真田丸、見ていますか

真田丸
地下鉄・谷町四丁目駅を降りてマイドーム大阪方面の出口へ向かうとコンコースの両側が真っ赤になっています。
真田信繁(堺雅人)の顔がドーンと出ていて、6枚の大型ボードが全長40メートルも続いています。なかなかインパクトがあります。マイドーム大阪の反対側がNHK大阪ですので谷四へ設置したのでしょう。
毎週、大河ドラマ「真田丸」を見ていますが、けっこう最新の資料に基づいて脚本が書かれています。大体、真田幸村ではなく信繫にしたのはすごい!幸村の名前は江戸時代に勝手につけられましたが講談などで流布してしまい、それ以来、幸村が定着してしまいました。
■武田勝頼が滅んだ理由の一つが浅間山の噴火
信玄が死去した後も領国を守り、しかも拡げていたので名将でした。ところが織田軍の侵攻にあわせ東国で異変が起こる前兆だと考えられていた浅間山の爆発が起きてしまい、武田軍はボロボロに。
当時、軍師などはおらず戦の吉兆を占う占い師が進言していました。爆発はかなりの心理的ショックを武田全体に与えます。
■家康の窮地を救ったのが慶長伏見地震
小牧・長久手の戦いで家康は戦術的に秀吉に勝ったという話が流布されていますが、江戸時代に家康の神格化ででてきた話で、戦略的には負けていました。秀吉は総戦力をつぎこんで家康を滅ぼそうと考えていたようで準備をしている時に発生したのが慶長伏見地震。
伏見城は崩れ、山之内一豊の娘も圧死しています。上方の被害が大きく家康と戦うどころでなくなったので和睦することになります。
大河ドラマ「真田丸」には浅間山の噴火も慶長伏見地震も出てきたので、今までの時代劇物とはだいぶ違いますね。

なんでツン読がたまってしまうのか

出版
今日も本屋で5冊買ってしまいましたが、先週、買った5冊はまだ表紙も開けておらず、これでツン読の山に10冊が追加されました。
「本を買うスピード = 本を読むスピード」
となればツン読にならないんですが、どう考えても本を買うスピードが読むスピードにかなりの割合で勝っています。これが不思議なことにお酒ですと適正水準になります。近鉄瓢箪山駅近くにある瓢箪屋さん(地酒屋さん)へ行くと一升瓶をいつも3本ほど買ってくるのですが、次に買いに行くのは2本半ほど空いた頃になります。ですのでストックは一升瓶が3本。他にワインやビールも並んでいますが、それほどの量ではありません。ちょっと多いですが本の比ではありません(笑)!
これは代替と希少性の問題でしょうね。お酒は1本ごとに確かに味が違いますが、2・3杯飲んでいると酔っぱらってくるので、別になんでもよい状態になります。本の場合はそうはいきません。読んでいる推理小説が途中から歴史小説に代わったら誰でも怒ります。つまり本は代替が難しい商品となります。
もう一つは希少性。出版不況のため出版社は自転車操業に近い状態になっています。出す部数が減り、出版点数が増えていますから、新刊といえども目にした時に買っておかないと、すぐに返本され、店頭から消えてしまいます。書籍の返品率は40%ほどで、配本された本を書店に並べもしないで返す”即返”もあります。ですので”本は見た時に買え”が鉄則です。
この代替と希少性の問題があるため、やはり本を買ってしまいツン読になるんでしょうね。
と自分を納得させていますが、せっせと本を読まなくちゃあ!

全国国衆ガイド

全国国衆ガイド
最近読んでいるのが、星海社新書から出ている「全国国衆ガイド 戦国の地元の殿様たち」。
来年の大河ドラマは真田丸だし、ちまたは戦国ブームのようですが、よく国衆の本を新書で出しましたね。こんなマニアックな本が売れるのかなあ。
国衆というのは戦国大名ではなく、地元を支配していた氏族。例えば「のぼうの城」で有名になった忍城をおさめていたのは成田氏で、国衆です。織田信長も、もともとは勝幡織田家という国衆からスタートしました。
伊勢の国では長野氏、木造氏、関氏、神戸氏、田丸氏、梅戸氏、大河内氏、坂内氏が、伊賀では田矢氏、福地氏、志摩は越賀氏、九鬼氏が取り上げられています。
「あとがき」には国衆に関するはじめての一般書とありますが。売れるのかなあ。

フリーランスの定休日

フリーランスの定休日
今年度から中小企業白書の他に小規模企業白書という新しい法定白書ができました。昨日の理論更新研修では、題材に小規模企業白書を取り上げたのですが、フリーランスの実態調査が掲載されています。
その中にでてくるのがフレーランスの定休日。土日や祝日に休むが2割で、休日が決まっていない不定休が8割。ようは自分で休みと決めたら休みです。まあ休んだ分だけ収入が減るという厳然たる事実があります。(笑)
日曜だというのに、朝からせっせと家で原稿書きの仕事をして、小規模企業白書の通りだなと思っています。もっとも能率があがるように飲みながら書いているので、そこらへんは割と自由ですね。ただ飲みすぎると能率がだんたん落ちていくので、見極めが難しい点が難点。
って、飲まずに仕事をすればよいですが、やっぱり日曜ですからねえ(笑)。

本日、中国大返しがスタート

清水宗治
天正10年(1582年)6月2日、本能寺の変が発生。織田信長は「是非に及ばず」という言葉を残し、本能寺の炎に消えます。新暦で言えば、この日曜日。
月曜日、備中高松城を水攻めしていた秀吉の陣に本能寺の変の一報がもたらされます。秀吉はさっそく安国寺恵瓊を通じて、毛利側と交渉、和議を結びます。昨日の火曜日、堀尾吉晴(後年、国宝・松江城を造ります)と蜂須賀正勝を立会人にして清水宗治・自刃の検分を行います。
本日、和議に従い毛利が撤退をはじめたのを確認し、水攻めしていた堤防を決壊。今から姫路をめざし、中国大返しが始まります。
当時も今日のように蒸し暑い一日だったんでしょうかあ。姫路まで駆けるのは大変だったでしょう。433年前、今日が中国大返しスタートの日でした。

総社はめんどうくさいから生まれた

吉備津彦神社
備中高松城シリーズの番外編。
岡山から高松城へ行く途中にあった備前国一宮・吉備津彦神社へ行ってきました。中山の麓にありますが、山の反対側には備中国一宮・吉備津神社があります。吉備津彦命は崇神天皇の時代に日本の4ケ所に派遣された四道将軍の1人で、山陽道に派遣されました。お墓は山の上にありますが、
邪馬台国ではないかといわれている奈良の纏向遺跡から吉備の土器が見つかっており、最初の国造りに参加したのは確実なようです。吉備津彦神社のあたりが古代の聖地だったんでしょうね。
岡山に総社市というところにありますが、昔、国司が任地に赴任すると一宮から順番に土地の神様を回っていました。ところが、全部回るのは面倒くさいと始まったのが総社です。これは国内の神社を国府の近くの1ケ所に集めることで、総社神社や六所神社という名前で全国に残っています。
岡山県の総社市には美作国の総社神社があります。

やっちまったな~

本
本を物色していると本郷先生(東京大学・史料編纂所教授)の新書を発見。
「戦国武将の明暗」(新潮新書)という、なかなか魅力的なタイトルです。いやあ、待て待て。調子よく買って、同じ本がダブルことがよくあるので、ここは慎重に見極めないと。
「まえがき」を読むと、「ぼくの本は売れません。本人は一生懸命いいことを書いているつもりなのですが、残念ながら全然。」。と、印象的な一文がありました。こりゃ、初めて読む文章だ、大丈夫、大丈夫、この本はまだ読んでいない。
いやあ、待て、待て、やはり奥付を確認しよう。奥付を見ると2015年3月20日発行とあります。初版だし、こりゃ大丈夫と入念な吟味の末にお買い上げ。
電車に乗って、さっそく本郷先生の本を読もうとカバンを探すと、別の新書が出てきました。
あれ、読んでいない本があったんだあ、まずはこれから読むかなと開くと、「戦国武将の明暗」(本郷和人)というタイトルが。やっちまったな~。
本郷先生!先生の本はよく売れています。現に同じ本を2冊も買って売上に貢献している御仁がここにおります。あ~あ、また、やってしまった!

新幹線が止まる

新大阪
台風の影響で家を出る時は風と雨がすごかったですが、新大阪に着くと雨も降っていなく遠くには青空が見えています。と思って改札に入ると新幹線が止まっています。(泣)
静岡近辺で大雨なんだそうで全線運休状態。東京ではなく途中の名古屋まで動いてもらったらいいんですが、電車が団子状態になっているので、それも無理。
新幹線の中で1時間ほど待っていましたが、いっこうに動く気配はありません。しょうがないので名古屋市新事業支援センターに電話すると、今日は相談予約が入っていないということ。休みにして別の日に振替してもらいました。
新幹線を降りるとホームや改札は人であふれ、混雑する様子をテレビ局や新聞社が取材に来ていました。とりあえず家へ帰って、「隣の人間国宝」を見ています。(笑)さあ、セミナー準備をしなきゃあ!

かぐや姫は反体制派だった

月見
今日はスーパームーン。
月で思い出すのはセーラームーン、山中鹿之助、そして「かぐや姫」。
かぐや姫に求婚した五人の公達に、「かぐや姫」は無理難題な宿題を課し、それぞれ大変な目にあいます。
公達の名前は石作皇子、車持皇子、右大臣阿倍御主人、大納言大伴御行、中納言石上麻呂で、このうち、阿倍御主人、大伴御行、石上麻呂は実在の人物。石作皇子は石作氏と同族だった多治比嶋と言われています。
車持皇子は藤原不比等で、母方の名前が「車持」でした。車持皇子に「かぐや姫」が与えたミッションは「蓬莱の玉の枝」。車持皇子は偽物を作りますが、報酬を支払われていない職人たちがやってきて偽物と発覚します。
誰が竹取物語を書いたかは分かりませんが、朝廷を席巻していた藤原氏を快く思っていなかった反体制派でしょう。土佐日記を書いた紀貫之という説もあります。
「がくや姫、(藤原氏が席巻する)穢れた所【地上】から月へ戻りましょう」という台詞も出てきます。さあて、「かぐや姫」が帰った月でも眺めますか。

月の土地

月の土地
今夜は中秋の名月。
明日はスーパームーンなんだそうで、そういえば我が家には月に土地があります。本当の話です。(笑)
アメリカには面白いビジネスを考える会社があり、月の土地の権利書を販売しています。インターネットの懸賞か何かで当選し、ゲットしました。しっかりとした包装で権利書が送られてきました。
小さな赤い点がついている所が我が家の土地で、住所は「AREA J-5/Quadrant Bravo Trot
」という区画。広さは1エーカー(約1200坪)でサッカーグランド1個分ぐらいですね。
もっとも営利を目的とした月の開発・利用を禁じた月条約なるものがあるので、別荘を建てるぐらいしかできなさそうです。20年ぐらいしたら現地集合でパーティをしたいと思いますので、皆さんぜひお越しください。