先日、京都府の文化財保護課のサイトを見ていたら山城地域の中世城館が掲載されていました。縄張図も載っていて、木津の近くにあるのが東山城。木津の山城といえば鹿背山城という大きな山城があり、もちろん行ったことがありますが、鹿背山城に匹敵する大きな城で4つの尾根に拡がっています。
こんな大きな山城が木津に残っていたんだ~あ。と、さっそく調査を開始。問題は城までの道で、探すと2つのサイトに情報が掲載されていましたが、最初はたどりつけなくリベンジした等、けっこう分かりにくい所にありそうです。
東山城への道順はJR上狛駅を降りて、山城ぬくもりの里を目指します。この施設の裏側に東山城への案内板があり、そこからコンクリート舗装された小道に入り、基本的に道なりに進んでいきます。2ケ所ほど案内板がありました。
山道を進むと所々に分かれ道がありますが、メインらしき道を選んでいけば切り通しに出られますが、半分以上は勘にまかせるしかないですね。。切り通しを抜け尾根道を進むと右にカーブしています。ここに、すぐに左に入る小さな山道があります。ここを進むと東山城の主郭に到達します。
東山城は主郭から分かれた2つの尾根に郭が連なり、全部で13ほどの郭があります。主郭近くには井戸跡のような窪みもありました。この地を支配した狛氏が関わっているとみられ、文献に登場する高之林城ではと考えられています。山城国一揆に関連する城のようです。