葉っぱがシェフ(尾鷲)

jomon201203.jpg尾鷲へ行く機会があるとよく行くレストランJomon。夫婦でやっています。

JR尾鷲駅から近いのですが、少し入り組んだところにある隠れ家レストラン。初めての人はなかなかたどりつません(笑)場所は天文台がある中村山の麓で、店は中村山に面しており、ここが野草園になっています。この野草を使った料理なので「葉っぱがシェフ」という名前。

いつも頼むのは紀州岩清水豚を使った岩清水Jomonランチ。縄文鍋という底に穴が空いたタジン鍋のような形状の鍋で石の上に葉っぱが載せてあり、ここに紀州岩清水豚を置いて焼きます。余計な脂が下へ落ち、野草のほのかな香りが岩清水豚につきます。軽い燻製のような感じですね。豚の味が凝縮されてなかなかいけます。

こじんまりとしたお店でテーブル(4人)は3つ。野草園を見ながら、ゆったり時間を過ごすのはなかなか贅沢ですね。庭に出られ、野草園を登ると尾鷲の町を見わたすことができます。野草園の桜は五分咲きになっていました。

→ 葉っぱがシェフ

三重EC実践塾 事業計画書作り

ec201203.jpg土曜日、三重県産業支援センターの会議室で三重EC実践塾を開催。

2005年、2006年に三重県産業支援センターで「みえEC実践塾」という講座を開講。ネットショップを既に初めていて、さらに売上アップを狙うための講座です。講座終了後も有志が集まって勉強会を続け、参加メンバーも増えています。

北出経営事務所の北出典雅氏による事業計画書作成がテーマでした。ところが、しゃべりたがりのメンバーが多いので、なかなか話が進みません(笑)

事業計画書を作らないとダメですよといつも中小企業に言いながら、自分のは、てんで作っていませんので、いい棚卸になりました。

ビジネスの最前線は国際標準を取ること!

seminar201203.jpg昨日は知研関西セミナー。20年振りに会員の田島さんに燃料電池の話をしていただきました。

大部の資料で分かりやすかったのですが、圧巻は国際標準をとるため世界中の技術者との丁々発止のやり取り。グローバル化と言う話を聞いています
が、えらい世界になっているんですね。マスコミはこういった話をもっと報道してもらうと、国際ニュースがもっと分かりやすくなるんですが。

■家庭用燃料電池エネ・ファーム

火力発電所から送電すると送電ロスなどで家庭に届く頃には38%になっています。家庭用燃料電池エネ・ファームなら発電所を家庭に設置したのと同じなので電気とお湯(熱)が取り出せ、効率は85%に向上。まさに発電の地産池消ですが、課題もたくさんあります。

まず高い!金額は270万円で補助金は100万ほど出ますが、ガスや電気の節約でみると年間6万円ほど。寿命は10年ですのでモトはとれません。
ただしこれは余った電気の売電単価が太陽光発電に比べてメチャクチャ安くなっているためです。ガス会社と電力会社は競走していましたので安い売電料です
が、この金額が高くなると工場の自家発電と同じですので、節電効果が高くなります。

燃料電池は発電ですが、反応させるには温度を上げる必要があり、この時、電気が必要で、停電になると使えません。バッテリーで電気を使わないシステムはできていますがコスト高になります。

また高校生の子供などがいて、よくお湯に入っている家庭では省エネになりますが、一人世帯であまりお湯を使わなければ反対に増エネになってしまいます。全ての家庭に向いている商品ではありません。

■国際標準を取るための丁々発止

日本の燃料電池の技術はかなり進んでいますが、太陽光発電をみても普及期になると韓国や中国に負けてしまうのが世の常。これは国際標準をとっていないからで、市場を押さえるのは国際標準をとらなえればなりません。

WTOに貿易の技術的障害に関する協定というのがあり、国際規格に基づいて認証を受けた製品の輸入を、JIS規格などで排除したらだめよという制
度です。日本は技術的に優秀でしたのでJIS規格などを制定してきましたが、これがためにガラスパゴになっています。実際、2001年にシンガポールで2
槽式自動洗濯機の輸入差し止め事件が発生しました。脱水槽の蓋を開けた時に日本はゆるやかに止まるブレーキ機構をJISで作っていましたが、国際標準は欧
米の1槽式回転ドラムを前提としたすぐに止まる規格。JIS規格の製品なら世界で受け入れられると思っていた日本企業に冷や水を浴びせる事件となりまし
た。

燃料電池の世界では国際標準をとらないと太陽光発電などの二の舞になります。そこで重要なのがコンビーナ(議長)という役職。国際標準を検討する
機関では技術課題に従ってワーキンググループを作り、規格を定めていきますが、ここで音頭をとるのがコンビーナ(議長)で発言力があります。燃料電池に関
しては技術が進んでいる日本はいろいろなワーキンググループでコンビーナ(議長)になっています。田島さんはISO/TC197
WG14(定置用燃料電池の水素燃料仕様)のコンビーナで、欧米から参加した技術者と丁々発止で規格を決めています。

ワーキンググループの公用語は英語。毎年、違う国で会議が行われますが、ここで日本の今まで開発してきた燃料電池の技術が国際標準になると日本のメーカーにとっては世界で戦えることになります。ビジネスの最前線は国際標準なんですね!

Twitterで売り込みがあった居酒屋

明日は知研関西のセミナー。

身近な発電である燃料電池について三洋電機時代から長年、研究している田島さんに初心者向けにお話いただきます。今、とってもホットなエネルギー問題で、エネルギーの地産地消がテーマ。

場所は大阪産業創造館なんですが、Twitterでセミナー告知をしていたら、堺筋本町のサカホン市場というお店から、交流会にぜひどうぞ!というRT(リツイート)がありました。

なるほど、Twitterで地名で検索して居酒屋の利用が狙えそうだと思えば、こんな営業のやり方があるんですね。うまい、やり方ですね。というわけで明日の交流会はこの売り込みがあった居酒屋で開催します。

→ 知的生産の技術研究会・関西セミナー

AllAbout「企業のIT活用」 今日10周年を迎えました

allabout201203.jpgAllAbout「企業のIT活用」がスタートし、今日でちょうど10周年を迎えました。我ながら、よく続きました。

サイト・オープンは2002年3月20日。当時は「企業のIT導入」というサイト名で、所属チャネルはビジネス・キャリアでした。運営していたのはRAJ(株式会社リクルート・アバウトドットコム・ジャパン)で、現在は株式会社オールアバウトと社名が短くなっています。

AllAbout自体は前年の2001年にオープンしており、秋頃にサイトを見ているとちょうど「企業のIT導入」のガイド募集していたので、こ
りゃ私向きだと応募。リンク集を作ったり、ガイド記事を何本か書く試験があって、なんやらかんやらで結局、当時は3次試験までありましたね。けっこう期間
も長く4ケ月ほど選考していました。

年明けに合格連絡がきてから、担当プロデューサーと協議しながら3ケ月ほどオープン準備。6本ほどガイド記事を準備し、リンク集を整えて3月20
日を迎えました。オープン時はAllAboutのトップ画面にサイト名と顔写真が掲載され、オープンしたんだと祝杯をあげました。

オープンしてしばらくしてから東京へ行ったついでに恵比寿へ寄って、いつもはメールでやり取りしている担当プロデューサーとお会いしてきました。
AllAboutもまだまだ生まれたばかりのベンチャー企業で社員も40名ぐらい、こじんまりとしていました。10年経ち、会社も大きくなりましたが退職
や異動などで、担当プロデューサーもいろいろと変わり、10年前のAllAboutを知っているプロデューサーも少なくなってしまいましたねえ(笑)

関西線が時刻変更になっていた!

iga20120319.jpg伊賀にある企業の相談に乗るためにJR奈良駅から大和路線に乗って、加茂駅へ。ここらへんは聖武天皇が作った恭仁京跡。なにも残っていません。

加茂駅に着くと、いつも目の前に2両編成のディゼルカーが待っており、すぐ連絡しているはずが、今日は車両がない!同じように大和路線を降りた乗客もなんで車両がいないのという顔。そこへアナウンスがあり、次の亀山行きは20分ほど後のこと。エーッ!

3月17日(土)から時刻変更したそうです。駅に貼られていたポスターを見ると亀山駅の乗り継ぎを改善するための時刻変更なんだそうです。亀山駅
はJR東海、JR西日本の分岐点で、乗り継ぎが悪かったのですが、ようやく改善したんですねえ。それにしてもダイナミックに大幅な時刻変更をしていまし
た。

大和路線は本数が多いので加茂駅の連絡は問題ないのですが、もうちょっと関西一円でアナウンスしておいてよ!

10年間続く、中小企業診断士の研究会

fight201203.jpg昨日は中百舌鳥駅前にあるセレソヴィー株式会社でファイティング・コンサルタンツの研究会。今年、10周年を迎える研究会です。プロレス好きの中小企業診断士が命名しました。

最初の数年は大阪駅前ビルを会場にしていて、コンサルティング・ファーム(コンサルが集まった集団)を目指していました。私は割りと初期の頃から参加。研究会から独立して実際にコンサルティング・ファームを作ったメンバーもおりました。

やがて路線変更して、財務格付けや中小企業診断士の実務ポイント取得などいろいろな事業を行うようになり、会場も谷町四丁目のエンクルや天満橋の会計事務所に変更。

現在は研究会の代表が社長をしているセレソヴィー株式会社に拠点を移して続けています。メンバーがかわったり、いろいろ紆余曲折しながら現在も続いています。

古布の世界は古書と同じ

iga201203.jpg朝から伊賀上野の企業を4社、まわってきました。

その中の1社が古布を扱うお店。古布は、なかなか奥深い世界です。お店には時たま着物などを捨てるので見に来てと連絡が入るのですが、まず買い取
るような品物は出て来ないそうです。値打ちがあるのが江戸時代の縮緬や東北地方でよく使われていた夜着、使い古した野良着、年季が入った酒袋など。

こんなモノと思って皆が捨ててしまうものが高いそうです。反対にきれいな着物などはほとんど値打ちがありません。ただし、時代によって流行り廃りがあるそうで、話を聞いていると初版本ブームなどがあった古書の世界と同じですね。

また仕入れが勝負というのは古書と一緒です。このお店では京都の業者市などで仕入れていて古物商の業者が集まり競りが行われます。店を持たず、地方を回って商品を仕入れ、業者市で売っている業者もいて、こうなるとまったくセドリですねえ。

デスクトップでばれる会社のレベル

「マイコンピュータ」、「マイドキュメント」、「エクスプローラ」は全て同じソフトだと言うと、驚かれることがあります。あまり知られていないんですね。

3S(整理・整頓・掃除)がよく言われ、机やキャビネの整理・整頓は当たり前ですが、パソコンの整理・整頓は社員任せがほとんど。デスクトップにアイコンがどれぐらい並んでいるかで会社のレベルが分かってしまいます。

ということでAllAbout「企業のIT活用」最新ガイド記事です。

▼デスクトップでばれる会社のレベル

http://allabout.co.jp/gm/gc/391415/

グリコのオマケで売る

三重県産業支援センターで朝から夕方まで技術評価会

ベンチャー企業10社の技術評価(市場性や実現性についても含みます)を外部に委託しており、今日は委託した先から発表会がありました。もちろん企業の社長さんも参加。あわせて三重県産業支援センターのコーディネーターには興味のある企業の説明に出るようにお達しがあったんですが、私には後でフォローしないといけないから朝から夕方まで出ろというお達し。(笑)

さすがに10社の説明を聞くのは疲れますね。午前4社、午後6社、説明や質疑応答で1社30分の入れ替わりです。午前は遅刻された社長さんがいて、昼休みまで時間がずれこんで、お昼ごはんが危なかった。(笑)

様々な技術と様々な戦略で日々戦っているベンチャー企業で、大手が出てこないニッチに事業ドメインをあわして戦うなど面白かったですね。その中で、自社製品をグリコのオマケとして売っている企業がありました。自社商品だけを売るのではなく、他社から商品を調達し、そこに自社商品を組み込んで売っています。この自社商品がグリコのオマケになり、お客さんにとっては付加価値になります。どうせ買うならとなります。なかなかうまいやり方ですね!