本町橋の夜討

本町橋
本町橋

真田信繁が真田丸で活躍する大坂冬の陣では堺筋本町でも戦いが行われていました。大阪府よろず支援拠点がある大阪産業創造館のすぐ横に本町橋があります。この本町橋の南に陣を置いていたのが蜂須賀軍です。蜂須賀小六が秀吉の天下取りを助け、その功績で子孫は徳島をおさめることになりました。徳川方として出陣していたのが蜂須賀至鎮です。

本町橋の南を守っていたのが蜂須賀家老だった中村重勝。尾張・中村が本貫ですので秀吉や加藤清正と同じですね。ここに夜討をかけたのが塙団右衛門直之で、寝入っていた蜂須賀郡の兵士はビックリ。中村重勝も討ち取られています。塙団右衛門は広報戦略が得意だったようで、「夜討ちの大将・塙団右衛門直之」の木札をたくさん作り、討ち入り時にばらまかせました。SNSのない時代でしたのでクチコミ効果を狙ったのでしょう。塙団右衛門は本町橋の上に床几を置いて、そこで指揮を取っていたそうです。

さて戦死してしまった中村重勝ですが、初代中村勘三郎が息子という説があり、18代中村勘三郎さんが徳島の中村重勝の墓を墓参りしたそうです。本町橋の南というと一華、ぢどり亭あたりが戦いの舞台だったのかなあ。

第56回 BLAST研究会

BLAST研究会
BLAST研究会

昨日は大阪産業創造館で第56回BLAST研究会。 

2002年度に中小企業診断士試験が新制度になった時に誕生した研究会で、ニュータイプ診断士(新制度の中小企業診断士)で構成されています。年に3回ほど研究会を開催し、56回目を迎えました。17年以上、よく続いています。 

3人の発表の後、全員の近況報告を行います。持ち時間は一人1分と言っているのに平気で3分ぐらいしゃべる、しゃべりたがりが多いので、いつも撤収時間ギリギリまでの開催になっています。 

終わってからは北浜のDIWALI(ディワリ)というインド・アジア料理店で交流会。遠くは九州の福岡からの参加者もいてました。 

複業のはじめ方

複業のはじめ方
複業のはじめ方

5月に知的生産の技術研究会・関西で「スキマ時間を生かす新しい副業」というタイトルでセミナーをしていただいた藤木さんの新著「会社を辞めずに“好き”“得意”で稼ぐ!  複業のはじめ方」です。

四日市の丸善に面陳列されていました。おすすめは30代のビジネスパーソンですねえ。

副業ではなく複業というタイトルがついている点がミソ。会社が一生面倒をみてくれる良き時代は終わり、自分中心の生活設計を考えなければなりません。従業員としてはエンプロイアビリティ(雇用され得る能力)を持つことも重要です。そのためには外からいろいろな刺激をうけたり、会社では出会えない人との交流が重要になります。そこで会社に勤めて生活の安定を確保しながら静かな複業をはじめるための入門書になっています。