大阪は今日もゲリラ豪雨

本日も大阪はゲリラ豪雨。朝からバスタオルをベランダに干して出てきたのに!

「庭草に 村雨降りて こほろぎの鳴く声聞けば 秋づきにけり」なんて優美な歌が万葉集に出てきますが、昨今のゲリラ豪雨は村雨(むらさめ 強く降ってすぐ止む雨)という雰囲気じゃありませんなあ。

そうそう、村雨といえば南総里見八犬伝で犬塚信乃が持っていた刀が村雨ですね。徳川家に災いをもたらす妖刀村正からの発想ですかねえ。

村正は桑名の刀工で馬道駅近くに屋敷跡があったとも伝わっています。走井山の麓にあり、戦国時代、走井山には北畠の矢田城がありました。信長の伊勢侵攻で滝川一益に攻められて落城し、長島一向一揆攻略の前線基地となりました。

日羅碑

日羅碑
日羅碑

帝国ホテル大阪の近くに日羅碑があります。日羅、懐かしい名前ですね。「日出処の天子」(山岸凉子)に登場します。 

百済から来た僧、日羅に女装までして厩戸皇子が会いにいきます。ここに新羅から渡来していた淡水(たんすい)という人物が同席していました。韓流ドラマでおなじみの花郎(ファロン)の一員です。 

淡水は厩戸皇子を弥勒仙花の生まれ変わりとして心酔していました。弥勒仙花というのは弥勒が花郎に化してこの世に出現した姿をいいます。ところが厩戸皇子と会った日羅が、一目で厩戸皇子の異形を見抜いてしまい、「そこにいる童は人にあらず」と言ったことから、この淡水が日羅を暗殺してしまいます。 

というのはコミックの話。 

実際の日羅は大伴氏に従い朝鮮半島に渡った武人の息子で、百済の高級官僚になっていました。敏達天皇の要請により583年、日本に帰国、敏達天皇に朝鮮半島に対する今後の方針について聞かれたところ、答えたのが百済に不利な内容だったため、百済の役人に難波で殺されてしまいました。日羅を葬った初葬の地がこの日羅碑があるあたりと伝わっています。

本町橋の夜討

本町橋
本町橋

真田信繁が真田丸で活躍する大坂冬の陣では堺筋本町でも戦いが行われていました。大阪府よろず支援拠点がある大阪産業創造館のすぐ横に本町橋があります。この本町橋の南に陣を置いていたのが蜂須賀軍です。蜂須賀小六が秀吉の天下取りを助け、その功績で子孫は徳島をおさめることになりました。徳川方として出陣していたのが蜂須賀至鎮です。

本町橋の南を守っていたのが蜂須賀家老だった中村重勝。尾張・中村が本貫ですので秀吉や加藤清正と同じですね。ここに夜討をかけたのが塙団右衛門直之で、寝入っていた蜂須賀郡の兵士はビックリ。中村重勝も討ち取られています。塙団右衛門は広報戦略が得意だったようで、「夜討ちの大将・塙団右衛門直之」の木札をたくさん作り、討ち入り時にばらまかせました。SNSのない時代でしたのでクチコミ効果を狙ったのでしょう。塙団右衛門は本町橋の上に床几を置いて、そこで指揮を取っていたそうです。

さて戦死してしまった中村重勝ですが、初代中村勘三郎が息子という説があり、18代中村勘三郎さんが徳島の中村重勝の墓を墓参りしたそうです。本町橋の南というと一華、ぢどり亭あたりが戦いの舞台だったのかなあ。

第56回 BLAST研究会

BLAST研究会
BLAST研究会

昨日は大阪産業創造館で第56回BLAST研究会。 

2002年度に中小企業診断士試験が新制度になった時に誕生した研究会で、ニュータイプ診断士(新制度の中小企業診断士)で構成されています。年に3回ほど研究会を開催し、56回目を迎えました。17年以上、よく続いています。 

3人の発表の後、全員の近況報告を行います。持ち時間は一人1分と言っているのに平気で3分ぐらいしゃべる、しゃべりたがりが多いので、いつも撤収時間ギリギリまでの開催になっています。 

終わってからは北浜のDIWALI(ディワリ)というインド・アジア料理店で交流会。遠くは九州の福岡からの参加者もいてました。 

複業のはじめ方

複業のはじめ方
複業のはじめ方

5月に知的生産の技術研究会・関西で「スキマ時間を生かす新しい副業」というタイトルでセミナーをしていただいた藤木さんの新著「会社を辞めずに“好き”“得意”で稼ぐ!  複業のはじめ方」です。

四日市の丸善に面陳列されていました。おすすめは30代のビジネスパーソンですねえ。

副業ではなく複業というタイトルがついている点がミソ。会社が一生面倒をみてくれる良き時代は終わり、自分中心の生活設計を考えなければなりません。従業員としてはエンプロイアビリティ(雇用され得る能力)を持つことも重要です。そのためには外からいろいろな刺激をうけたり、会社では出会えない人との交流が重要になります。そこで会社に勤めて生活の安定を確保しながら静かな複業をはじめるための入門書になっています。

華燭の典

帝国ホテル
帝国ホテル

最近、結婚式に出る機会なんてほとんどないのですが久しぶりに帝国ホテルでの結婚式に出席してきました。新郎は足立さん(中小企業診断士+行政書士)、新婦は中澤さん(中小企業診断士+弁護士)で中小企業診断士のイベントで出会われたそうです。 

一昨日、確か12:30からだなと披露宴の参加時間を確認すると小さな紙がホロリ。紙には結婚式にも参列してねとチャペルでの集合時間(11:20)が書かれていました。参加時間が1時間、早まりましたが気がついてよかった! 

帝国ホテルのチャペル結婚式ですが、めちゃくちゃ贅沢でパイプオルガンが流れトランペット演奏や声楽の生歌です。本格的ですねえ。続いて披露宴ですが、最近は仲人さんってないんですね。それよりも驚いたのが最初の入場で新郎・新婦がダンスして登場したこと。最近の結婚式はめちゃくちゃ変わっているんですねえ。

ちとせの伊勢うどん定食

伊勢うどん定食
伊勢うどん定食

伊勢商工会議所へは火曜日に行くことが多いのですが、久しぶりに木曜日に来ております。
というわけで火、水が定休日になったため、すっかり足が遠のいた「ちとせ」へ。久しぶりに伊勢うどん定食(750円)を食べてきました。
伊勢うどんの特徴は黒く濃厚なつゆと腰がない太い麺で、刻み葱をからめて食べるソウルフードですね。

この男がジブリを支えた。近藤喜文展

ムーン
ムーン

三重県立博物館が開館5周年ということで記念特別展「この男がジブリを支えた。近藤喜文展」を行っています。前から気になっていたのですが、午前中の予定がうまく空いたので、のぞいてきました。

アニメータ近藤喜文の原画やイメージボード、スケッチ等が多数展示されていて、ルパン三世、未来少年コナン、赤毛のアン、名探偵ホームズなど懐かしいですねえ。会場では日米合作映画「リトル・ニモ」のパイロットフィルムが上映されていました。

スタジオジブリ時代になると火垂るの墓、おもひでぽろぽろ、魔女の宅急便、紅の豚、もののけ姫などが展示され、監督をした「耳をすませば」は特に充実しています。会場の最後には「耳にすませば」に出てくる猫「ムーン」と一緒に写真が撮れる撮影コーナーがあり、SNS対策もしていました。それよりも帰りに見つけたのが博物館入口の階段のところにあったのがムーンのシルエット。細かい仕事をしていますなあ。

大阪などで同様の展示会を行えば連日、長蛇の列でしょうが、さすがに平日の三重県立美術館なんで、ゆったり見られます。9月16日までで、平日月曜は休館です。

J-Motto ITコラム

リンクモンスター
リンクモンスター

J-Mottoというサイトに毎月コラムを連載しています。J-Mottoは20ユーザー月々3,000円と安価で使えるグループウェアですので皆さん、ぜひどうぞ!。
会員にならないとコラムを読めなかったのですが、サイトリニューアルに伴って一般公開されました。

コラムの連載を開始したのは2004年ですので、もう15年になるんですね。もともとは東海銀行の関連会社が運営していたんですが、紆余曲折があって現在はクラウドで与信管理をしているリスクモンスター株式会社(東証2部上場のベンチャー)が運営しています。東京へ行く機会があると寄っていますが、会社の入口に恐竜の骨格が置いてある少しぶっ飛んだ会社です。マスコットキャラクターはリスモングというそうでリスクを眠らせるために、ずっと寝ているそうです(笑)。

 J-Motto がんばる企業応援コラム

昔の列車には冷房なんてなかった

大阪から行くと東京よりも遠い員弁へ前回に引き続いての訪問です。藤原岳の麓で一応は三重県内なんですが岐阜との県境近くなので岐阜ナンバーの車がふつうに走っています。

今回も3両編成の軽便鉄道である北勢線に乗っていきましたが、3両とも冷房車じゃない!窓はすべて開放されていて、うだるような車内を扇風機がねっとり、かき回しています。電車が走ると少しは風が入ってきますが、生暖かい風ですね。考えてみたら昔、国鉄の車両なんかは冷房もなく扇風機だけでした。あの頃はそれが当たり前でしたので、考えてみたら贅沢になったものです。大学時代に市役所でバイトしてましたが、市役所にも冷房がなく扇風機がまわっているだけでした。

さて研修は無事に17時に終わり、車で近くの駅に送ってもらってから大阪へ向かっていますが、最寄り駅に着くのは21時半頃になりそうです。やっぱり東京より遠いですね。