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現在の近鉄の前身の一つとなったのが伊勢電気鉄道。津駅の隣にある江戸橋駅(三重大学の玄関駅)から現在の近鉄線と違う路線を通って、松ヶ崎(松阪)経由で大神宮(伊勢神宮)と結んでいました。
けっこう最近まで残っていた路線で廃止になったのが昭和36年。子供の頃は踏切跡などが残っていました。津駅は部田(へた)駅という名前で、現在の津駅から少し離れた三重交通バスの営業所ところにありました。
廃線跡は基本的に狭い道路跡になったりして残っていて航空地図を見るとカーブなどが独特ですね。たまに津の廃線跡を歩いたりしていますが、傍から見ると住宅街の中の小道を散歩しているだけです。(笑)
津の岩田川にかかっていた橋梁はそのまま道路橋として転用されています。橋梁の上をにそのまま舗装道路を乗っけた構造で、センターラインはありません。
一車線ずつU字状の溝の中を走ることになっていて鉄道には最適ですが、自動車向けじゃないですね。鈴鹿サーキットのゴーカート用コースを走っているようなイメージです。
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伊勢電気鉄道 廃線跡
大正から昭和初期にかけて三重県を走った伊勢電気鉄道、
略して伊勢電と呼ばれていました。桑名と伊勢神宮を結んでいましたが経営破綻してしまい、江戸橋駅(津)から北側は今の近鉄・名古屋線になってい
ます。江戸橋駅より南側は廃線となってしまいました。この廃線跡ですが、割とよく道路の形になっていて残っていて、一部はなぜか近鉄道路と呼ばれていま
す。
近鉄・江戸橋駅は三重大学の最寄り駅で学生で賑わっており、次の津駅はJRの線路をまたいだ目と鼻の先にあります。JRの線路そばにカーブになっ
ている道がありアスト津の駐車場入口から23号線を越えて南に続いています。津駅を出たバスが通る道です。これが江戸橋駅を出た伊勢電の跡。
国道23号線が通る塔世橋すぐ横を走っていて安濃川に橋脚の一部がまだ残っています。橋を渡ると住宅街の中を小道が通っており、これも線路跡。住
宅地を抜けると少し開けたところがあり、ここが津新地駅跡。道路なんですが、道路にしては途中が広くなっていて湾曲しており変な形になっていますがホーム
があった場所でした。岩田橋には今も当時の鉄橋が使われているところがあります。
津の町にもいろいろな歴史の痕跡が今も残っています。なんかブラタモリみたいですが(笑)