見ていながら見ていない

20代で、もう少しスリムだった頃、阪急芦屋川駅から城山、打越山、六甲山を超えて有馬に降り、金湯・銀湯につかって汗を流してからロープウェイでよく帰ってきていました。いわゆるハイキングです。 

芦屋川駅を降りて川沿いの道を歩いて、まず向かうのは城山なんですが、兵庫県の山城を調べると、この城山が鷹尾城だったことが判明。遺構はだいぶ失われていますが堅堀や土橋は残っているようです。若い時に何十回も登った城山だったのに全然、気がつきませんでした。大体、地名が城山なのに(笑)、20代の頃は山城には興味がなかったですからね。 

見ているはずなのに見ていないことってよくありますね。 

創業相談をたくさん受けるようになると、ランチを食べに入った店でお客さんの数、席の数をざっと見て、メニューから平均単価を割りだし、回転率から日の売上を計算するようになっちゃいますねえ。20代の時はお店に入っても何を食べようかしか考えてなかったのですが、同じものを見ているはずなのに見ていないことは多いです。まだまだ気がついていない見方がたくさんあるのでしょう。 

適度な競争は必要ですなあ。焼肉屋の事例

今日は梅田でお仕事、夕方に家へ戻ると焼肉が食べたいということで家族で近くの焼肉屋へ
東大阪に15年ほど住んでおりますが、入ったのは始めてのお店です。18時に行くと、暖簾も出ていないので、「やっていますか」と声を掛けると、「まだご飯が炊けないのですが大丈夫です」という返事。
夫婦でやっている店ですが、店で配膳している親父の愛想がよくない。せめて注文の復唱ぐらいしないと。
肉の味はまあまあで、松坂あたりの焼肉の倍の値段ですが、まあ大阪なんで仕方ありません。この近くに焼肉屋は1軒しかありませんが、松坂のように20軒以上の店がしのぎをけずっている中では確実につぶれています。
適度な競争はやはり必要ですね。