たくさんの名刺

card20131112.jpg三重県中小企業診断協会が行う「建設業なんでも経営相談会」が近日始まるのですが、事務局から相談者には協会の名刺を渡してくださいと新しい名刺をもらいました。

現在、日常的に使っている名刺はウチの事務所と各支援機関の名刺が3枚で都合4枚。こないだLECからも名刺を送ってきたので、これで6種類になりました。他にもAll Aboutのガイド用名刺があるんですが、こっちはほとんど使っていません。

日常的に使う4種類の名刺を名刺入れに入れているんですが、現場で出すときに毎回、出すのにもたついています(笑)

金生山(きんしょうざん)

新幹線で大阪から名古屋へ向かう時、関ヶ原古戦場跡で笹尾山(石田三成の陣跡)、桃配山(徳川家康の陣跡)を見て、大垣に入る手前、左手(北側)に山が見えますが、これが金生山(きんしょうざん)。
山の半分ぐらいがなくなっていますので、よく目立ちます。この山から良質の石灰岩、大理石がとれるため江戸時代から現代まで採掘され山が半分なくなっています。この石を運ぶためにできたのが美濃赤坂線。東海道本線の支線で大垣駅から美濃赤坂駅を結ぶ5キロの支線です。いつか乗りたいのですが、まだ乗ったことがありません。
この美濃赤坂は中山道・赤坂宿があったところで関ヶ原の戦い前に江戸から着いた徳川家康が陣をしいたところです。近くを流れていた杭瀬川で前哨戦が行われ、島左近の奇襲戦で東軍は負けてしまいました。いつも新幹線から見るだけですが、美濃赤坂、一度行かないと。

八雲立つ

出雲
八雲立つ、出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を
というわけで出雲へ来ております。仕事ではなくて旅行です。奥さんが出雲大社に行きたいと言い出して、遷宮だし、まあいいかというわけで出かけてきました。平日だというのに観光客が多いですね。
出雲大社の本殿にお参りしてから裏側にまわって 須賀社へ。スサノオを祭った社なんですが一説の夜とスガはソガに通じ、蘇我氏は出雲族じゃなかったのかと言われています。となると蘇我氏の大元がここになります。
出雲は三輪山に出雲の神様が祭られているほど、ヤマトに貢献しました。紆余曲折があり没落してしまいます。欽明天皇の時代に復活します。そこから「我、蘇り(われ、よみがえり)」と蘇我氏になったという話があります。

方向音痴になりやすい京都人、神戸人

kyoto_tower201304.jpg神戸のジュンク堂に置いてあった「神戸ルール」という神戸人に焦点をあてた本を読んでいるんですが、なかなか興味深い神戸人について書かれています。 

別の土地に行って、方向音痴になりやすいのはまず京都人。京都と言えば、平安の時代から続く、きれいな碁盤の目。東西南北がはっきりしているのが特徴です。名古屋なんて一見、碁盤の目でありながら飯田街道のように斜めの道はあり、そこらへんに五道の辻があって、こんな所へ行けばよく迷います。 

神戸も分かりやすい土地で。海と山に囲まれた狭い土地ですので、方向が分からなければとりあえず山を探せば、そちらが北側。百貨店の中の案内も山側、海側と書かれています。単純な土地で生活しているので神戸人もほかの土地に行くと迷いやすいそうです。大阪も分かりやすいですね。大阪で山と言えば生駒山ですので、山が見える方向が東です。 

困るのが名古屋。濃尾平野がけっこう大きく、ビルに隠れて山がよく見えません。結果、どこにいるか分からなくなります。JRセントラルタワーズが見えたら、とりあえず名古屋駅の方向だけは分かります。 

あと阪急電車の車体の色ですが、阪急マルーンと言って特に神戸人が愛しているそうです。決して、ヨーカン色と言ってはいけないそうです。言っていますなあ(笑)

1級販売士試験 面接

cci201303.jpg窓口相談は全業種対応なんですが、時たま小売業の相談があるので知識補充もかねて1級販売士試験を2月に受験してきました。 

販売士試験の問題はカリアックが発行している販売士1級ハンドブック(9800円)から出るんですが、これが分野別に5冊もあるので大変。もっとも中小企業診断士試験の企業経営理論、運営管理とけっこう内容がかぶっているので、その点では覚えやすいです。 ライリー・コンバースの公式(小売吸引力の法則)なんて久しぶりに覚えました(笑) 

筆記試験に合格すると面接試験があります。というわけで試験会場の大阪商工会議所へ行ってきました。 

大阪商工会議所の敷地内には商工稲荷神社があります。 大阪商工会議所初代会頭の五代友厚が祭った神社なので、商工会議所へ行くたびに商売繁盛を祈願しています。 

さて面接ですが中小企業診断士試験の面接と違って、試験問題については質問されないんですね。やっている仕事の内容や志望動機を聞かれた後に、専門がITということでFacebookの話ばかりしていました。(笑)

チャウチャウちゃうんちゃう?

名古屋市新事業支援センターや三重県産業支援センターなどで窓口相談を担当していると、時たま「関西生まれですか?」と聞かれます。 

おかしいなあ、本人は標準語をしゃべっているつもりなんですが(笑)。 

名古屋では「おみゃあよ~」と、どっかの市長をマネないといけませんなあ。もともとは津市生まれなんで、伊勢弁のはずなんですが大阪生活がないので、関西弁にそまっています。 

伊勢弁をいくつか紹介すると 
「チャウチャウちゃうんちゃう?」の意味は「チャウチャウ(犬)と違うんじゃない?」で、違うは伊勢弁で「ちゃう」と言います。 

他にも下記のようなものがあります。 
運ぶ → つる 「机をつって」 
触る → いろう 「そんなもん、いろうたらあかん」 
疲れた → えらい 「あーえらかった」 
混んでいる → つんどる 「車、つんどっだ」 

あと捨てるは「ほる」と言いますね。「捨てといて」は「ほっといて~」と言います。

佐藤首相の密使 若泉敬

今朝の中日新聞トップ記事は非核三原則、核密約など佐藤首相から岸首相にかけての時代についての特集記事。時々、連載でやっているようですが、力作ですね。新聞はこうでなくっちゃあ。 

今日の新聞トップにも掲載されていましたが佐藤首相の密使として活躍したのが若泉敬(故人)という人物。京都産業大学の先生もやっていました。 

30年以上前、京都産業大学に在籍した一回生か二回生で履修した一般教養科目で使われたテキストが「未来を生きる トインビーとの対話」。1970年に行われたトインビーへのロングインタビューが毎日新聞に連載され、それをまとめて出版されたものです。 

著者はインタビューを行った若泉先生で一般教養科目の担当講師です。沖縄返還などに尽力したという国際政治学者とは聞いていましたが、学生にとっては単なる講師陣の一員。ただ、けっこうダンディーな先生だなと思ったことは覚えています。 

「評伝 若泉敬 愛国の密使」(文春新書)を読むと、凄まじい人物だったんですね。歴史的に見ると日本への沖縄返還はもっと遅い、いつかの時点でなされたかもしれませんが、あの時点で返還されたのは佐藤栄作総理と若泉氏の尽力の賜物。 

日米安保や憲法を含め、いろいろと日本の自主防衛が話題になっていますが、日本はどうあるべきか常に考え、考えるだけではなく実際に行動したすごい人物でした。そんなことを理解できていたなら大教室の一番前に座って、講義をしっかり聞いたのに。30年以上たって後悔しております。 

時刻表を調べる、調べない

densya201302.jpg名古屋市地下鉄・東山線は朝のラッシュ時、2分間隔で運転。東京のメトロ丸ノ内線はラッシュ時、1分50秒間隔になっています。 

ラッシュ時でなくても山手線や大阪の環状線は少し待っていれば電車が来ます。東大阪に住んでいますが地下鉄で大阪都心に行けますので、時刻表を調べることはなく梅田なら40分ぐらい前に出たら間にあうなという感覚で電車に乗っています。 

これが津あたりになると時刻表を調べざるをえません。名古屋線の近鉄・急行は基本的に1時間に3本で、0分、20分、40分のような固定ではなく、特急優先のため時間帯によって変則的になっていて調べていかないと20分以上、駅で待つことになります。時刻表を調べる、調べないの境目は私の場合、10分間隔ぐらいです。 

これがJRで尾鷲へ行くような場合も、時刻表を調べません。あまりにも本数が少なすぎて覚えてしまうからです。津から尾鷲へ行き、帰ろうとする時、昼の特急を逃すと夕方の特急までありません。(笑)

初めて尾鷲へ行った時に帰りの時間を調べようと駅の時刻表を見て、「嘘だろう!」と思いましたね。素早く仕事をして昼の特急に間に合わせるか、話が長びいたら一層のこと夕方まで仕事ですね。(笑)イヤでも時刻表を覚えてしまいます。 

もっともネットで簡単に時刻用を検索できる時代になったので、ここらへんの感覚はどんどん変わっていくでしょうね。そういえば高校や大学当時は平気で30分、1時間、友達としゃべりながら電車を待っていましたね。 

中小企業金融円滑化法が終了したらどうなる

中小企業金融円滑化法が2013年3月末で終了します。
中小企業が銀行に返済を軽くしてと申し入れると、銀行はできる限り貸付条件の変更等に応じるように努力することを決めた法律です。通常は元金の返済をとめて金利支払いだけになります。リーマンショックやデフレなどで悪化している中小企業の資金繰りの下支えをする法律です。この法律が来年3月で期限を迎えますので、リスケ(リスケジューリング)を受けている中行企業にとっては、4月になったら銀行から一括返済が求められるのではないかと気が気ではありません。
金融庁に問い合わせが多いためか、「中小企業金融円滑化法の期限到来後の検査・監督の方針」について金融担当大臣の談話が発表されています。
・金融機関が、貸付条件の変更等や円滑な資金供給に努めるべきということは、円滑化法の期限到来後においても何ら変わりません。
とあり、2013年4月以降もリスケ状態を維持できます。ただし中小企業は金融機関に提出した経営改善計画を実行し、金融機関には定期的に進捗状況の報告をしなければならないのは借りてとして当然の義務でしょう。
・借り手(中小企業)が抱える経営課題の解決には相応の時間がかかるものです。 来年3月末までに、何らかの最終的な解決を求めるというものではありません。
精度が高い経営改善計画が必要ですが、なかなか妙案が出てくるものではないし、簡単に出てくるようなものであれば既にやっています。そうはいっても本業で儲けて資金繰りを改善していかなくてはありません。「えいや!」で作って銀行に出した経営改善計画の精度を上げていくには専門家の力を借りるのも重要です。商工会、商工会議所、各都道府県に設置された中小企業支援センターにまずは相談してみましょう。相談は無料です。
・円滑化法の期限到来後も不良債権の定義は変わりません。貸付条件の変更等を行っても不良債権とならないための要件は恒久措置です。
不良債権について銀行は将来の取立不能見込額を貸倒引当金として処理しなければならず利益を圧迫します。今まで通り、不良債権としなくてよいのであれば銀行にとってはメリットです。ただし条件があり「経営改善計画が1年以内に策定できる見込みがある場合」、「5年以内(最長10年以内)に経営再建が達成される経営改善計画がある場合」は不良債権に該当しません。本当に再建できる経営改善計画を作れるかどうかがカギになります。
・銀行に対して、借り手の経営課題に応じた最適な解決策を、借り手の立場に立って提案し、十分な時間をかけて実行支援するよう促します。
・銀行に対して、こうした検査・監督の方針を、営業の第一線まで、周知徹底し、実践するよう促します。
金融担当大臣の談話にしっかり書かれていますが、支店の対応を見るとこんな方針は全然伝わっていないですね。だいたい経営改善計画の作成そのものができる行員が少なく、社長と行員や支店長の話では返済と担保の話しか出ません。借り手の経営課題に応じた最適な解決策を提案する支店なんて見たことないですね。
でもなかにはすごい銀行もあるようで、日経ビジネスの最新号を読んでいたら専門家を無料派遣する西武信用金庫の記事が出ていました。企業が抱える課題を解決できる専門家派遣の費用はすべて西武信金が負担。融資先の企業が成長すれば、新事業での融資が増えるので、そのために信金は投資すべきというのが経営方針です。これはすごい!

学生の大企業志向が中小企業への就職に結びつかずミスマッチ

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11月6日発表の内閣府推計によると2012年春に卒業した大学生約56万人に対して、同じ約56万人分の正社員の求人があったものの、約20万人が正社員として就職していませんでした。この万人分の求人の多くは中小企業。学生の大企業志向が中小企業への就職に結びつかないミスマッチを引き起こしています。
■中小企業は情報発信力が重要
学生の立場から考えてみましょう。大企業は会社名で検索するだけで豊富な情報が入手できます。聞いたことがない会社でもお金をかけた分かりやすいホームページやリクルート資料がでイメージしやすくなっています。採用に多額の費用がかかけられない中小企業では、情報発信力がどうしても弱くなりがち、工夫が必要です。
東大阪にある株式会社アオキでは、初めて大卒社員を採用しようとした時、青木社長が工場の2階から見ていると駅から歩いてきたスーツ姿の大学生が工場の外観を見た瞬間に回り道をしってしまいました。これじゃあ大卒はとれないと発奮し、苦労してボーイング社認定工場を取得。小さな町工場が航空機メーカーの厳しい認定工場になったと、いろいろなメディアり上げられ知名度が上がりました。今や大学院生が入社する会社になっています。
東京でウェブサイト制作を行っている株式会社LIGは社員数26名の会社です。ウェブデザイナーを募集するためブログに「伝説のウェブデザイナーを探して」というタイトルで記事を作成を増やしてほしい社員が社長を砂浜に埋めて募集を認めさせるパフォーマンスが受けて、ツイッターやFacebookなどのSNSを中心に注目を集め、多数の応募がありました。ただ面白そうな会社なのでぜひ入りたいという応募が多く、狙っていた経験者の応募が少なかったのが誤算でした。
情報発信がなかなか出来ない中小企業のために経済産業省が行っている施策が「中小企業魅力発信レポート」。作成に係る費用(企業負担)は無料で、それぞれの中小企業が持っている強みや魅力をレポートとして、求職者向けに情報発信できます。
待っているだけでは人材はきません。大学に求人票を送るだけでなく、就職担当者に会社の魅力を伝える、学生向けのチラシを用意するなどお金をかけないやり方で工夫しましょう。
■学生側も情報発信が必要
ソーシャルメディアを活用したソー活(就活)が広がっています。フェースブックに企業の求人ページが作られるのも当たり前になってきました。企業の人事担当者は応募者(学生)のタイムラインをチェック。短い面接時間だけではわからない学生の人となりを探っています。面接では大人しい印象の学生でしたがフェースブックでは書き込みに対して多くのコメントがつき、きちんとコメントにも対応しており面接と違って積極的だと評価が変わった学生もいます。
海外展開を考えている会社では、大勢の外国人と一緒に笑いながら映っているような学生の写真があればだいぶ印象が変わってくるはずです。ただし、授業を抜け出した、スピード違反したなどのネガティブな発言はご法度です。株式会社はてな、ではソーシャルメディアが登場する以前から応募学生のブログをチェックし、面接では分からない部分を採用に活用していました。今はソーシャルメディアのような便利なツールがあるので、よりやりやすくなっています。
■中小企業への就職では社長との相性が第一
福利厚生面や生涯賃金などから大企業が有利と、学生が計算する気持ちは分からんではないですが山一證券が倒産したあたりから大企業が安泰ということはなくなりました。これだけ時流れが早い中、大きさゆえになかなか変革ができない大企業ほどリスクが高くなります。シャープなど業績が悪化した家電メーカーでは中高年の希望退職募集などが始まっています中高年になってから会社の外へ出されれると寒風が吹いています。
就社ではなく就職だと就職セミナーなどでよく聞きましたが、会社に入ってしまうと、そんなことは忘れて就社になりがち。他の会社でも通用する力、エンプロイアビリティ(雇われ力身につけなくてはいけませんが、いろいろと仕事の経験ができる中小企業の方が有利な場合があります。ただ中小企業で注意しないといけないのが社長との相性。大企業であれば、な上司でも数年たてば替わっていきます。中小企業では社長が替わることはありえませんから、社長との距離も近いので社長との相性が第一。この社長だったら一緒に働いてみたいう中小企業に就職しましょう。