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TSRの倒産情報を見ているとツカサマンスリーマンションが7月15日、東京地裁より破産開始を決定したと出ていました。もともとはウィークリーマンションツカサにつながる会社です。
ウィークリーマンションツカサの創業者は川又三智彦氏。ウィークリーマンションという業態を大ヒットさせ、1999年に事業を米投資会社リーマン・ブラザーズに売却しています。東京ではよくテレビにも登場し、関西では聞いたことなかったのですが、ウィークリーマンションのテレビコマーシャルもよく流れていたそうです。もう20年以上前になりますが知的生産の技術研究会・関西で「アイデア社長の情報仕事術」というタイトルでセミナーをしてもらいました。
■ウィークリーマンションのスタート
家業で不動産業を営んでおり、老朽化したアパートを立て替えしたかったのですが6軒くらいが出て行ってくれなくて苦肉の策で始めたのがウィークリーマンション。アメリカ留学していた時にアメリカでは週単位に借りられ家具などが備えられたアパートがあったことから、ウィークリーマンションという形態を考えだします。始めましたが、そううまくいきません。最初に来たのは普通のアパートに入れない人達で料金の滞納率が一気に上がってしまいます。
なかには備品を全部持ち出して夜逃げするのも出てきて散々な目にあいます。、金を払わなければ鍵が開かないカードキーシステムを1室当たり50万円をかけて導入し、なんとか軌道に乗せたという話を伺いました。当時は土地バブルがはじけた頃で、これから実態経済にめちゃくちゃ影響が出ますよという話も聞き、実際、その通りになりました。
■ツカサ本社でセミナー
川又氏にセミナーをしてもらっら翌年にWindows95が発売され、インターネットが一般に普及しはじめます。当時、パソコン通信のNifty-Serveから国立がんセンターにtelnet(遠隔ログイン)し、テキストベースでインターネットに接続するようなこともやっていました。
そしたら東京の知的生産の技術研究会でインターネットのセミナーをしろとかいう話になって、ウィークリーマンションツカサの本社(確か五反田?)を借りて、セミナーをしたのを覚えています。ようやくインターネットという言葉が新聞などに掲載されだした時代でしたので、講談社のサイトにアクセスしてドラエモンの絵を出すだけで皆が喜んだ牧歌的時代でした。