印を押して返してくれました。
■東大阪市役所
次に荒本の東大阪市役所へ、法人設立は3階の税務部へ。法人等設立(開設)申告書を定款のコピーと履歴事項全部証明書のコピーと一緒に提出します。ここでもコピーをとって受付印を押して返してくれました。というわけでこれで手続きは全て終了!
と思っていたら国民健康保険の窓口が2階にあったので聞くと、「国民健康保険脱退手続き」を出さないといけないということで協会けんぽから書類が届いちから郵送すればよいそうです。
■法人口座を作る
都市銀行などで口座を作ると月額手数料が2,160円いりますので、月額手数料がかからないネットバンクに法人口座を作ることにしました。口座開設依頼書以外に履歴事項全部証明書(原本)、法人の印鑑証明書、定款のコピー、個人の身分証明書(免許書)などがいります。審査が通れば法人口座開設になりますが、提出してから2週間ほどかかります。
【合同会社設立でかかった費用】
印鑑 15,900円
印鑑登録証明書 300円
電子認証 5,000円
登録免許税 60,000円
証明書発行手数料 2,850円(600円×4通+450円×1通)
合計 84,050円
【合同会社設立にかかる時間】
印鑑作成(届くまで3日ほど)→書類作成→法務局へ提出→4営業日後ぐらいに登記終了→税務署などへの届出→口座開設依頼→2週間ほどかかる
ですので印鑑作成からいくと3+4+14で3週間ほどになります。

合同会社を作ろう(5) 税務署へ

東大阪税務署
■会社設立日とは
法人番号指定通知書に法人番号指定年月日とあるので、これが会社設立日かなと思ったら、履歴事項全部証明書を見ると東大阪法務局に書類を出した日が会社設立日になっていました。
設立年月日にこだわる人は、持ち込み日や郵送日でコントロールできそうです。でも法務局が休みの日はどうなるんだろう?
東大阪法務局で受け取った履歴事項全部証明書をコンビニで3枚コピーしました。
■東大阪市税務署
前回、もらった下記の書類を提出します。提出用と控用の2種類があり、ひたすら同じ内容を手書きするのが、けっこうハードですね。法人設立届出書に法人設立の形態があり、いわゆる法人成の場合は「個人企業を法人組織とした法人である場合」に丸をします。個人事業をそのまま残す場合は空白でかまいません。
・法人設立届出書
・給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書
・青色申告の承認申請書
・棚卸資産の評価方法の届出書
あとネットを調べていると源泉所得税の納付を毎月ではなく年2回に集約する場合は下記の書類を出しておかないとダメというのを見つけてこちらも提出します。
・源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書
これに定款のコピー、履歴事項全部証明書(原本)、合同会社の社員(出資者)名簿、設立時の貸借対照表を添えて提出します。控用の書類に受付印を押して返却してくれます。

合同会社を作ろう(4) 履歴事項全部証明書

東大阪法務局
■法人番号指定通知書が届く
東大阪法務局へ定款などの設立書類を出し、4営業日の間に電話もなかったので無事に設立されたようです。と思っていたら1週間ほどすると法人番号指定通知書が郵送で届きました。マイナンバー制度で法人には法人番号がつくようになりました。これで無事に設立されたことが確認できました。
合同会社エムアイティエス(Mizutani IT Support)
法人番号 7122003001320
■東大阪法務局へ法人の印鑑登録にいく
東大阪法務局1階で前回、もらった印鑑カード交付申請書に法人の実印を押して提出すると5分ほどで印鑑カードがもらえます。印鑑カードは印鑑証明書を発行する時に必要となります。
2階窓口で履歴事項全部証明書の申込書を書いて4枚発行してもらいましたが、実際に必要だったのは2枚でした。税務署のホームページなどを見ると登記簿謄本がいると書いてあり、窓口で聞くと登記簿謄本は昔の言い方で今は履歴事項全部証明書に統一されているそうです。まぎらわしいですねえ。
2階の奥に印鑑証明書の発行機があったので、さっきもらった印鑑カードを差し込んで発行しました。と言っても機械から証明書は出てこず、窓口でもらいます。(笑)
【ここまでかかった費用】
印鑑 15,900円
印鑑登録証明書 300円
電子認証 5,000円
登録免許税 60,000円
証明書発行手数料 2,850円(600円×4通+450円×1通)
合計 84,050円

合同会社を作ろう(3) 登記

東大阪法務局
■出資金を振り込む
会社設立前なので法人口座がまだありません。そこで個人口座に出資金を振込ます。自分の名前で自分の口座に振込します。振込をしたらすぐに通帳の記帳をします。でないと後の取引明細が下に並びますので、なるべく早い方がよいでしょう。コピーするのは通帳の表紙、裏表紙、出資金の明細が書かれた3枚になります。
■法務局に出す書類を用意する
会社設立freeeでは提出書類の一式が出てきますので、これを印刷します。どう書類をセットするか、どこに印鑑を押すかは説明がありますので、その通りにします。
合同会社設立登記申請書
登録免許税納付用台紙
代表社員、本店所在地及び資本金決定書
就任承諾書
払込があったことを証する書面(通帳のコピー)
印鑑届出証明書
別紙(OCR)
CD-R(電子定款)
■法務局へ行く
郵送もできますが、河内永和駅近くにある東大阪法務局へ提出に行ってきました。登記するには登録免許税が必要で、「6万円または資本金の額の0.7%のうち高い方」となっています。 0.7%を超えるのは資本金860万円ぐらいですので、これ以下の資本金なら6万円になります。東大阪法務局の2階で印紙を売っていますので、6万円を買って、登録免許税納付用台紙に貼ります。提出先は1階の商業・法人登記の窓口になります。
窓口で書類一式とCD-Rを渡したら印鑑カード交付申請書をもらいました。登記が終わったら印鑑カード交付申請書を出せるそうで、提出書類に不備があれば電話するそうです。大体、4営業日後ぐらいまでには終わるそうです。
提出が終わったら近くにある東大阪税務署と年金事務所をまわって会社設立で出さないといけない書類一式をもらってきました。
【ここまでかかった費用】
印鑑 15,900円
印鑑登録証明書 300円
電子認証 5,000円
登録免許税 60,000円
合計 81,200円

合同会社を作ろう(2) 定款作成

freee
■印鑑登録証明書をとっておく
定款には代表社員の実印を押しますが、別途、印鑑登録証明書を添付しないといけません。また印鑑登録証明書に記載されている住所通りに記載しないと定款の修正になったりしますので、何はともあれ印鑑登録証書を取りに行きましょう。実印登録していない場合は役所へ行って登録から手続きしないと行けないので、相当の日数がかかります。印鑑登録証明書ですがマイナンバーカードを作っておけば、全国のコンビニで印鑑登録証明書を手に入れられますので便利ですねえ。(手数料300円)
■定款をつくる
以前はネットで定款を検索して書き換えたりしていましたがクラウド会計各社から便利なツールが無料で提供されています。私はfreeeが提供している会社設立freeeを使いましたが、他にもMFクラウド創業支援サービスや弥生のかんたん会社設立などがあります。
合同会社で決めないといけないのが
・商号
・会社の住所
・代表社員
・事業内容
・出資金
・決算期
・公告 官報にするのか電子公告にするのか 電子公告ならURL
だけで、これを会社設立freeeに入力すると定款が出来上がります。定款のチェックをしてほしいとネットで探すと東大阪公証役場で行っているということで連絡してFAXで送ったら、合同会社の場合はチェック不要だと返事が返ってきました。
会社設立freeeでは定款の電子認証を司法書士に依頼(5,000円)するか、もしくは紙で東大阪公証役場に出すか(印紙代4万円)の選択画面になります。電子認証すれば印紙代4万円は必要ありません。
自分で電子認証する手もあるのですが面倒そうなので司法書士に依頼しました。連絡して振り込むと司法書士が電子認証をしたPDFを送ってきますので、これをCDに焼きます。
【ここまでかかった費用】
印鑑 15,900円
印鑑登録証明書 300円
電子認証 5,000円
合計 21,200円