ITセミナー

it201202.jpg塩浜(四日市)に三重県産業支援センターの北勢支所AMIC(高度部材イノベーションセンター)があります。

午前中はITC三重の月例会。ITC三重は県内のITコーディネーター20名弱で組織しています。今回は時節柄、電子申告のお話で、講師は税理士
法人あおぞらの岡山税理士&ITC。電子申告が始まった頃はソフトをダウンロードするにも英語ばっかりで途中で断念するばかりの人が多かったのですが、最
近はだいぶ改善されました。

企業内ITCも多いので医療費控除の仕組みなどを中心にお話いただきましたが、終わってからは質問ばかりで税務相談会になってしまいました。(笑)

午後は同じ会場で「ITベンダー向けクラウドコンピューティング導入における企画提案・営業力強化セミナー」という長いセミナーを開催。主催は名
古屋ソフトウェアセンターです。最近、ITベンダーへの発注でRFP(提案依頼書)の発行が増えてきましたが、ITベンダーとしてどう対応すればよいかの
セミナーでした。

ITベンダー向け研修がスタート

itc201001.jpg中部イノベーション・パートナーシップ事業という舌をかみそうな事業があるのですが、その事業の一環でITベンダー向け研修が三重県産業支援センターでスタートしました。

去年までは経営者を集めた経営者研修を4日間講座で行っていましたが、今年は対象をシステム会社などのITベンダーにした3日間講座で三重県では始めての開催です。講座はケース企業をもとにMBA方式で進めますが、ケース企業の題材は実在の企業をモデファイしたものです。受講者はモデル企業の経営幹部になった想定で、経営戦略を作りIT戦略へおとしていきます。バランススコアカードなどろいろな分析手法を課題を通じて学べます。

経営戦略は正解がない世界ですので、グループで議論して作り上げていきます。バックボーンの違う人間が集まっていますので多彩な意見が出て、これが値打ちがあります。ユーザー企業がどういう思いでIT戦略を立案し、ITベンダーに発注しているかを体感してもらうのを目的にしています。

なかなかお値打ちな講座なのですが、ちょっと集客に苦労し最後は一本釣り(笑)

ようやく12社14名集め、3グループで研修はスタートしました。事務局が講師をするわけにいかないので講師は外部のITコーディネータ仲間に依頼してやっています。来週火曜日はTwitterセミナーをやらないといけないし、知的生産の技術研究会・関西のセミナーが金曜にあるし、最近はセミナー準備ばかりやっています。

儲かるITコーディネータ挑戦講座

 
itc_mie1.jpg三重県産業支援センター・会議室でITC三重の定例会

三重県に縁のあるITコーディネータの集まりで、現在の会員は20名。定例会は2ケ月に1回開催しています。会員は企業内の方もいれば独立組もおります。いずれにしても資格を持っているだけでは食べていけませんので、いろいろと戦略を考えなければなりません。

そこで中部ITC理事長で、株式会社ARUの水口代表に「儲かるITコーディネータ挑戦講座」というタイトルでセミナーをしていただきました。水口代表は会社を3つ立ち上げ、現在も経営者です。まず経営者が考えるのは「社員をいかに食べ
itc_mie2.jpgさせるか(給与を払うか)」で、必要性は分かっていても、なかなか経営改革に踏み出す余裕がありません。そこをいかにサポートするかがITCの腕のみせどころになります。

ITC自身が自分の強み、機会を考えCSF(重要成功要因)を考えて自分の戦略を作っていなかなければなりません。まず計画がなければ成功するもなにもないですねえ。