国鉄時代に名古屋から津へ行こうとすれば、関西本線に乗って三重県内陸部にある亀山駅へ向かいます。ここで紀勢本線に乗りかえて津に行きますが、三重県を三角形のように走ればならず大回り。必然的に海岸を走る近鉄に乗ることになります。
そこで四日市と津を結ぶバイパス線として40年前(1973年)9月1日にできたのが伊勢線。名古屋へ向かう特急が伊勢線経由になりましたので早くなり便利になりました。ところが国鉄の分割・民営化に伴い第三セクターに。今ではレールバスがトコトコ走る路線になっています。
経営は順調でJRの快速みえや南紀特急がこの伊勢線を借りて走っているため賃貸収入で黒字経営。ただ快速みえが我が物顔で走っているのを、本家であるレールバスが駅で通過を待ち「軒を貸して母屋を取られる」ということになっています。(笑)
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伊勢鉄道で鈴鹿へ
鈴鹿の企業さんへ
久しぶりに津駅から伊勢鉄道に乗りました。
伊勢鉄道は津と四日市を結ぶ第三セクターの路線です。津から四日市へ移動する場合、JRですと内陸部の亀山を経由するしかなく近鉄に負けていました。そこでバイパス線が計画され国鉄時代に作られた路線です。
第三セクターでは珍しく伊勢鉄道は黒字。JRの南紀特急(名古屋-紀伊勝浦)、快速みえ(名古屋-鳥羽)が伊勢鉄道に乗り入れていて、JRから入る収入が大きいのが理由です。もっとも単線なので伊勢鉄道のレールバスはJRの特急が通過するまで駅で待ち、なんとも肩身が狭いですね。
鈴鹿の手前に「鈴鹿サーキット稲生駅」があり、10月2日~4日にF1レースが行われるため、いつもは通過する「快速みえ」を車両を増やして止め、少しでも増収をはかるそうです。
行きは各駅停車のレールバスですが、帰りは「快速みえ」で帰ってきました。
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