なぜ吹上ホールは15度曲がって建っているのか?

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5月から名古屋市新事業支援センターのマネージャを務めるようになり、吹上にある名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)へ週2回ほど行っております。以前から不思議だったのが振興会館の立ち位置。若宮大通(100メートル通り)沿いに振興会館があるので、大通に向けてまっすぐ建てるはずが、15度ほど斜めに建っています。大通沿いのコンビニやビルなどはまっすぐ建っていますが、振興会館だけが斜めです。
名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)は黒川紀章が設計したので、奇をてらって斜めに建てたのかと思っていたら、どうも違うようでスペースの問題だったようです。振興会館と隣の吹上公園は名古屋刑務所の跡地ですが、刑務所の形は正方形。正方形の一部が100メートル道路計画にひっかかったため斜めに削られることになりました。刑務所跡地の端が今も残っていて一つは吹上公園の角で、もう一つは道路になっています。吹上ホールのすぐ近くに直角に曲がった道がありますが、ここが刑務所の端。地図を見て、なんでこんな変な道があるのか不思議でしたが、これが端たっだんですね。
正方形の土地は100メートル道路から見ると30度ほど傾いていました。つまり刑務所の敷地にまっすぐに建てたのが今の振興会館(吹上ホール)というわけです。歴史的背景から言えば、振興会館が本家本元で100メートル道路が斜めに通っているだけなんですが誰もそうは思わないでしょうね。(笑)
さて吹上という地名ですが、昔は入海になっていて、風波が岸に吹き上げていたことに由来するです。古代は名古屋もこんな内陸部まで海だったんですねえ。

事業可能性評価委員会が開催されました

名古屋市新事業支援センターで事業可能性評価委員会が開催されました。なかなか感慨深いものがあります。

事業可能性評価委員会とは、その名の通り事業の可能性があるかどうかビジネスプランを評価する仕組みで、書類審査やプレゼンなどで評価します。今日は外部専門家などの評価委員に対して、プレゼンを行っていただきました。

平成12年度に中小企業支援法が施行されましたが、同時に中小企業支援センターが全国に設置されました。この中小企業支援センターの3つのツールが窓口相談、専門家派遣、そして事業可能性評価委員会です。三重県では三重県産業支援センターが中小企業支援センターです。

当時、三重県では手厚いベンチャー支援をしており、ビジネスプランに対する1億円補助金(1等5千万円)などを出しておりました。三重県出身の椎名桔平をポスターにしていました。ベンチャー支援は三重県産業支援センターの別部門で行なっていました。

中小企業支援センター部門では窓口相談、専門家派遣を行なっておりましたが、事業可能性評価委員会は結局、開催されずじまい。ベンチャー補助金の
ビジネスプラン審査で代用し、全然タッチしておりませんでした。セミナー開催の予算も少なく、当時のプロジェクトマネージャと「ベンチャーは予算があって
いいなあ」と嘆いていたものです。

その事業可能性評価委員会に、本日参加でき、やっぱり感慨深かったですね。

nabi白金 ワンコイン・サマーパーティ

navi201207.jpg名古屋産業振興公社が運営しているインキュベーション施設にnabi白金、nabi金山があります。

今日はnabi白金で起業家交流会ワンコイン・サマーパーティが開催されました。nabi白金に入居している企業や卒業したOB企業、支援機関などが集まってのパーティです。

nabi白金は金山駅から15分ほど歩いたところにあります。ワンコイン・パーティというとジュースとアラレなどが定番なんですが、ピザやビール
まで出てなかなか豪勢でした。いろいろな起業家と話をしましたが、皆さん「水谷さんって関西出身なんですか」と聞かれました。こちとら生粋の関西弁ですの
で、やはり名古屋では浮いているようです(笑)

あとケンミンショーでやっていた「愛知県民は朝、味噌汁に残った天ぷらを入れる」をやっているかどうか何名かに聞いたのですが全滅でした。ウチの実家(津)ではやるんですが、メジャーな習慣ではなさそうです。

ATC・商い繁盛館で経営相談

商い繁盛館
大阪南港・ATC(アジアトレードセンター)内にある商い繁盛館で経営相談。
商い繁盛館は大阪市の施設で、お店づくりをテーマにセミナーをよく開催しています。セミナー会場に併設して相談対応をしています。セミナー参加者の相談が多いのですが、セミナーに関係なく相談だけに来られる方もいます。
以前はネットショップセミナー時にネット系の相談に対応していたのですが、最近はお店作りのセミナーなどでも呼ばれることが多く、今日もアロマエストの開業などの相談にのっておりました。
アロマエステなんてターゲットが女性で、私は経験したことがないので(笑)、基本的にはオーソドックスなマーケティングや事業の考え方などの話をしておりました。あと創業時は舞い上がっているので、あまり考えないのですが撤退戦略もしっかり考え、後戻りができなくなる前に落ち着いて考えられるようマイルストーンをもうけるようにアドバイスしておきました。

てんこ盛りの机の上

3週間ぶりに三重県産業支援センターへ。

6月は大学の講座などがいろいろ入っていて、なかなか支援センターへ行けていません。予想どおり、机の上には回覧文章などがてんこ盛りになっていました。1時間以上かけて書類整理して、ようやく書類の下からパソコンが出てきました(笑)。

と思ったら電話。
「今日は支援センターにいてますかあ。今から行きますので」と結局、支援センターまでおこしいただいての相談が2件。昼からは四日市商工会議所で窓口相談の予約が入っていたので四日市へ移動して相談。ウーン、書類整理できなかったなあ。

専門家派遣の事前ヒアリング

kintetu20120531.jpg午後、名古屋市内の企業へ行って来ました。

名古屋市新事業支援センターには専門家派遣という無料で4回コンサルタントを派遣する制度があるのですが、その事前ヒアリングです。1時間ほどで
帰る予定でしたので荷物を全部、名古屋市新事業支援センターに置いてきました。そしたら思いのほか時間がかかり、荷物を取りに戻ると、いつも乗っている近
鉄アーバンライナーには結局、間に合わず。

30分後に出る近鉄特急で大阪へ戻ってきました。今日の朝は新幹線で名古屋へ出ましたので、大阪、京都、滋賀、岐阜、愛知、三重、奈良、大阪と1日かけてぐるっと大移動です。別に大回りをやっているわけではありません。(笑)

ウェルフェア2012

welness201205.jpg名古屋のポートメッセなごやでウェルフェア2012(国際福祉健康産業展)が金土日と開催されています。

名古屋駅からは「あおなみ線」に乗って最終の金城ふ頭駅で降りるのですが、「あおなみ線」乗り場が遠い。近鉄は高島屋の側にあるのですが、そこか
ら名古屋駅を反対側まで突っ切って、新幹線乗り場の横をずっと行かないとたどり着きません。名古屋駅と言いながら、けっこう歩きます。金城ふとう駅で降り
るとポートメッセなごやの反対側がリニア鉄道館!あっちの方がいいなあ(笑)

ウェルフェア2012に名古屋市新事業支援センターでブースを出しているので土曜日は一日、窓口相談の対応をしておりました。福祉や看護系の来場
者が多いので少ないかなと思ったのですが、そこそこ相談がありました。車椅子や介護犬を連れての来場も多く、一般の見本市とはちょっと雰囲気が違います。

帰りには名古屋駅から近鉄アーバンライナーに乗って大阪へ戻ってきたのですが、名古屋駅を出てしばらくすると車内販売が通り過ぎました。ええー、
なんで車内販売があるのとネットで調べると土日、一部のアーバンライナーと伊勢志摩ライナーで車内販売を復活したとあります。懐かしいのはいいんですけど
乗車前に買い込んでしまいましたがな。

愛知県の飛鳥村

asukamura201205.jpg名古屋は高校時代に河合塾の模試を受けに行ったりしていましたが、栄や名駅など点でしか移動しておらず面では理解できていません。

相談に来られた事業者に地名を聞いても、土地勘がないとピーンときませんので、暇があるとGoogleマップなどで名古屋の通りの名前などを覚え
ています。でも「丸竹夷二押御池 姉三六角蛸錦 四綾仏高松万五条」のような便利な覚え方は名古屋にはないですね。また城下町なのに京都や大阪のような
きっちりとした碁盤の目の形になっていません。

名古屋市に隣接する市には何があるのか、見ていたんですが、すぐ隣に見つけたのが飛鳥村!

飛鳥村が愛知県にあるんだと思ったら、アスカではなくトビシマでした。歴史を見ると、ほとんど新田開発でできた村です。大阪で言うと鴻池新田のよ
うなところですね。このあたり、信長の時代はすべて海でした。飛鳥村には鉄道は通っておらず、隣の蟹江市、弥富市を近鉄が通っています。

それにしても名古屋市の隣に村があるとは知りませんでした。

吹上は刑務所跡だった

fukiage201205.jpg名古屋新事業支援センターが入居している名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)ですが、昔の刑場跡だったのではないかというウワサを聞きました。ネット
では調べられなかったので江戸時代の古地図を調べるしかないですね。関西の古地図は大阪や京都などいくつか集めて手元にあるんですが、さすがに名古屋はな
いですね。また古書店で古地図を探さなくては。

ネットで調べると吹上ホールのある場所は、名古屋監獄(後の名古屋刑務所)跡だったそうです。昭和40年、若宮大通(いわゆる100m道路)の建
設に伴い移転しました。吹上駅の近くには斜めに走る飯田街道が通っていて、徳川家康が尾張名古屋と信州飯田を結ぶ街道として整備しました。東海道沿いの
鈴ヶ森に刑場がありましたので飯田街道沿いの吹上にあっても不思議ではないですね。

4支援機関合同連絡会議

4sien201205.jpg名古屋駅前の「ウィンクあいち」で4支援機関合同連絡会議があり参加してきました。

4支援機関とはあいち産業振興機構、岐阜県産業経済振興センター、三重県産業支援センター、名古屋市新事業支援センターという東海地域の4つの支
援機関です。中小企業支援センターが全国の都道府県に設置された時、あいち産業振興機構の神戸プロジェクトマネージャの音頭で、各支援機関のプロジェクト
マネージャ、サブマネージャが集まって意見交換しようと始まった会議です。

同じ窓口相談や専門家派遣事業を行なっていますが、各県によって微妙に運用が違っており、そんなところから始まりました。今回で21回目になりま
す。メンバーが変わったり、中小企業支援センターという事業がなくなったり紆余曲折がありましたが、いまだに続いております。第一回目から参加しているの
は、とうとう私だけになってしまいました。(笑)

会議の場所は「ウィンクあいち」最上階の18階にあるセミナー室で、窓が広く高所恐怖症にとっては、なかなかいやな場所ですね。会議の後は近くの百楽で懇親会を行われました。