【石切参道商店街】
「デンボ(腫れ物)の神様」として有名な石切神社が東大阪にあります。「がん」の治癒を祈願する人が多く、いつ行っても神社入口から本殿前を行き来きするお百度参りが行われています。
この石切神社と近鉄・石切駅との間を結んでいるのが石切参道商店街。商店街で一番多いのが「占い」のお店。たくさんの占い師が店を出していて、なかには古書街のようにずらっと占い師が並んでいる一角もあります。この商店街のマスコットキャラクターが「いしきりん」。
【いしきりん】
「いしきり+きりん」から命名されています。一応、未婚の女の子なんだそうです。
ずんぐりむっくり体型で、とてもキリンにはみえまえん。しかもキリンなのに首(クビ)がありません。そこから就活、リストラ除けのお守りや、アスリートの足切り(ボーダライン)用お守りとして、「いしきりん」グッズが売れています。
身長:1m4cm
体重:スイカ4個分
特技:時速50キロで走れる(ホント?)
尊敬する人:まんまちゃん
誕生日:11月11日(いしきりんの日) ← 今日です!
タレントとして松竹芸能に所属しています。(笑)
カテゴリー: 大阪の話題
枚岡祭り
枚岡祭りは河内一ノ宮・枚岡神社の秋郷祭で、各町内から太鼓台23台が宮入りします。10月14日、15日の曜日固定で、今年は運悪く、名古屋と津で仕事の日。ちなみに地元では企業の多くは社員が担ぎ手で、お休みになる所が多く、学校も休みになります。
津から枚岡へ着いたらちょうど20時。祭は夜遅く(宮出は23:30頃)までやりますので、全然OKで神社内を太鼓台を練り歩いていました。
小太鼓は中高生が担いでいることもあり、21時ぐらいに帰りだしますので、それについて出ます。ウチの子供が小太鼓を担いでいた頃から宮を出た所で、4台の小太鼓が掛け合いをするようになり、これが見所になっています。
写真は掛け合いが終わって4台の小太鼓を持ち上げているところで喜里川の太鼓台。
そのまま家に帰ったら誰もおらず、家族は最後まで見るつもりですなあ(笑)さあ、歴史秘話ヒストリアを見ようっと!
九条駅の名前の由来
三宮にある「ひょうご産業活性化センター」へ行くのに地下鉄・中央線の九条駅で阪神電車に乗り換えています。
でも、なんで九条駅なんですかねえ。奈良には近鉄・九条駅がありますが、ここは平城京の九条通りのあった所。京都市地下鉄の九条駅も同様に平安京の九条通りがあった所です。大阪には難波京がありましたが大阪の九条駅は難波京からずっと西にいったところですから、位置的には一条です。
ネットで調べると諸説ありました。もともとは衢壊(くじょう)というまったく読めない地名だったそうです。漢字が難しすぎ読めないので九条にしたようです。そもそも衢壊(くじょう)という地名は淀川の河川工事で、このあたりの衢(みち)を切ったことから衢壊(くじょう)と名づけられたそうです。
他にも洪水で京都の九条家の笏(しゃく)が流れ着いたからという説がありますが、笏に持ち主の名前が書いてあったんですかねえ。条里制からつけられたという説もありました。西成郡に十八条村があり、一条からずっとありましたが、現在は十三(じゅうそう)、九条が地名として残ったという説です。十三は13番目の橋だからと名づけられたという話を聞いたんですが、どっちが本当ですかねえ。
九条ですが昔は川の砂洲が散在する地帯で九条島だったそうです。九条駅の次の駅が西九条駅で、なんで西九条があって東九条がないのかも不思議です。
ひらおか薪能
「ひらおか薪能」を見に枚岡神社へ。奥さんと毎年行っています。
諸説ありますが能を作り上げた観阿弥は伊賀の人で、お母さんが河内玉櫛荘(東大阪市)出身。大和猿楽の一座に所属していました。実は楠木正成の姉か妹だと言われていますので、そうなると観阿弥は正成の甥になります。そんな謂れもあり、河内一ノ宮である枚岡神社で薪能が行われ、今年で第23回目。
狂言と能が行われますが能は「鵺(ヌエ)」。源三位頼政の鵺退治をテーマにしています。近衛天皇の時代に、大極殿の屋根に夜ごと鵺(化物)があらわれ天皇は病気になってしまいます。そこで源頼政が呼ばれ、鵺は弓で射抜かれ、退治されました。その鵺が亡霊になって現れる話。
昨年の「ひらおか薪能」が「頼政」。鵺退治した源頼政が平家に敗れ、平等院の庭に扇を敷いて自害したのがテーマになっています。もちろん亡霊として現れるのは源頼政。2年続けて、源頼政がテーマでした。(笑)
源頼政が自害した場所は「扇の芝」と呼ばれ、平等院を入ったすぐ左手にあります。「扇の芝」の案内板もあるんですが、何もない広場ですから、そんな所へ行く観光客はまずいません。歴史好きか能好きだけでしょうね。
東大阪新聞が届く
東大阪新聞は月2回発行の新聞で、第6851号になっています。
誕生したのは昭和29年ですので、62年もたったかなり古い新聞です。ちなみに日本最古の日刊新聞は三重県にある伊勢新聞で、創業は明治11年です。
昔、中河内(東大阪、八尾、柏原)地域には15社ほどのローカル紙があったそうですが、現在残っているのは3社で、東大阪新聞以外では八尾タイムズと河内新聞があります。東大阪新聞社の社長が急に亡くなったことから、先日、知的生産の技術研究会・関西でウクライナセミナーをしてもらった小野 元裕さんが引き継いで社長をされています。
東大阪新聞は1枚もので表が東大阪版、裏が八尾・柏原版になっています。枚岡神社の巫女体験研修会などローカルなネタばかりです。きっちり広告を取っているところがすごいですね。後は中河内の城特集をしてくれると完璧なんですが
城では若江城、恩智城、高安城、信貴山城、八尾城、久宝寺城、萱振城、水走氏館などがあるのと南北朝がぶつかった四条畷の合戦や八尾・若江の戦い(大坂夏の陣)の舞台にもなっていますので、けっこうネタはありますね。
夏越の祓
上半期がまもなく終了します。
半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事が夏越の祓。今年の「夏越の祓」は6月30日(月)に行われますが、この日は名古屋にいますので、事前に河内一ノ宮・枚岡神社へ行き、家族の名前と生年月日を紙の人形(ひとがた)に書き、納めてきました。
夏越の祓って全国的な行事だと思っていたら、関西など西日本が中心なんですね。701年の大宝律令によって宮中の年中行事に定められたそうで、1300年も続く伝統行事です。
この時期、関西の神社へ行くと境内に茅の輪があり、この茅の輪を左に1回、右に1回、また左に1回まわってくぐりぬけます。くぐりぬける時に拾遺和歌集の歌を歌います。
「水無月の 夏越の祓するひとは ちとせの命 延ぶといふなり」
京都では和菓子の「水無月」という白の外郎生地に甘い小豆がのった和菓子を食べます。小豆は豆まきでも使われるので、魔払いの意味があります。
コリアタウン(鶴橋)
午後、鶴橋で打ち合わせだったので、少し早い目に出かけてコリアタウンをぶらついてランチを食べてきました。
日本全国にコリアタウンはありますが、大阪のコリアタウンは歴史が古く、できたのは1500年前。当時は百済郡(くだらのこおり)という地名でした。
631年に百済の王子が来日したのですが、唐・新羅連合軍に攻められて祖国・百済が滅びてしまいます。起死回生を狙って天智天皇が起こしたのが白村江の戦い。ご存じのように日本軍は大敗してしまいます。故郷をなくしてしまった王子は、日本に渡来人として定住。また百済からたくさんの難民が亡命してきました。こうして出来たのが百済郡。
もっとも当時の渡来人は長い間に日本に融合してしまいましたので、現在は済州島からきた在日コリアの人たちの町になっています。これは1923年に韓国の済州島と大阪を結ぶ直行船が就航した影響が大きいですね。
コリアタウン、平日だというのに観光客、しかも女性が多かったですね。修学旅行生の団体もいました。白菜キムチを買って、焼肉定食を食べに店に入るとワールドカップの放送が店内で流れていましたが、ハングルでした。(笑)
そういえば大阪には百済駅という貨物駅があります。
日本一低い天保山を登頂
高速道路が通るビルで研修
大阪の福島近くにある高速道路が通るビルで研修。いつ見てもシュールですね。
認定支援機関向け経営改善・事業再生の研修で、今回は実践力向上編(2日間コース)を受講中。全国各地で行われた研修も、この大阪の研修で、すべて終了だそうです。
【経営改善・事業再生研修】
・基礎編(2日間)
・実践力向上編(2日間)
・個別分野コース 経営改善等計画策定演習(1日)
・個別分野コース 計画策定後のフォローアップ等(1日)
とりあえず「個別分野コース 計画策定後のフォローアップ等」以外はすべて受講。講師は監査法人トーマツで、受講料は無料です。
いずれの研修も事業がうまくいっておらず負債が多い企業をケースに、グループで討論しながら課題をこなしていくスタイルです。今回のグループは5人で税理士さん3名(内2名はTKC)、金融機関(地銀)、中小企業診断士(1名)という構成です。さあ、明日もがんばろう!
神社は百貨店より専門店?
松の内も終わりなので注連縄を納めに枚岡神社へ。境内は初詣やお祓いの人で賑やかでした。
枚岡神社から枚岡公園を通って、参拝客で賑わう石切参道商店街から石切神社へ。神社の入口に着いたら、すごい初詣客で、鐘を鳴らしてお参りするためにすごい行列が出来ていました。神社入り口の鳥居を超えて山門まで続く行列で、こんなん行列に並んでおられないと脇からお参りしてきました。それにしてもすごい参拝客です。
この地域で神社としての格が一番高いのは河内一宮である枚岡神社。石切神社は社格としては枚岡神社より低いのですが参拝客では雲泥の差になっています。
石切神社は「デンボ(腫れ物)の神さん」として有名ですが枚岡神社は特に特色はなく、家内安全、無病息災、厄除けんど、なんでも揃う百貨店型、石切神社はデンボに特化した専門店型で参拝客の差はこんなところに出るんですかねえ。デンボは関西弁でデキモノのこと。
石切の切からデンボの神様になったという説もありますが、物部氏の氏族である木積家(石切神社の社家)に代々伝わった伝法(秘法)から、どうもデンボになったようです。