家でセミナー用のレジユメを作っていましたが、ようやく終わりましたので近所を散歩。
枚岡神社-枚岡公園ーホテルセイリュウ前ー石切参道商店街ー石切神社ー額田戎神社と巡ってきました。写真は石切参道商店街にある石切大仏と、こんな建物では食べたくないなという「イタリア料理 レガーロ」。
石切参道商店街を歩いていたら「レインボーラムネ」を売っている店があって、さっそく購入。舌の上を溶ける感じがいいですね。
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鶴橋の語源
大阪の鶴橋と言えば焼肉とコリアタウンで有名。
鶴橋駅を降りて商店街へ行くと焼肉やハングル文字が氾濫しています。この鶴橋の地名ですが、「つるのはし」という橋が語源と言われています。
仁徳天皇が架けた橋で日本書紀に登場しますが、なんと西暦323年!百済川に架設された橋で「猪甘津の橋」という名前でしたが、付近に鶴がたくさん生息していたことから江戸時代に「つるのはし」となり、これが鶴橋となったようです。
地名は猪甘野(いかいの)で、港があり、それが猪甘津。百済からの渡来人が多くもともとは百済郡と呼ばれていましたが、渡来人たちがブタ(猪)を飼う技術を持っていたことから猪飼野と呼ばれます。さすがに橋は残っていませんが、碑が建っています。
辻子谷の水車
東大阪市の枚岡(ひらおか)に住んでいますが、枚岡の地場産業の一つが伸線製造。
線材を細く伸ばす金属加工で線材といってもかなり太く、トラックに乗せる時はクレーンを使います。
伸線に使ったのが水車の動力。生駒山にはたくさんの谷がありますので、関ヶ原の合戦が終わった江戸時代初期から水車ができました。最盛期には117も水車があったそうです。
明治から大正にかけて、この水車を伸線製造の動力源にしてきましたが、やがて電動機となります。枚岡は伸線の町として有名でしたが、大阪のベッドダウン化で伸線工場はマンションや駐車場となり、だいぶ減りました。
また水車の動力を使って道修町にある製薬会社の製粉工場もたくさんありました。水車は完全になくなってしまいましたが辻子谷に2004年、復元されました。昨日、鷲尾山興法寺へ行く途中で見てきました。
水車の直径が6mあり、グルグル回っているのを見ると迫力があります。また鷲尾山興法寺までたくさんの石仏があります。四国八十八ケ所霊場めぐりを模倣して祭られた石仏が88対も並んでいて辻子谷石仏と呼ぶそうです。なかなか楽しめるハイキングコースですので、ぜひどうぞ!
額田戎 本えびす
本日は本えびす。
毎年、家から歩いて5分ほどの所にある額田戎に行っております。小さな神社なんですが、この3日間だけは賑わいます。神社前にいつもベビーカステラの屋台が出ているんですが、今年は甘栗の屋台が出ていました。西宮のエビス神を勧請した神社で、枚岡神社へ合祀されていましたが、明治時代に後に復社しました。
額田は額田氏が住んでいた土地で、額田氏で有名な人と言えば額田王。神武天皇が東征で攻め入った日下がすぐ近くにあり、額田には行基が開いたお墓が今も残る古い土地ですので、霊験あらたかだろうと、毎年、額田戎に行っております。
縁起物の熊手も買いましたので、えべっさん、あんじょう、たのんまっせ!
ポラーノの広場
チケットを買ってあるということで奥さんと「光と影の芸術人 藤城清治世界展」へ日曜の午前中に行ってきました。最終日で午後からは本人のサイン会もあるということでかなりの混雑。
場所は大阪港にある大阪文化館・天保山。昔のサントリーミュージアム「天保山」です。知的生産の技術研究会・関西で毎年、講演していただいた作家・野村正樹さんがサントリー時代の最後に手掛けたのがこのサントリーミュージアム「天保山」の設立。てっきり大阪在住と思ってセミナー講師を依頼したら、東京在住でした。それ以来、関西の別の用事にかこつけて前後にセミナーをしてもらいました。
「光と影の芸術人 藤城清治世界展」会場内には藤城清治作品が山のように展示されていました。なかでも多かったのが宮沢賢治の童話の挿絵。数ある作品の中で一番、印象的だったのが「ポラーノの広場」。昔、角川書店で宮沢賢治の「ポラーノの広場」を買ったのですが表紙の挿絵がまさにこれ。藤城清治には珍しく、淡い印象の絵で、懐かしかったですねえ。。
「つめくさの花の かおる夜は ポランの広場の夏まつり...」
11月11日は「いしきりんの日」
【石切参道商店街】
「デンボ(腫れ物)の神様」として有名な石切神社が東大阪にあります。「がん」の治癒を祈願する人が多く、いつ行っても神社入口から本殿前を行き来きするお百度参りが行われています。
この石切神社と近鉄・石切駅との間を結んでいるのが石切参道商店街。商店街で一番多いのが「占い」のお店。たくさんの占い師が店を出していて、なかには古書街のようにずらっと占い師が並んでいる一角もあります。この商店街のマスコットキャラクターが「いしきりん」。
【いしきりん】
「いしきり+きりん」から命名されています。一応、未婚の女の子なんだそうです。
ずんぐりむっくり体型で、とてもキリンにはみえまえん。しかもキリンなのに首(クビ)がありません。そこから就活、リストラ除けのお守りや、アスリートの足切り(ボーダライン)用お守りとして、「いしきりん」グッズが売れています。
身長:1m4cm
体重:スイカ4個分
特技:時速50キロで走れる(ホント?)
尊敬する人:まんまちゃん
誕生日:11月11日(いしきりんの日) ← 今日です!
タレントとして松竹芸能に所属しています。(笑)
枚岡祭り
枚岡祭りは河内一ノ宮・枚岡神社の秋郷祭で、各町内から太鼓台23台が宮入りします。10月14日、15日の曜日固定で、今年は運悪く、名古屋と津で仕事の日。ちなみに地元では企業の多くは社員が担ぎ手で、お休みになる所が多く、学校も休みになります。
津から枚岡へ着いたらちょうど20時。祭は夜遅く(宮出は23:30頃)までやりますので、全然OKで神社内を太鼓台を練り歩いていました。
小太鼓は中高生が担いでいることもあり、21時ぐらいに帰りだしますので、それについて出ます。ウチの子供が小太鼓を担いでいた頃から宮を出た所で、4台の小太鼓が掛け合いをするようになり、これが見所になっています。
写真は掛け合いが終わって4台の小太鼓を持ち上げているところで喜里川の太鼓台。
そのまま家に帰ったら誰もおらず、家族は最後まで見るつもりですなあ(笑)さあ、歴史秘話ヒストリアを見ようっと!
九条駅の名前の由来
三宮にある「ひょうご産業活性化センター」へ行くのに地下鉄・中央線の九条駅で阪神電車に乗り換えています。
でも、なんで九条駅なんですかねえ。奈良には近鉄・九条駅がありますが、ここは平城京の九条通りのあった所。京都市地下鉄の九条駅も同様に平安京の九条通りがあった所です。大阪には難波京がありましたが大阪の九条駅は難波京からずっと西にいったところですから、位置的には一条です。
ネットで調べると諸説ありました。もともとは衢壊(くじょう)というまったく読めない地名だったそうです。漢字が難しすぎ読めないので九条にしたようです。そもそも衢壊(くじょう)という地名は淀川の河川工事で、このあたりの衢(みち)を切ったことから衢壊(くじょう)と名づけられたそうです。
他にも洪水で京都の九条家の笏(しゃく)が流れ着いたからという説がありますが、笏に持ち主の名前が書いてあったんですかねえ。条里制からつけられたという説もありました。西成郡に十八条村があり、一条からずっとありましたが、現在は十三(じゅうそう)、九条が地名として残ったという説です。十三は13番目の橋だからと名づけられたという話を聞いたんですが、どっちが本当ですかねえ。
九条ですが昔は川の砂洲が散在する地帯で九条島だったそうです。九条駅の次の駅が西九条駅で、なんで西九条があって東九条がないのかも不思議です。
ひらおか薪能
「ひらおか薪能」を見に枚岡神社へ。奥さんと毎年行っています。
諸説ありますが能を作り上げた観阿弥は伊賀の人で、お母さんが河内玉櫛荘(東大阪市)出身。大和猿楽の一座に所属していました。実は楠木正成の姉か妹だと言われていますので、そうなると観阿弥は正成の甥になります。そんな謂れもあり、河内一ノ宮である枚岡神社で薪能が行われ、今年で第23回目。
狂言と能が行われますが能は「鵺(ヌエ)」。源三位頼政の鵺退治をテーマにしています。近衛天皇の時代に、大極殿の屋根に夜ごと鵺(化物)があらわれ天皇は病気になってしまいます。そこで源頼政が呼ばれ、鵺は弓で射抜かれ、退治されました。その鵺が亡霊になって現れる話。
昨年の「ひらおか薪能」が「頼政」。鵺退治した源頼政が平家に敗れ、平等院の庭に扇を敷いて自害したのがテーマになっています。もちろん亡霊として現れるのは源頼政。2年続けて、源頼政がテーマでした。(笑)
源頼政が自害した場所は「扇の芝」と呼ばれ、平等院を入ったすぐ左手にあります。「扇の芝」の案内板もあるんですが、何もない広場ですから、そんな所へ行く観光客はまずいません。歴史好きか能好きだけでしょうね。
東大阪新聞が届く
東大阪新聞は月2回発行の新聞で、第6851号になっています。
誕生したのは昭和29年ですので、62年もたったかなり古い新聞です。ちなみに日本最古の日刊新聞は三重県にある伊勢新聞で、創業は明治11年です。
昔、中河内(東大阪、八尾、柏原)地域には15社ほどのローカル紙があったそうですが、現在残っているのは3社で、東大阪新聞以外では八尾タイムズと河内新聞があります。東大阪新聞社の社長が急に亡くなったことから、先日、知的生産の技術研究会・関西でウクライナセミナーをしてもらった小野 元裕さんが引き継いで社長をされています。
東大阪新聞は1枚もので表が東大阪版、裏が八尾・柏原版になっています。枚岡神社の巫女体験研修会などローカルなネタばかりです。きっちり広告を取っているところがすごいですね。後は中河内の城特集をしてくれると完璧なんですが
城では若江城、恩智城、高安城、信貴山城、八尾城、久宝寺城、萱振城、水走氏館などがあるのと南北朝がぶつかった四条畷の合戦や八尾・若江の戦い(大坂夏の陣)の舞台にもなっていますので、けっこうネタはありますね。