本屋さんの開業相談

本屋
いろいろな業種の開業相談に今までのってきましたが、今日あったのが新刊書店の開業相談。
以前にネット専業の古本屋さんを開業したいという相談はありましたが、店舗をもった書店の相談は初めてです。大型書店が増え、24時間営業しているコンビニで雑誌や漫画を買えるようになり、減っているのが街の本屋さん。
2000年に21,495 店あった本屋さんが2014年には13,943 店まで減っています。毎年、500店以上が減っているので1日に1店以上の本屋さんがなくなっています。
相談者は若い20代なんですが、なんで本屋さんを開業するかと言えば、長年、やっていた街の本屋さんが高齢で、子供も継いでくれなく、継いでくれる人を探していたところ、ご縁があったそうです。ですので事業承継型ですね。
美容室などへの雑誌配達の固定客をそのまま引き継ぐのでビジネス的にも固いのですが、今はほとんど期待できない店売りを伸ばしていくことも考えています。取次(書店の卸)とも話ができており、三月書房など特徴がある書店についても、よく調べていました。街の文化を守っていってほしいですね。

篠原城(金子城)

小机城跡を訪れた後、新横浜駅に戻り、次に目指したのが篠原城(金子城)。
新横浜駅のホームから見える小山が城山です。城山という名前がついている通り、戦国時代のお城がありました。今は住宅街になっていますが、頂上部分などには土塁などが残っているそうです。ただし金網の向こうで保護のため立入禁止になっています。金網ごしに空堀が見えました。城跡なので、けっこう急坂の住宅街になっています。
2011年に一部、発掘調査が行われ説明版などが整備されていました。金網をよく見ると3月7日(土)に城跡を見学できる見学会を先着30名で行うと書かれていました。城に行ったのは先週の土曜日でしたが、うーん、来週はさすがに来れないなと断念。
篠原城が最初に造られたのは15世紀で、やがて後北条氏が支配するようになります。城を守っていたのは小机衆の金子氏だったようです。小机城からそう離れていないので、一帯で運用していたのでしょうね。
しかし新幹線と横浜線に囲まれた都会の一角に戦国時代の城が残ったというのはすごいですね。目の前には新横浜プリンスホテルのタワーがあります。

平成26年度補正 創業・第二創業促進補助金

【平成26年度補正 創業・第二創業促進補助金】
募集期間:~3月31日(火)締切
■対象:2015年3月2日以降に開業届を出す個人事業主または法人を設立する人
 3月2日以前に個人事業主で開業しており、法人成りするのはダメ。ただし法人代表でありながら、別事業を個人開業で始めるのはOKです。
 ※以前の創業補助金は1年前ぐらい前の創業もOKにしていましたが、今回は募集開始以降の創業に限定されました。
■補助対象期間:交付決定日~2015年11月15日(日)
 ※3月末締切なので交付決定は5月の連休明け頃になりそうですから、実質6月~10月(5ケ月強)の経費が対象になります。
■書類作成にあたっての注意点
1)認定支援機関に書いてもらう書類が必要です。金融機関との連携の覚書が必要ですので、事業を行う土地近くの銀行支店自身が認定支援機関になっていますので、支店に頼むのが早いでしょう。ただし内部決裁に1週間ぐらいはかかりますので、29日に書類を送るとすると20日(金)には作り上げて、支店に頼まないといけません。もちろん、その前に協力依頼に行っておきましょう。
2)事務局が東京の電通になり、応募は東京へ郵送することになりました。以前は都道府県の支援センターなどが事務局でしたので、応募書類に不足があったりすると、連絡してもらえるなど融通がききましたが、全ての書類が揃っていないと審査対象になりませんので、書類は完璧にそらえないといけません。
3)応募要領の「11.選考」に審査ポイントが書いてあるので、しっかり読んで書き込みましょう。
  事業の独創性、事業の実現可能性、事業の収益性、事業の継続性、資金調達の見込み
  認定支援機関による支援の確実性
▼平成26年度 創業・第二創業促進補助金
http://sogyo-hojo.jp/

小机城(新横浜)

小机城
新横浜駅から日産スタジアムを超えて歩くと小机という土地があります。
小机に丘があり、ここが小机城。もともとは関東管領上杉氏の城でしたが、家臣が反乱を起こして籠城しました。この小机城を攻撃したのが江戸城を造った太田道灌。見事に落城させました。その後は廃城になったそうですが、やがて後北条氏の城となります。
後北条氏の家臣団に小机衆がいました。昔、読んだ後北条氏を扱った本に本領ではない遠くの城で小机衆が城番を勤めるという記述があり、兵農分離や方面軍(北陸の柴田勝家、丹波の明智光秀、中国の羽柴秀吉、関東の滝川一益)が信長の専売特許のように言われますが、そんなことはなく後北条氏でもやっていたという内容で、妙に印象に残っています。
昔、読んだ本に出てきた小机衆の城が、横浜の都会に残っているんですね。城の西側は道路などで破壊されていますが、中心部は小机城址市民の森として整備されていて、大きな空堀や郭跡などが見事に残っています。郭の一つは、ほぼ四角形で野球グラウンドになっていました。
山城好きは増えているようで、小机城に行くと、せっせと郭跡を歩いているオジサンがおりました。もっとも、こっちもオジサンなんですが(笑)、山城跡で人に会うことは、ほぼないので、なかなか新鮮でした。

矢田城跡

矢田城
桑名商工会議所でのセミナー前に矢田城跡に行ってきました。
桑名駅から少し行ったところに三岐鉄道・北勢線の馬道駅があります。この駅の向こうに見えているのが走井山公園で、ここが矢田城跡。土塁などは残っていませんが、三段の郭跡が広場になっています。伊勢湾が見えて眺めがよいですね。境内にあるお菊稲荷神社が一段高くなったところにあり、櫓があったようです。
この矢田城の麓にあったのが刀鍛冶・村正の屋敷。水が走り出すほどの井戸があったことで走井山という名前になり、刀鍛冶に水はかかせなかったので村正の屋敷があったようです。家康が怖れたという妖刀・村正ですが、これは単なる伝説のようです。
矢田城は北畠の城でしたが、滝川一益の伊勢平定で落城し、長島一向一揆攻めに使われました。近くに愛宕山城もありましたが、こっちは住宅地になってしまいました。