外山(とび)城

外山城
正倉院展へ行く前に大和桜井に寄ってきました。
桜井駅から20分ほど歩いたところに鳥見山があり、麓に等彌(とみ)神社があります。一の鳥居が内宮の鳥居で、古い鳥居を式年遷宮でもらったそうです。
等彌神社の奥から山道があり1kmほど歩いて霊畤を目指します。山道なんでスーツ姿では難しいですねえ。(笑)霊畤(れいじ)とは天皇が即位して最初に行う新嘗祭を行う場所をいいます。大嘗祭といいますが、神武天皇が日本で初めて行った大嘗祭が鳥見山で、行った場所が鳥見山山頂といわれています。
ずっと山道を登ると白庭と書かれた碑がありますが、ここが外山城の曲輪の1つです。外山城がつくられたのは南北朝時代で、たびたび合戦の舞台となりました。戦国時代には筒井方が守っていた外山城を松永久秀方が攻めて落城させています。
曲輪跡は4つあり、一番奥の曲輪が霊畤の碑があるところ。曲輪の虎口はちゃんと横矢がかかるよう作られていました。山道をつけるのに改変されていますが、曲輪跡はしっかり残っていました。ただ一番、端の曲輪はヤブだらけで、さすがに中に入るのをあきらめました。

ブラック企業の根源は十七条憲法にあった

正倉院展
正倉院展の最後の方に展示されているのが古文書で、回によっては写経生による”飲みすぎたので欠勤します”といった休暇願などが展示されています。昔も今も変わらない宮仕えの様子を見るのを、毎回、楽しみにしています。
今回、展示されていたのが職場改善要求。で6つの要求がありました。
1、紙が少なく書き手が多いので、紙が供給されるまで職員募集をやめること
2、仕事着が汚れているので新品がほしい
3、装丁係と校正係の食事を改善すること
4、毎月、5日間の休暇がほしい
5、机に向かっての仕事で、胸が痛く、脚が痺れるので、3日に1回、薬用に酒を支給すること
6、毎日、麦を支給すること
です。
ただし案文だったようで、実際に要求が行われたかどうかは定かではありません。写経生が働いていた造東大寺司はこんな改善要求が出せるので、ブラックではなかったようです。
ブラックと言えば聖徳太子の十七条憲法に諸悪の根源があって、八条に「八にいう。官吏たちは、早くから出仕し、夕方おそくなってから退出しなさい。」とあります。公務の重要性を言っているのでしょうが、つまり早朝から深夜まで働けということで霞が関の不夜城の現況は憲法にあったのですね。

出入庫管理(正倉院展)

正倉院展
今日はお休みにして正倉院展へ。オータムレイトチケットで入りましたが、さすがに月曜夕方なんで、すいています。チケット売場、入口共に誰も並んでいませんでした。
入ってすぐのところに正倉院から出庫した物、返ってきた物の記録がありました。在庫管理ですねえ(笑)。道鏡や良弁など歴史でよく聞く名前も記載されています。記録の一角にあったのが”藤原仲麻呂(恵美押勝)の乱”での武器返却記録。
「平城京に暮らす」(吉川弘文館)に、この時の話が掲載されており、たまたま造東大寺司で宿直していた経師(写経生)達がたたき起こされて向かった先が内裏。
当時の造東大寺司長官が吉備真備で、藤原仲麻呂の乱が起きた夜のことです。写経生は成り行きで巻き込まれ、結局、行って戻っただけなんですが乱に貢献したということで、あとから褒美をもらえたようです。
この時に持ち出されたのが正倉院の武具。この返還記録が今回の展示の一部に載っていました。

サービス労働生産性とは

Gacco
オンライン無料大学講座Gaccoで「宿泊、運輸、小売等の先進事例によるサービス労働生産性とは」という講座が始まっています。提供は観光庁で今、2週目です。
人口減少により募集しても人材が集まりませんから、ホテルなどでは、いかに労働生産性を高めるかがテーマになっています。ただし顧客満足度を落すわけにはいきませんから、工夫が必要です。温泉旅館やホテルなどバックヤードでの工夫がビデオで見られ、舞台裏が楽しめます。
Gaccoは基本的に小テストなどがあり、「インターネット」はオンライン講座受講するだけでは解けない問題が出てきたり、「日本中世の自由と平等」は最後にけっこうハードなレポート提出がありましたが、この講座は珍しく小テストもない講座になっていて、気楽に受講しています。

攻めと守りのITCセミナー

箕面商工会議所
夜は箕面商工会議所で「攻めと守りのITCセミナー」を開催。
前半は”攻め”で、いまやお客さんがお店を探す時、タウンページではなく、すぐ検索する時代。地域密着の小さなお店でもホーム―ページがなければ、ないのと同じになってしまいました。またホームページは作ればよいというものではなく、集客できるように様々な取組が必要です。
Googleマイビジネスに登録して地図表示させるFacebookページやYoutubeとの連携などメディアミックスも考えなければなりません。ICTを活用し、どう販路開拓していくか考えてみましょう。
後半は”守り”でICTは生産性向上にも活用できます。皆さんのデスクトップにアイコンがずらっと並んでいませんか、チリも積もれば山になるではありませんがファイを探す時間はバカになりません。効率化を考え、また標的型メール攻撃などから、いかに顧客情報などを守るかについても考えてみましょう。

司馬遼太郎記念館

司馬遼太郎記念館
お昼は河内小阪で仕事でしたので久しぶりに司馬遼太郎記念館へ寄ってきました。「坂の上の雲」などの執筆原稿が展示されています。
小阪といえば司馬遼太郎で近鉄小阪駅前に昔からある栗林書房には一角に司馬遼太郎コーナーがあります。
書斎の前を通ると記念館があり高さ11メートルの壁面いっぱいの書棚に本が並ぶのは壮観です。確かローマ字会でお会いした時だと思いますが、梅棹忠夫先生の目が悪くなった時に司馬遼太郎から手紙が届きましたが。大きな字で手紙が書いてあったそうで、梅棹先生が見えなくなっているから効果がないと笑っておしゃっていたのを覚えています。

リバーナのスガキヤ

スガキヤ
三重県よろず支援拠点の定期相談で名張商工会議所へ
 
お昼は久しぶりにリバーナのスガキヤへ。東海地域のソウルフードといえば、やっぱりスガキヤですね。リバーナは現在、イオン名張店になっていて3階のフードコーナーには昔、いろいろな店があったのですが、現在はスガキヤだけになってしまいました。
 
リバーナ―には本屋さんも入っていたはずなんですが、知らない間になくなっていますね。写真に見える山の鉄塔付近に織田信長の伊賀攻めに従った、筒井順慶の陣城が残っています。

梅乃宿酒蔵 蔵開き

梅乃宿酒蔵
今日は中小気御診断士試験の2次試験ですが、とりあえず試験とは関係がないので(笑)、奈良県の神宿る清水の里にある梅乃宿酒蔵へ出かけてきました。今日は蔵開きです。
前回、行ったのは確かフィリップ・ハーパーさんが蔵人をしていた頃なんで20年ほど前ですね。久しぶり行ってみると蔵見学など、けっこうオペレーションが改善されていました。純米酒や袋吊酒などを中心に飲みましたが、おいしかった。
販売コーナーがあったんですが、よく考えてみたら地酒のひょうたん屋さんで、しょっちゅう梅乃宿を買っているので、重たい思いをしなくてすむように何も買わずに帰ってきました。(笑)

大阪勧業展

大阪府よろず支援拠点
大阪府よろず支援拠点で窓口相談。
大阪府よろず支援拠点が入っているマイドーム大阪へ朝、行ったら3台あるエレベータが全部地下へ行っていて、なかなか上がってきません。昨日、今日と大阪勧業展をやっていて、出展者が地下駐車場から会場まで上がってきているようで、エレベータが1階に止まっても満員でした。
”こりゃだめだ”と3階までエスカレータであがって、7階まで階段をえっちら登ることに、疲れた。マイドーム大阪の1~3階はホールになっていて階段が実質2階分になっていて3階までで6階分になります。
大阪勧業展はマイドーム大阪の1~3階ホールをすべて使って、360社ほどが出展。大阪府よろず支援拠点も出展していて、朝、パンフレットをブース前で配っていました。

ソフトウェア企業の事業継続

ITC三重
ITC三重 定例会を開催。今回は株式会社ネオ 伊藤事業開発部 部長に「ソフトウェア企業の事業継続」というテーマでセミナーをしてもらいました。
欧米ではパンデミック発生による事業継続(BC)ですが、地震国である日本では自然災害に対してどう事業継続するかがテーマになっています。バックアップをとるにしても同じ場所に保管していれば両方ともやられてしまいます。離れたデータセンターに預けるなどの対策が必要になります。また責任者がいない時の代替者を決めておかなければなりません。どういう手順で事業継続を考えていくのかお話しいただきました。
東海地震が昔から騒がれていますが、名古屋は東山動物園や名古屋大学がある東山丘陵の岩盤が強く、テレビ塔や名古屋城がある熱田台地も固い地層になっています。名古屋駅あたりから揖斐川、養老断層にむけてが軟弱な地盤になっています。なかなか、こわい図を見せてもらいました。