ITベンダー向け研修がスタート

itc201001.jpg中部イノベーション・パートナーシップ事業という舌をかみそうな事業があるのですが、その事業の一環でITベンダー向け研修が三重県産業支援センターでスタートしました。

去年までは経営者を集めた経営者研修を4日間講座で行っていましたが、今年は対象をシステム会社などのITベンダーにした3日間講座で三重県では始めての開催です。講座はケース企業をもとにMBA方式で進めますが、ケース企業の題材は実在の企業をモデファイしたものです。受講者はモデル企業の経営幹部になった想定で、経営戦略を作りIT戦略へおとしていきます。バランススコアカードなどろいろな分析手法を課題を通じて学べます。

経営戦略は正解がない世界ですので、グループで議論して作り上げていきます。バックボーンの違う人間が集まっていますので多彩な意見が出て、これが値打ちがあります。ユーザー企業がどういう思いでIT戦略を立案し、ITベンダーに発注しているかを体感してもらうのを目的にしています。

なかなかお値打ちな講座なのですが、ちょっと集客に苦労し最後は一本釣り(笑)

ようやく12社14名集め、3グループで研修はスタートしました。事務局が講師をするわけにいかないので講師は外部のITコーディネータ仲間に依頼してやっています。来週火曜日はTwitterセミナーをやらないといけないし、知的生産の技術研究会・関西のセミナーが金曜にあるし、最近はセミナー準備ばかりやっています。

名古屋ミソカツ 矢場とん

yabaton.jpg昼から名古屋で中部イノベーション・パートナーシップ事業の会議。聞いても、何をやるのか分からないい事業名ですが、以前はIT経営応援隊と言っておりました。近鉄で名古屋駅に出て、近鉄百貨店の隣にある名鉄百貨店9階にある矢場とんへ。

時間は13時をまわっていましたが、店の前にまだ待っている人が2人いました。店内は一杯。すぐに案内されて、豪勢に「わらじとんかつ定食」(1,650 円)を注文。普通のロースとんかつが2個分入っていて、ソースが選べます。迷わず味噌だれを選択。ソースと味噌だれを半分づつにもできます。

ミソカツも天ムスも名古屋名物になっていますが、どちらも発祥の地は津市。ミソカツは津のカトレアというレストランが発祥の地です。おいしかった。

ミソカツを食べてから会議へ、名古屋はけっこう冷え込んで寒かったです。会議には富山県や石川県からも参加していましたが、あちらは豪雪の中で、寒さの比が違うそうです。そら、そうでしょうね。

大河ドラマ 江姫ふるさと周遊バス

gou201101.jpg津の四天王寺前を通ったら三重交通の「江姫ふるさと周遊バス」が止まっていました。大河ドラマ「江 姫たちの戦国」ゆかりの土地を回るコースです。コースは伊勢上野城跡、 高田本山専修寺、 津城跡、四天王寺を巡ります。

先週の放送で、早々と小谷城が堕ちましたが、あの後、お市と三姉妹が移り住んだのが三重の津にある伊勢上野城。(伊賀上野城ではありません)織田信長の弟である織田信包が城主でした。

四天王寺には織田信長の母親である土田御前の墓がありますので、母親も一緒だったようです。土田御前は信長の弟である信行を溺愛し、これが元で信長は信行と戦って殺してしまいますので、信長とは当然そりがあわなかったでしょう。織田信包はどうも信長やお市と同母で、信長が預けるには最適な人物でした。

やがて織田信包と三姉妹らは伊勢上野城から津城へ移ります。津城には5層の天守閣が作られました。鈴鹿にあった伊勢神戸城の神戸信孝(信長の三男)も5層の天守閣を作り、田丸城(玉城町)に入った織田信雄(信長の二男)も天守閣を作りましたので三重にあった要の城はなかなか壮大な眺めだったようです。

商売繁盛で笹持ってこい

nukata201101.jpg家から歩いてすぐのところにある額田戎神社へ行ってきました。神社に近づくと大音量で「商売繁盛で笹もってこい。商売繁盛で笹もってこい。ほえ籠ほいっ!]とお囃子が流れています。この3日間はずっと鳴り響いています。

去年の縁起物を神社の入口で渡して、まずは参拝。次に裏へまわって木をたたいて、さらにお願い。戎さんは耳が悪い神さんなので、念には念をいれてお願いするためです。今宮戎は裏はドラになっていてドラをバンバンたたきます。

今年の縁起物を買って帰ってきました。いつもは閑散としている神社ですが、この3日間は人で賑わっています。十日戎は関西を中心とした行事で、一説によれば10日、20日、30日に市が行われ、新年最初の市である1月10日が十日戎として発展したそうです。

中小企業診断協会・三重支部の定期研修会

sindan201101.jpg津新町駅近くの洞津会館で中小企業診断協会・三重支部の定期研修会&新春懇談会

講師は株式会社三恵社の木全社長。名古屋の会社です。もともとは飲食業に特化した印刷業でしたが、毎年のように売上が数%ずつ減。数%なので、営業でカバーしようとしましたが、うまくいきません。これは構造的なもので手を打たないとまずいのではと考え、少部数出版の道へ。大学のテキストというニッチな市場に目をつけオンデマンド印刷機を導入。

テキストは季節商品で需要が平準化しないため少部数出版のビジネスを立ち上げてがんばっています。最低30万円でアマゾンでも流通する本を出版できます。ただし最初ロットは200冊。

なかなか面白いビジネスモデルでしたので去年の7月に知研・関西でも講演していただきました。
あなたも本を出しませんか!超少部数でアマゾンに本が出せます

セミナー後は、恒例の新春懇談会。早い話が飲み会です。(笑)

三重の方言 「カエルのカンピンタン」

伊勢にある皇学館大で方言に関するアンケート調査をしたという報道が毎日新聞に掲載されていました。

「車が混む」ことを「車がつむ」と言うのは三重の方言とは学生時代に言葉が通じなかったので知っていましたが、他にもいろいろあるんですね。「机を運ぶ」ことを「机をつる」と言いますが、これも方言だったんですね。「机、つって!」と普通に言いますがね。

甘酒などで底に残ることを「とごる」と言いますが、これも方言でした。「せんど、言うてもきかん子やなあ」とよく、おばあちゃんなどが子供に言っていましたが、この「せんど(何度も)」も方言。

驚いたのが「カエルのカンピンタン」。カエルが干からびて死んでいることを言いますが、これって三重だけの方言だったんですね。へ~え。

ただ三重といっても地域によって微妙に異なっていて、私も聞いたことがない言葉があります。以前にケンミンショーで「愛知では天ぷらを翌日の味噌汁に入れる」とやっていますが、ウチの実家でもいまだにやっています。

朝6時に響く興福寺の鐘

201101nara.jpg明けましておめでとうございます。

元旦は津の実家に帰省。私はほぼ毎週津へ行っているので新鮮味は全然なしです。

2~3日は奥さんの実家である奈良へ帰省していました。最近は宿泊パターンが多く、今回は興福寺の猿沢池近くの飛鳥荘という宿に宿泊。近くの宿には伏見工業高校一行様とあり、春日神社近くの宿にも高校ラグビー部が宿泊していました。奈良へ泊って花園ラグビー場へ向かうんですね。県は違いますが近鉄電車で一本ですし、奈良公園などで運動もできるので最適なんですかねえ。

今朝は6時に奈良の町にゴーンと響く興福寺の鐘の音で起きました。そのまま露天風呂へ、風呂から上空を眺めると北斗七星が見え、目の前の暗闇の中、五重塔がボーと浮かんでいました。なかなか贅沢な朝。