ルビーと言っても宝石ではありません。プログラム言語の話です。
ITコーディネータの組織の一つであるITC近畿会でRubyのセミナーがあり、参加してきました。RubyはI日本生まれのプログラム言語で、初期のTwitterはRubyで作られました。他にもクックパッドや食べログなどもそうですね。
日本生まれのプログラム言語ですが、海外で火がついて日本に逆輸入とよくあるパターンです。開発者の「まつもとひろゆき」氏は島根県松江市在住ですので、松江市&島根県が地域振興をこのRubyでやろうと取り組んでおり、今日はそういった行政の取り組みが紹介されていました。
島根県と言うと、「あの砂丘のあるところの」、「ゲゲゲのキタロウで有名な」と鳥取県と混同されることが多いそうです。そこで「Rubyなら島根」と言われるように頑張っています。なんせ人口が71万人をきり、大阪府堺市の人口よりも少なくなったので必死です。
補助金を出して企業誘致しても効果がありません。そこでRubyができる人材を育てようと、中学生からRuby教室を開催。そうそう学習指導要領が変わって、来年から中学の技術ではプログラミングが必須になるんですね。全国の中学校でプログラミングを教えられる先生がいないので頭をかかえて悩んでいるそうです。
とがったRubyの人材が10人いれば世界で注目されると頑張り、実際に成果が出ています。IT系企業が増え、雇用も売上高も、このご時世の中、右肩上がり。またIT企業を支援するため県や市のシステムをRubyで作ることを奨励しています。これはうまいやり方ですね。