高野山へ

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俗世間でまみれた体を清めようと高野山に入山。
というわけではなく、高野町商工会でセミナーをするので高野山に登ってきました。関西に住んでいながら高野山に行くのは初めてで、900メートルもの山の上にあんなすごい宗教都市があるんですね。生駒山が標高642m、葛城山が858mですので、葛城山の山頂に町があるようなものです。高野町の人口は4000名弱で、その内、お坊さんが1000名。町にもたくさんお坊さんさんが歩いていました。
南海・極楽橋駅でケーブルに乗り換え、1000メートルの高さにある高野山駅へ着いたら一面の銀世界。昨日までは大丈夫だったのですが朝から一気に積もったそうです。道路は凍結していますが平気で路線バスが走っています。すごいなあ!
やっとこさ奥ノ院入口近くにある商工会に到着しましたが道路は完全に凍結状態。
「こんな雪の日にセミナーして集まるんですかねえ。私なら、絶対に行きませんけど。」
「いやあ、皆さん慣れているから大丈夫ですよ。」と商工会・経営指導員のお言葉。
5名ぐらいしか来ないんじゃないのと思ったら、経営指導員の言った通り集まりだし、用意した席で足りず奥から椅子を出して、最終的には40名近くの満席状態。聞けば車は四駆で4輪ともスタッドレスタイヤが地元では当たり前で、凍結した道路は普通なんだそうです。(笑)すごいなあ!
セミナーが終わったのが夜の21時でしたので、さすがに東大阪へは帰りつけません。高野町にホテルはなく泊まるのは宿坊です。成福院にお世話になっています。摩尼寶塔というビルマの戦没者を供養する大きな塔があります。宿坊といっても中は旅館のような個室になっていて快適です。もちろん本堂もあり中はお寺。
世話をしていただけるお坊さんに聞いたら、泊まっているのは私だけ。(笑)春から秋にかけてはすごい観光客ですが、さすがに冬の高野山を訪れる人は少ないそうです。まして雪の積もった高野山へ来るような酔狂な観光客はいないそうです。そら、そうでしょう。
宿坊に大浴場があるんですが、一人で入っておりました。あ~あ、極楽、極楽!

企業診断研究会

komada201302.jpg夜は津駅前にあるアスト津で三重県中小企業診断協会の「企業診断研究会」。 

朝から伊勢の企業へ行っており、帰りに参加してきました。本日の参加者は13名。 

講師はコマダ商事の駒田さんで、テーマは「印刷業の外部環境変化と今後の展望」です。印刷業の業界構造などについて興味深いデータをまじえてお話しいただきました。 

統計のよると用紙使用量は変わっていませんが、印刷物の出荷額は落ちています。高性能なプリンターの登場などで内製化の動きがすすみ、従来は印刷屋さんに出していた仕事が家や企業内でやっています。そういえば三重県産業支援センターも名刺印刷専用機を購入し、内製化しています。毎年、異動が多く、組織名もよく変わるので自ら印刷機を持った方が安いからでしょう。 

三重県内の市別出荷額を見ると松阪市が半分近くを占めています。凸版印刷の松阪工場と新日本工業という大手企業があるからのようです。昔は津市の出荷額も多かったのですが官公庁の印刷需要が減少したこともありシェアがだいぶ減っています。意外に名張市も多いですね。 

北条氏の城 小田原城

odawara2013.jpg石垣山一夜城から麓まで降りて、早川という名前の川を渡ると小田原城の総構えがあった場所。 

秀吉は最前線のすぐ近くに城を作ったんですね。一夜城から歩いて30分ほどで麓、そこから10分ほで総構えです。麓の最前線には山崎の合戦、北ノ庄攻めにも参戦した堀秀政が布陣していましたが病死してしまいます。陣をひいていた麓の海蔵寺にお墓があります。 

小田原城の総構えは2里半(約 9 km)と長く、空堀と土塁で城下町全体を囲む長大なものでした。今はほとんど痕跡がなくなりましたが、早川口には二重土塁が残り、当時の総構えがどんなものだったか実感できます。土塁はけっこう高く、町中を取り囲んでいました。西洋や中国の城と変わりませんね。この総構えで攻めてきた上杉謙信や武田信玄を撃退。 

小田原城では城の復元が進んでいて常盤木門や馬出門が出来ていました。江戸時代の雰囲気が楽しめます。天守閣はコンクリート製ですが、一番上に上がると目の前にあるのが雄大な太平洋と箱根の山々、そして一夜城のあった石垣山。一夜城跡を見ると車ぐらいの大きさなら動いているのも充分に見えます。北条氏にとってはめちゃくちゃプレッシャーだったでしょうね。 

鉄壁の総構えと一夜城のプレッシャー、こりゃ小田原評定になるはずです。

石垣山一夜城

isigaki201303.jpg東京駅から東海道本線のホームへ。熱海行きの普通電車に乗るんですが、やってきた電車が15両もありました。新幹線並みですね。さすがに東京はすごいなあ。 

JR早川駅で下車。ここから農道なんですが国道よりきれいな道沿いに30分ほど登ります。途中には参陣した武将の紹介があり、楽しめるようになっています。小田原攻めが行われた石垣城へ通じる道がそのまま農道になったようです。 

車で上まであがっていく横をテコテコ歩きます。なかにはスポーツ自転車で上がる猛者もいました。 

頂上近くにあるのが石垣山一夜城。以前は笠懸山という名前でしたが秀吉が総石垣の城を築いたことから「石垣山」と呼ばれるようになりました。秀吉が工事中に白壁にみたてた白紙を貼った城を造り、周りの木を切ったので一夜で城ができたと北条氏が驚いたところから名づけられましたが、たぶん、そんなことはなく工事をしている所を見せながら心理戦に持ちこんだのでしょうね。 

目の前に小田原城が見えますが、当時は総構えになっていたので攻めるのはかなり大変。そこで支城を各戸撃破し、小田原城からいつでも見える石垣山にその頃、関東にはなかった総石垣の城を築き、威圧したのでしょう。 

本丸跡や曲輪跡などがきれいに残っていました。おすすめは一番奥にある井戸曲輪で、見事な石垣が残っていました。奥までくる観光客はほとんどいませんでしたね。 

ああ、いい運動だった!

Red Ball ガイドの祭典

redball2013.jpgRed Ball2013です。 

Red BallというのはAll Aboutのガイドが1年に1回集まるイベント、All Aboutは赤い玉がシンボルですので、そこから名付けられています。今年で12回目で、All Aboutがスタートし12年が経過し、13年目に入っています。私がやっている「企業のIT活用」は1年遅れの2002年3月にスタートしましたのでもうじき丸11年経過です。 

All Aboutの株主の筆頭がリクルートから大日本印刷に変わったこともあり、今年は会場がリクルートから変わり五反田の大日本印刷のビルで開催。他にヤフーが株主に入っています。 

イベントの最初は江幡CEOと西村編集長からAll Aboutの近況と今後の方向性の話。その後に大日本印刷の常務さんのなぜAll Aboutと資本提携したかという話があったんですが、これが漫才みたいで面白かったですね。直近の数字ではAll Aboutへアクセスするユニークユーザは月間3000万人。月間1億6千PVになっています。日本人の1/4がアクセスしているんですね。スマホからのアクセスがかなり増えているという報告もありました。 

固い話が終わると立食パーティ。今年のイベントでは専門家クイズがあり、私も1問出題いたしました。いろんなガイドが10名ほど出題していますが、めちゃくちゃマニアックな問題ばかり。ルールは検索したらダメだけど、出題したガイドを見つけて聞くのはアリ。と言うことで飲んでいるところに入れ代わり立ち代わり、いろんなガイドが質問に。オチオチ、飲んでおられませんでした(笑) 

写真は立食パーティのお寿司コーナーです。