株式会社エヌ・アイ・エフと言っても「?」という方が多いと思いますが、30年前の今日(2月4日)、日商岩井(エヌ・アイ)と富士通(エフ)の折半出資会社としてスタートした会社です。
CompuServe(アメリカ)の国内販売としてNIFTY-Serveをスタート。いわゆるパソコン通信時代に突入することになります。パソコン通信を始めようと本屋で黄色のぶっといNifty-Serveスタータキットを買った時に株式会社エヌ・アイ・エフの文字が書いてありました。CD-ROMが確かついていて、接続ソフトなどをインストールし、モデムをつないでATコマンドをたたいていた時代です。
■電話料金が高かったので巡回ツールでアクセス
当時は2400bpsのモデムを使いパソコン通信のアクセスポイントに電話。電話は従量制料金でしたので時間を気にしながらの接続です。23時~翌朝8時まで固定料金となるテレホーダイが登場した時(1995年)は皆、とびつきました。(フレッツ・ISDNが始まったのは2000年から)
Nifty-Serveへはコマンドを入力してアクセスする必要がありましたが、便利な巡回ツールが登場しました。
マック用:「ComNifty」+「魔法のナイフ」+「NIFTY-Jぞーさん」+「茄子R」
Windows用:「NifTerm」
巡回ツールを使って自動巡回させ、電話を切ってじっくり内容を読んで、コメントしたり発言していました。
■パソコン通信からインターネットへ
インターネットが普及する前、ネットワークと言えばパソコン通信でした。
・アスキーネット 1985年~1997年
・PC-VAN(NEC) 1986年~2001年
・NIFTY-Serve 1987年~2006年
Nifty-Serveのパソコン通信が最後まで残っていましたが、2006年3月31日で終了しました、
株式会社エヌ・アイ・エフは紆余曲背があって現在のニフティになっています。そうか、あれから30年もたったんですねえ。写真は道頓堀の「くいだおれ」でオフをした時にいつも出してもらっていたNifty-Serve提灯です。