
亀山にある峯城です。
正平年間(1346年 – 1370年)に峯政実(関盛政の五男)が築城しましたと伝わっていますが室町時代後期の築城のようです。天正2年に峯氏が伊勢長嶋城の戦いで討死にしたため織田信孝の家臣。岡本良勝が城主となりました。
何度も戦の舞台になります。天正11年(1583年)、賤ヶ岳の戦いの前哨戦で秀吉に敵対していた滝川一益の家臣によって攻められ峯城は亀山城ともども落城します。そこで秀吉が大軍を率いて峯城を包囲し、数ヶ月の籠城の末に開城します。
また天正12年(1584年)、小牧・長久手の戦いの前哨戦として秀吉は織田信雄側だった峯城を攻め、わずか数日で落城します。天正18年(1590年)に亀山城が中心となり廃城になりました。
とっても大きな城郭で6つの頂上にそれぞれ城があり、これが有機的に結びついています。各城を巡るだけでも大変です。きわめつけは天守台があったと伝わる高い土塁で、広いですね。安土城の天守台ほどの大きさがあります。