尾鷲南インター

owase201108.jpg大阪から松阪へ出て、最低賃金総合相談支援センターの車に便乗して尾鷲の企業へ。写真は尾鷲南インター近くの工事現場写真。

三重県の多気町(シャープ多気工場がある所)から熊野にかけて紀勢自動車道を建設中です。この区間は国道42号線しかなく、この国道が通れなくなると、全ての物流が止まってしまいます。

4,5年前に大雨で東紀州が陸の孤島になってしまいました。物資を尾鷲に船で運んで、尾鷲から物資を担いだ人が馬越峠を越えて隣の相賀へ運びまし
た。馬越峠というのは熊野古道で、尾鷲の人に言わせると熊野古道は古道ではなく、今でも生活道路だという具合に道路事情の悪いところです。国道42号線に
変わるもう1本の道路が悲願になっています。

紀勢自動車道は多気から大内山村までは開通しましたが、大内山-紀伊長島と海山ー尾鷲北は2012年度中に開通予定。尾鷲の町に入るまで2つの峠越えをしないといけませんが、これで尾鷲の手前の1つに減りそうです。

遷宮が2013年なので、何とかそれに間に合わせたいと工事が進んでいます。江戸時代、伊勢参りをしてから熊野古道を通って熊野詣でをするのが定
番でしたので高速道路で紀伊長島まで伊勢から行けることになります。ただ工事需要が終わると民需が少ない東紀州の建設業にとっては厳しいことになりそうで
す。

「尾鷲南インター」への2件のフィードバック

  1. 日本の民需が少なくなるのは、高齢化、少子化のためでこれに対応する対策を怠ったためです。
    世界人口は増加、東南アジアの若者も増加しています。また、国は経済発展も著しく金銭余裕もでて海外旅行したい人も増えるでしょう。しかし日本、地方都市に外国人に魅力を感じさせる町作りが無いのが現状です。
    また、お金の余裕のある国々の人は、自然があり、物価の安い国に買い物旅行に出かけ日本の地方都市には出かけません。
    物価が高い日本にも行きたいと思う付加価値がないからです。
    昔は、秋葉原に電気製品、カメラを買うことの付加価値で日本に多くの旅行者がこられましたが、今はどこの国いても同等の商品が手にはいります。
    物価が高くても、世界どこでも手に入れることのできない付加価値
    があれば人は集まります。
    企業も同様と思います。
    簡単な例として温泉町で考えると
    海外から日本の温泉ツアーに参加しても感動を与えられずにもう一度日本の温泉ツアーに参加したいと思わない。
    理由ーー水質は日本の温泉は最高であるが、夜の温泉街は9時過ぎには真っ暗。夜店屋台、着物の日本文化の付加価値が無くなった。

  2. まったくその通りで、どうしようもない政治家を選んだ国民の責任です。付和雷同型で勉強していないマスコミにも問題があります。
    省益を優先しないゆ公務員システム改革など、やるべきなんですが票に結びつかないと考えるのか政治家の動きはにぶいですね。

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