名鉄・豊田市駅

名鉄・豊田線

豊田って名鉄でないといけないと思っていたら名古屋の地下鉄とつながっているんですね。

豊田市駅からは知立まで行く路線があり、知立駅で名鉄本線に乗り換えられます。本数は少ないのですが猿投行きというのがあって、猿投駅まで途中は3つしか駅がありません。そこから先の猿投駅~西中金駅が廃線になっていて、廃線跡をたどることができます。足助からのバスで途中の三河広瀬駅で他のバスに接続でき、ここが昔の廃線の駅跡でした。

豊田市駅から名古屋方面に行くには赤池・伏見行に乗します。途中の赤池駅から地下鉄・鶴前線に乗り入れて八事、伏見と進んでいきます。伏見駅で地下鉄・東山線に乗り換えれば一駅で名古屋駅です。けっこう近かったです。名古屋駅で新幹線ホームのきしめんスタンドに行こうとしたら、けっこう並んでいて断念して弁当を買いました。

足助

足助の町並み

足助は山の中の街ですが、古代から街道が集まる交通の要衝です。信濃と結ぶ伊那街道、美濃と結ぶ美濃街道、尾張国への伊保街道、岡崎に向かう足助街道が通っています。ですので足助城は境目の城として今川、武田、松平(徳川)が争うことになります。江戸時代は足助陣屋がおかれました。跡地には何もありませんが徳川四天王で有名な本多忠勝の子孫である本多家が領していました。

足助川下流域両岸に発達した河岸段丘上に商店街が整備され、足助の町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区になっています。愛知ではほかに有松が、三重では関宿が指定されています。バスで田舎道をずっと走っていくと急に伝統的な街並みが登場します。香嵐渓という紅葉の名所があるようですが、足助城以外に用事はないので街並みをざっと見てバスで豊田に帰ってきました。

枚岡駅

枚岡駅

2日間の祭りが終わり、太鼓の声も聞こえなくなって静かな朝ですね。関西の放送局では万博閉幕の話題をずっとやっています。

枚岡神社・秋郷祭 宮入は東高野街道の一の鳥居から始まりますが標高は10mほどです。ここから太鼓台をかついで40m登ると枚岡駅の踏切に到達し標高50mほどです。まあマンション13階分、登るようなものですね。踏切を超えると最後の急坂が待っていて枚岡神社の境内にはいりますが、ここが標高80mになり、麓から70mも登ることになります。

近鉄奈良線は瓢箪山駅を過ぎると線路は大きくカーブし、ここから登山鉄道になります。35.7パーミルもある急勾配に枚岡駅があり、ここから石切駅まで車窓から大阪平野を一望できるスポットになっています。

枚岡神社 秋郷祭2025

枚岡神社 秋郷祭

枚岡神社 秋郷祭り

この土日は枚岡の町中が祭り一色になり、町内のあちこちで太鼓台の太鼓の音が響きます。

今年度はマンションの自治会をやっているので、宝箱太鼓台がマンションに立ち寄って休憩するアテンドをやっていました。

いつも枚岡駅の踏切越えが面白くって見学に行っています。東高野街道の一の鳥居から枚岡病院前の急坂を登って近鉄の線路前へ。ここで休憩し、電車の合間をねらって進み、踏切のところから枚岡神社まで最後の急坂がまっています。

枚岡祭り

枚岡祭り

本日と明日は枚岡神社の秋郷祭各町内を太鼓台が巡り、15時頃に神社への宮入がはじまります。瓢箪山の商店街へ買い物に行ったのですが、行くまでに3つの太鼓台通過で待たされました。

商店街のアーケードへ着くと、喜里川の太鼓台が休憩中でした。この後、太鼓台が商店街のアーケードに入る前に脇を通って、買い物に行ってきました。

足助城

足助城

せっかく豊田に行ったのなら、目指すは足助城です!

豊田市駅からバスで1時間ほど揺られ足助の町へ、町から1時間ほどかけて真弓山に登ります。車でも登れるように舗装されていますが、歩くとなるときついですね。足助城は発掘調査にもとづいて全国で初めて戦国の山城を再現したもので、まさに山城のテーマパークです。高櫓、長屋、物見台、冠木門、木柵などが復元されています。当時の山城を体感できる全国でも珍しい施設で公園として整備されていて入場料は300円です。平日の朝、行ったのですが誰も観光客はいませんでした。なんてもったいない!

足助城は境目の城で、いろいろな文献に登場し小牧・長久手合戦の舞台にもなっています。足助城を作ったのは挙母神社にも関係している足助鈴木氏のようですが足助氏という説もあります。城からは足助の町がよく見えます。堀切や切岸などよく整備されていました。

挙母神社

挙母神社

豊田市はもともと挙母(ころも)市でしたが、トヨタの企業城下町でもあり市名が変更になりました。ただ町を歩くと挙母の名前が残っていたりします。その一つが挙母神社です。

創建は諸説ありますが、1189年(文治5年)義経の家臣である鈴木重善が建立した説があります。熊野から平泉の義経のもとに向かう途中、挙母で衣川の戦いで義経が討ち死にしたことを知り、この地に隠れ住んだそうです。やがて吉野から「子守明神(吉野水分神社)」を勧請し挙母神社の創建になりました。

「熊野の鈴木」でピーンときたあなた!ピンポン、そうです。熊野が発祥の地であるあの鈴木氏です。本家の鈴木重家は衣川の戦いで義経とともに討死にしています。この重家の叔父が重善で重家が幼い時は預けられて面倒をみていました。自身も平泉に向かっていましたが病気がちで義経の訃報から、そのまま三河に土着し三河鈴木氏の祖となりました。

豊田市駅からちょっと歩いた街中にあり、近くには桜城址公園があります。

愛知環状鉄道

豊田市駅

豊田に向かうには岡崎駅から愛知環状鉄道に乗り換えます。環状という名前ですが、環状にはなっておらず岡崎駅とJR中央線の高蔵寺駅を結ぶ路線です。岡崎駅から乗ると、それほど混んでいないのですが途中の三河豊田駅がトヨタ本社工場の隣にあり、一気に乗客が増えて満員に、ほとんどは2駅進んだ新豊田駅で降ります。

朝は新豊田駅と三河豊田駅の間だけシャトル便が出て、トヨタ社員を大量輸送しています。新豊田駅からデッキ(今、工事中)で名鉄・豊田市駅につながっていて、名古屋方面へは地下鉄鶴舞線に乗り入れているので便利ですね。

天浜線

天浜線

気賀駅から豊田に向かうには遠鉄バスで浜松駅へ出るか、天浜線(天竜浜名湖鉄道)で東海道線の新所原駅に出るしかありません。ということで天浜線に乗ることに遠鉄バスもそうですがICカードが使えずに現金決済です。

天浜線は掛川駅~新所原駅を結ぶ路線で気賀駅を出ると浜名湖のすぐ横を進んでいきます。一両編成で帰宅する学生が多いですね。浜名湖の対岸が見えますが、けっこう切り立っていて三方ヶ原の高台を実感できます。

井伊谷城

井伊谷城

井伊谷の目的地はもちろん井伊谷城です。大河ドラマでも井伊直虎などが井伊谷城から井伊谷を一望するシーンがでてきます。

井伊谷城がある山は、そう高い山ではないので麓から15分ほど登ると城跡につきます。井伊谷城はけっこう単純な縄張りで土塁がある主郭と帯郭で構成されています。戦国時代に改修されることがなかったんですね。すぐ眼下に井伊家の屋敷があったはずですが、今は住宅地になっています。

井伊谷城を造ったのは井伊家初代の井伊共保といわれています。そう井伊の旗印になった井戸の人物です。屋敷のすぐ裏山が井伊谷城で、詰め城になっています。