摂河泉(せっかせん)

摂河泉
大阪市営地下鉄?に乗っていると住之江ボートレースの吊広告があって摂河泉レースと書かれていました。
摂河泉!!
また古式ゆかしい名前をレースにつけましたなあ。でもそんな古い名前を知りながら舟券を買っている人がいるのかなあ。
現在の大阪府は、昔、3つの国から構成されていました。摂津、河内、和泉で摂河泉とはこの3つの国をまとめたもの。
摂津は大阪の住吉あたりから能勢あたりの北部まで、兵庫県の神戸、有馬、三田も摂津の国です。信長時代に摂津の国をおさめたのが荒木村重。
河内は大阪府東部で枚方から寝屋川、東大阪、河内長野や千早赤阪村などが含まれています。戦国時代は信長よりはやく天下をとった三好長慶が河内を支配していました。
和泉は大阪府の海側で堺から関空のある泉佐野市などを含み和歌山との県境までです。和泉は「いずみ」と呼び、もともとは泉でしたが、国名を二字にする法令ができた時に「和」をつけて「和泉(いずみ)」にしました。和は発音しません。
摂津・河内・和泉三国の国境は、堺市の三国山にあり、方違神社があります。三国ヶ丘の三国というのは摂河泉をさします。

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