花見

F11-04-07.jpg中小企業診断士で構成しているファイティング・コンサルタンツ恒例の花見を土曜日に開催。まずは天満橋駅に集合して買出しです。

昨年までは事業で稼いだ剰余金があったので大盤振る舞いの買い物でしたが、最近はウダウダと会をやっていて、全然稼いでいませんので剰余金がなくなってしまい割り勘(笑)。こうなると値段にはシビアですねえ。

さてお酒などを買い込み天満橋周辺の大川へ。桜並木がずっと続いています。桜は五分咲きですが、花見客はほとんどいませんね。いつもはたくさん出
ている屋台も皆無。自粛ムードのせいですかねえ。こんなことでは経済がまわらんので、もっとお金がまわるようにしやなあかんと、そこは中行企業診断士らし
く議論になったのですが、途中から酔っ払ってウダウダに。大川沿いのベンチに座って寝込んでいるのもでてくるし、いつもの花見でした。

震災募金を集めるためにマーチングバンドが回ってきていましたので募金をしておりました。

ミネラルウォーターがない

S_cube.jpgS-CUBEの入居企業で聞いた話なんですが丹波山系で清水を汲み上げてペットボトルに充填している会社があります。個人事業より少し大きい程度で細々と片手間にやっています。ネットでも販売していますが、ほとんど売れません。(笑)

ところが首都圏で水道水から基準以上の放射性物質が検出されたという報道されてから注文がうなぎのぼり。受注生産で小ロットなので、さすがに対応できないため新規受注をストップしました。

場所はかなり山深い所にあるのですが、中には東京の家族へ送りたいからとじかに車で買いに来る人もいるそうです。大手なら分かりますが、こんな知
る人ぞ知るところまで影響が出ているんですね。日本一の清流・宮川村で「森の番人」という水のペットボトルを作っていますが、ホームページを見ると一週間
から十日ほど待ってくださいと出ていました。三重県人にもあまり知られていないメーカーですが、影響が出ているんですねえ。

東紀州の民宿屋の親父が、ミネラルが豊富だと近くの清水をペットボトルに詰めてネットで売っていますが、ここを知っている人はほぼ皆無ですので、さすがに影響は出ていないようです。(笑)

枚岡神社は四條畷の戦いの舞台

ume201103.jpgだいぶ暖かくなってきたので枚岡神社境内に広がる枚岡梅林へ。

枚岡は「ひらおか」と呼び、枚岡神社は近鉄奈良線・枚岡駅からすぐです。満開にはまだ少し早く、5分咲きでした。

梅林を歩いていると井戸があり、楠木正行ゆかりの井戸と説明書きがありました。説明によると梅林のあたりは四條畷の戦いの舞台になったところと書かれていました。

楠木正行は楠木正成の長男で、湊川の決戦に向かう正成と桜井の駅(島本町)で別れるシーンは昔から講談などで有名です。楠木正成がなくなった後、
南朝方を統率したのが楠木正行。足利方の高師直・師泰兄弟と戦ったのが四條畷の戦い。正行の本陣は枚岡神社から南に1kmほどいった往生院で、四條畷はだ
いぶ北になります。

四條畷には戦いにまつわる地名がいろいろ残っていますが、実際の戦は広範囲で行われたようです。枚岡も激戦地だったんですね。楠木正行は地の利がない戦いで勝ち目がないことはわかっていたようです。

大阪あそ歩 放出(はなてん)

osaka20110316.jpg紀伊國屋書店・本町店へ行くと、大阪あそ歩まち歩きマップ集3分冊が山積みになっていましたので、買ってきました。

大阪あそ歩とは大阪の町を歩いて、その町の歴史を知ろうという取り組みで、早く言えばブラタモリ大阪版。もっとも番組よりだいぶ前から始まっています。150コースから選び、集合場所に集まるとガイドが2~3時間かけて案内してくれます。

マップ集には全150コースが掲載されていますが、けっこう知らない歴史があるんですね。昔、難読地名で有名な放出(はなてん)の近くに住んでいたのですが、地名の由来に三種の神器の一つ・草薙剣がからんでいました。

熱田神宮から草薙剣を盗み出した新羅の僧が乗った船が難破してこの地に漂着し、神の怒りを恐れて剣を放ったというのが放出のいわれなんだそうです。へ~え!知らなかった。

大阪あそ歩
http://www.osaka-asobo.jp/

AllAbout大阪ガイドの陸奥さんが大阪あそ歩のアシスタント・プロデューサーをしています。


合成の誤謬

今日、大阪商工会議所のネットショップセミナーに参加しましたが冒頭、気仙沼商工会議所など連絡が取れなくなっている商工会議所がいくつか出ているという話がありました。

商工会議所でもセミナー中止を検討したが、無事な私たちはしっかり事業をやって適正な利益を出し、税金を納めることで被災者に貢献しましょう。そのために商工会議所はバックアップしますと挨拶していました。

イベントを自粛しようという動きが出ておりますが、華美なイベントなどはどうかと思いますが、萎縮せず実施した方が結局はお金という形で経済がまわりますので被災者のためになると思います。

経済学で「合成の誤謬」という言葉を学びました。一人ひとりが正しいとされる行動をとったとしても、全体で見ると逆に思わぬ悪い結果を招いてしまうことです。例えば貯蓄は美徳ですが、皆が同じことをやってしまうとお金がまわらなくなり不況になってしまいます。

無事だった関西こそ、イベントなどをバンバン行い今以上に経済を活性化しなければなりません。私たちコンサルは支援先がしっかり利益を出し税金を支払ってもらうようにがんばりましょう!

西梅田~四ツ橋

osaka20110127.jpg午前中、西梅田での用事が終わり、時間があったので健康のため難波まで歩くことに。

西梅田を出て桜橋から堂島へ。30年ほど前、新人で入ったSRA(ソフトウェアハウス)が堂島グランドビルにあったので、この界隈はよく歩いていました。堂島はけっこう変わっていましたが堂島グランドビルは健在。1階にあった第一勧銀はみずほ銀行になっていました。時々昼飯を食べに行った地下のちゃんこ料理屋さんもそのままありました。

道の反対側にサントリー本社があり、その奥の古河ビルに分室があったのですが、古河ビルも健在。橋を渡ると朝日新聞ビル。隣が住友中之島ビル。昔、大阪府立文化情報センターが中に入っていて安かったので知的生産の技術研究会・関西のセミナーでよく使っていました。まだまだビルは残っているんですね。1階がキャノンで当時はめちゃくちゃ高かったマックプラスなどをよく見に行っていました。

中之島から本町方面に歩くとIBMが見えてきます。ここへもテストなどでよく来ていたし、マシン室に泊りこんだこともあります。本町からさらに行くと四ツ橋。今は埋めたてられましたが、長堀川と西横堀川が東西南北に流れていて「ロ」の字型に四つの橋がかかっていました。今は交差点になってしまいましたが、小さな橋の模型が置かれています。

商売繁盛で笹持ってこい

nukata201101.jpg家から歩いてすぐのところにある額田戎神社へ行ってきました。神社に近づくと大音量で「商売繁盛で笹もってこい。商売繁盛で笹もってこい。ほえ籠ほいっ!]とお囃子が流れています。この3日間はずっと鳴り響いています。

去年の縁起物を神社の入口で渡して、まずは参拝。次に裏へまわって木をたたいて、さらにお願い。戎さんは耳が悪い神さんなので、念には念をいれてお願いするためです。今宮戎は裏はドラになっていてドラをバンバンたたきます。

今年の縁起物を買って帰ってきました。いつもは閑散としている神社ですが、この3日間は人で賑わっています。十日戎は関西を中心とした行事で、一説によれば10日、20日、30日に市が行われ、新年最初の市である1月10日が十日戎として発展したそうです。

鴻池新田会所へ

 
kounoike201012.jpg仕事で鴻池新田駅へ。昼休みに久しぶりに鴻池新田会所をのぞいてきました。鴻池新田駅からすぐです。

以前は春と秋の公開で無料でしたが、すっかり整備され入場料が300円になっていました。立派なパンフレットもあり、説明板も充実しています。

鴻池新田会所とは大和川の付け替えによってできた鴻池新田を監督した役所です。この付け替えによって砂がたまり、堺の港が駄目になってしまい戦国時代から続いた堺の栄光がついえてしまいました。

鴻池家が新田開発をしましたので、その拠点でもありました。蔵などが並びますが母屋の台所がすごい広さですね。大勢が働いていたのでしょう。会所の周りの堀も残っています。本屋や米蔵などは重要文化財になっています。

鴻池家の先祖は戦国時代の武将・山中鹿之助で、明治になってからは堂島両替所となり、三和銀行から現在の三菱東京UFJ銀行になっています。

東西狂言会

昨日の夕方、あきないえーど(大阪産業創造館)で経営相談を担当していたのですが、話がはずんで1時間の予定が大幅に時間オーバー。あわてて電車に飛び乗って河内永和駅へ。18時からの東西狂言会にギリギリで会場入り。

kyougen201011.jpg東西の狂言師が集まっての贅沢な会。主催は大阪樟蔭女子大学で22回目です。見たのは初めてですが人間国宝が2人も出るというめちゃくちゃ豪華な顔ぶれですが、しかも無料での開催(整理券が必要)。

大阪樟蔭女子大学・客員教授が木村要氏(狂言師)で、まず解説なんですが、これが言いたい放題。「本当は20分解説する予定だったが人間国宝の野村萬氏が東京へ帰らないといけないので5分にせよと言われた。」などと舞台裏を暴露。(笑)西の狂言前にきっちり15分間解説していました。

【東】
呂蓮(ろれん) 野村萬、野村万蔵、小笠原匡
宿のない法師を泊めていろいろと話を聞いているうちに亭主が感激して弟子入りし頭を丸めてしまいます。怒ったのが奥さんでドタバタになります。

【西】
栗焼(くりやき) 茂山千作、茂山千三郎
人間国宝・茂山千作氏はさすがに足は動きませんが、声はよく通ります。終始、座っての狂言で座(the)狂言と銘打っていました。焼き栗を作れと主人に言われた太郎冠者が、誘惑にまけず全部食べてしまいます。主人への言い訳が見どころ。それにしてもお元気ですねえ!

鈍太郎(どんたろう) 茂山千之丞、茂山正邦、茂山童司
久々に京都へ戻ってきた鈍太郎と本妻、愛人とのドタバタでめちゃくちゃ面白かったですね。

なかなか贅沢な狂言でした。

満員の箕面

minoo2010111.jpg紅葉を見に行こうと奥さんと阪急電車で箕面駅へ。宝塚線に乗ったのは久しぶりでした。

駅を降りると商店街はすごい人。この人の列は結局、箕面の滝までずっと続いていました。駅から滝までは2.5kmほどなので30分ほどあれば着きますが、犬の散歩しながら歩いている人や乳母車、子供づれなど様々で列はゆっくり動いていきます。結局滝まで1時間ほどかかりました。

 

minoo2010112.jpg滝のあたりもすごい人でラッシュのよう。でも一番混雑していたのはトイレですねえ。目的の紅葉は緑、赤、黄のコントラストがきれいでした。