大阪府よろず支援拠点で窓口相談。
ランチを食べにマイドーム大阪を出ると松屋町筋(まっちゃまちすじ)と本町通の交差点近くに「生國魂神社」の大きな幟が何本も立っていました。いくたま夏祭りが7月に行われますので準備の幟なんですね。生國魂神社の本殿がある場所はずっと南に行った谷九(谷町九丁目)近くですが、本町通りと中央大通りの間に生國魂神社の行宮(あんぐう)があります。ビルとビルの間に入口がありますが、境内はけっこう広く、立派な社殿が建っています。ここも夏祭りの舞台となります。
いくたま夏祭りは天神祭、住吉祭と並ぶ大阪三大夏祭りの1つで、陸渡御では秀吉に追い出されるまで本殿があった大坂城へも向かいます。
”いくたまさん”は国そのものの神様で歴史はめちゃくちゃ古く、神武東征の時に作られたと言われていますが、乙巳の変(大化の改新)の後、孝徳天皇が遷都する難波京の資材にするために生国魂社の樹を切ったと日本書紀に記されていますので、古代に神社があったことは確実視されています。中世には信長と10年戦争を起こす石山本願寺が生国魂社のすぐ隣に造られます。これがために兵火で燃えてしまいました。
秀吉が石山本願寺の跡地を中心に大坂城を造る時に追い出されて、現在の地に移ります。移転して今度は大坂夏の陣が起きます。生国魂社の南側に毛利勝永や真田信繁が陣取り天王寺の戦いが行われましたので、またまた燃えてしまいました。国の神様なんですから、なんとかならなかったんですかねえ。
カテゴリー: 地域の話題
ぎょうざの満州
近鉄四日市駅の次に急行が止まるのが塩浜駅。
塩浜はコンビナートで有名な町です。三重県産業支援センターの支所であるAMICがあるので、時たま降りたことがあるんですが、食堂などはほとんどなく、よく行っていたのが満州という中華料理屋店。
餃子で有名なお店なんですがユニークなのが近鉄から見えるところに書いてある大きな看板。「乗るなら近鉄 食べるなら満州」 、「今日も餃子で元気」、「今日も元気でピン!ピン!ピン!」とか書かれていて、かなり目立ちます。
一番笑ったのが「踏み切り一旦停止違反 9000円 満州の餃子 350円」という看板。ご丁寧に踏切前に大きく書かれています。定期的に内容が変っています。
今日の日経新聞夕刊のコラム記事を読んでいたら「餃子の満州」がチェーン店だと出ていました。あんなぶっとんだ店がチェーン店!と思ったら埼玉発祥で関東一円にあるチェーン店のようで店舗一覧には載っていませんでした。あんな変な店はやはり単独店なんですね。
鳥飼八防
鳥飼八防、摂津市周辺にある地名です。
新幹線で新大阪駅を出てしばらくすると左手に車両基地が見えてきますが、これが鳥飼車両基地で、この付近が鳥飼です。他にも鳥飼五久という地名もあり、なんでこんな変な地名がついたんですかねえ。
鳥飼はわりと分かりやすく大化改新より以前に鳥類の飼育に従事した部民 (べみん) の名前です。鳥飼部で、ここらあたりに住んでいたことから地名がついたのでしょう。同様の名前は犬養部(いぬかいべ)、馬飼部(うまかいべ)があります。武具になると弓削部(ゆげべ)、矢作部(やはぎべ)があります。弓削は八尾市に弓削町があり僧・道鏡は弓削氏(物部氏)の一族で弓削町の出身です。
平安時代、この付近には都に牛や馬を供給する牧が整備されたようで本牧という地名が残っています。五久は御厩のよみに”あて字”にしたのでしょう。
八防は何からつけたのかなあ。戦国時代、このあたりに三宅城という平城があり、三好長慶軍に攻められ落城した時に城主の娘が出家して建てたのが防風庵で、ここから知名がついたのかなあ。
日本一低い山
日本一低い山と言えば大阪の海遊館の近くにある天保山が有名です。標高4.53mで国土地理院発行の地形図に掲載されています。山岳会が存在し登頂証明書も発行されています。もともとは江戸時代に航路を拡げるために安治川を浚渫した時に出た土でできた築山です。
先日、堺台場のある大浜公園へ行ったら、ここにも日本一低い山がありました。名前は蘇鉄山。標高6.97mで天保山より高いですが実は山頂に一等三角点があり、一等三角点のある山としては日本一低いそうです。天保山には二等三角点があるそうです。三角点に一等やら二等があるんですね。
堺台場と同様、天保山にも大砲が置かれ、異国船の警戒に当たっていました。さて蘇鉄山ですが5秒ほどで登頂できます。こちらも山岳会が結成されており、登山認定書を発行しているそうで国土地理院の地形図に掲載されています。
サミット一日前の伊勢
IT相談で伊勢へ。よく考えたら明日からサミットなんですね。
お昼は久しぶりに”伊勢うどん”を食べようと山口屋へ。伊勢市駅近くにある伊勢うどんで有名なお店です。ここで頼むのは”かやく伊勢うどん”と”ご飯小”。いわゆる炭水化物定食です。(笑)いつもは観光客のお客さんも多いのですが、今日はスーツにネクタイ姿のビジネスマン風のお客さんばかり。
しかし注文がたどたどしく、サンアリーナがどうのとかいう会話が聞こえてきますので、伊勢志摩サミットで取材にきたマスコミ関係者か公安関係のようです。伊勢の上空にはずっとヘリコプターが飛んでいました。
IT相談が終わって電車まで時間があったので外宮へ寄ってきました。境内はとってもすいていて、警備の警察官の方が多いぐらい。毎回、こんなんだといいですねえ。
さて電車に乗ろうと駅へ向かうと、途中で道路封鎖にあいました。なんでも安倍首相が宇治山田駅に到着して伊勢神宮へ向かうための規制なんだそうです。議長国なんで今日から伊勢志摩に来ているんですね。明日から伊勢志摩サミットです。
水の噴水
東京の通勤は大変
よろず支援拠点 全国研修会の2日目
研修は9時半スタートなので虎ノ門までゆっくり行けばよいと9時前後に銀座線に乗ったら、御堂筋線なみの混雑。9時といえばふつうの会社の始業時間なので大阪の地下鉄ならけっこうすく時間帯なんですが東京は大変ですね。
虎ノ門駅の1つ前の新橋駅のホームでは入場制限をやっていました。ホームが狭いせいもあるのでしょうが、9時前後でこの状態ならラッシュ時はどんなんだろう。
研修会場は虎ノ門ツインビルという虎ノ門病院横のビルでしたが、周辺にあまり食べる所はなく地下の食堂か1階で販売している弁当を買う人で列ができていました。通勤は大変だし、ランチ難民にもなるし東京は大変そうですね。
2日間の研修は無事終了。帰り、新橋駅の駅前広場で古本市をやっていて、知っていたら寄ったのに!京浜東北線の電車に乗った瞬間に古本市を発見、さすがに戻る元気はなかったですね
映画「繕い裁つ人」の舞台
先日、能勢にある山下城へ行く途中に見つけたのが川西市郷土館。山下城の資料でもないかなと入館しましたが、中は鉱山資料がメインでした。
能勢って鉱山が多かったんですね。銀銅山があり、昭和初期まで操業していました。銅の製錬を業としていた旧平安家住宅を中心に展示されていて、製錬ででてきたカスを捨てた谷などがありました。そんな郷土館の一角にあったのが旧平賀家住宅というなかなかお洒落な洋館。
中谷美紀さん主演の映画「繕い裁つ人」で、市江(中谷美紀)の祖母が始め市江が引き継いだ洋裁店として使われたそうです。ウーン、映画見ていないなあ。連続テレビ小説「マッサン」では、大阪編で登場し、政春とエリーが入居を断られた洋館としても使われたそうで、室内に撮影の様子などが展示されていました。
生國魂神社・御旅所
大阪府よろず支援拠点は上町台地の麓にあります。
上町台地の上にあるのが大坂城で、ここの一角に生國魂神社・御旅所があります。「いくくにたまじんじゃ」と呼びますが、めちゃくちゃ古い神社で、国の魂とあるように日本そのものを祭った神社。
天皇の即位儀礼の1つである八十島祭も生國魂神社で行われています。当時は上町台地の麓まで海で、遠くにはイザナミ、イザナギの国生み神話の元となった淡路島が見え、現在は島と言う地名で残っている枇杷島や柴島などがたくさんの島(八十島)が連なっていました。
戦国時代、石山本願寺を造った時もそのままでしたが秀吉が大坂城を造る時に天王寺に移転が命じられます。どこに元の神社があったかは分かりませんが、大阪城の外堀近くに御旅所が作られています。
都をどりの収支
祇園・花見小路にある祇園甲部歌舞練場へ都をどりを見に行っておりました。
会場は848席で指定席券は4,200円です。学生割引もありますが、お茶券付きになると4,800円になります。全部埋まらないので稼働率を80%にすると
4,200円×848席×80%=2,849,280円
1日4講演ありますので
2,849,280円×4回=11,397,120円
1100万円ほどが1日あたりの収入です。
もともとは明治維新で関西が地盤沈下したため明治5年に始まったのが歴史で今年で144回目となります。フィナーレはなかなか艶やかでした!