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トロントはずっと曇り時々雨の天気でしたが、昨日はようやく晴れ間が出てきました。
北海道と同じ緯度なので、まだ最高気温も低く、13度前後です。道路がけっこうガタガタ道になっていて雪のシーズンに砂をまくので、その影響のようです。また日本のようにデコボコがあっても、そう頻繁に直さないお国事情もあるようです。走るとすぐに車が汚れますので日本のようにピカピカの車が走る光景は見ません。もっともそんなことをするのは日本だけの習慣のようですが(笑)
あと驚くのは対向車線のヘッドライトが昼間でもついていること。エンジンをかけるとヘッドライトがつくタイプの車が普及している影響だそうです。
さてトロント郊外が中心ですが、いろいろなお店にご飯を食べに行きました。感じるのは飲食店の数が多いこと。理由の一つが永住権の問題。カナダで永住権をとろうとすると、一つが投資移民になることで雇用を生むような投資をが必要です。手っ取り早いのが飲食店の開業です。
日本食の店もよく見かけますが、オーナーは日本人ではなく韓国人や中国人などが多いです。日本人はワーキングホリデーなどで働いている人を含めて2万人ほど。これに対して韓国人は20万人。韓国本国だと徴兵制の問題があり、隣はぶっそうな国という事情で移民が多いことが影響しています。
結婚式で出会ったユダヤ人も日本食EDOの店のオーナーでした。新郎、新婦ともに関係していたお店なので、結婚式前のパーティで食べにいったのですが福岡出身の若い女性や男性が働いていました。
開業が増えると競争が厳しくなるので差別化が必要で、多いのがフュージョン系料理。昨日、食べに行った韓国料理店では日本食とのコラボになっていて、店の一角が日本の居酒屋さん風になっていて板さんが寿司を握っていました。なんとも不思議な雰囲気。
トロントで開業相談するには移民政策など外部環境で考えないといけないことが多く、なかなか大変そうです。
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21歳の創業者
創業時の自己資金は貯め続けることが大切
家でも仕事ができるサービス業で創業する場合はあまり経費がかかりませんが、サービス業でも教室を持つような場合、敷金、家賃、内装費、備品(机、椅子)、看板代などがかかってきます。これが飲食店となるとさらに厨房、冷蔵庫、食材の仕入れなどの費用がかかります。
自己資金だけでは無理なので外部から資金調達を考えますが、よく使われるのが日本政策金融公庫の新創業融資。上限1,500万円で無担保、無保証で借りられます。ただし自己資金ゼロでは借りることができず3分の1以上の自己資金が必要になります。
例えば自己資金が300万円あれば、600万円の融資が可能で900万円の事業を行うことができます。もちろん、しっかりしたビジネスプランを作らないと融資はしてくれません。ビジネスプランのブラッシュアップなどは、お近くの支援機関などが相談にのってくれます。
問題はこの自己資金。本人の貯金が50万円で、知り合いが250万円を応援してくれるというのなら知り合いからの譲渡するという証明が必要です。証明がないと単なる”見せ金”ではないかと審査で思われ、自己資金扱いにならず、この場合の自己資金は50万円です。
この50万円もいきなり通帳に50万円と振込せず、給料が出たらそこから毎月5万円を通帳に振り込んで少しずつ貯めたという履歴がないと信用されません。創業時に融資が必要と思ったら、計画をたてて自己資金を事前ずっと貯めておかなければなりません。支援センターで創業相談にのっているんですが、いきなり通帳に300万円を記載したら、これが自己資金になると思っている人が実際に多いですね。
創業相談(西宮商工会議所)
大阪駅で西明石行きの快速に乗ろうとしたら30分ほど遅延との表示が、ちょうど駅に入ってきた普通に乗って西宮駅へ。結局、普通の方が早かったですね。
JR西宮駅で降りるのは初めてです。この地域は阪急、JR、阪神が並行して走っていて便利のいいところですね。駅から少し歩いて西宮商工会議所へ。
商工会議所で今日は、創業者のIT相談を担当しておりました。30代もいましたが、もう少し年配の方が多かったですが皆さん、創業に燃えておられました。こうやって地域を元気にする創業者が増えるのが一番です。