昨日、原稿書きは終わったし、天気もよく、おまけに誕生日ということで山城登りに出かけてきました。
榛原駅前でレンターサイクルを借り、目指すは宇陀松山。古い城下町の街並みが残っていて、重要伝統的建築物群保存地区になっていますが、町並みを横目に春日神社の脇からひたすら山登り。目指すは宇陀松山城です。もともとは宇陀三将の一人、秋山氏の城で秋山城といっていました。豊臣秀長が大和を支配するようになって近代城郭に生まれ変わります。
山城というとうっそうとした木々の中にあるものですが、国史跡ということもあり、きれいに整備され天守台跡に建てば360度、宇陀地域を見渡すことができます。昔、柿本人麻呂が「東の野にかぎろひの立つ見えて かへり見すれば月傾きぬ」と歌った阿騎野も見えます。
発掘調査もすすめられており、門跡や大手道などには石垣が使われて、なかなか見応えがあります。発掘で分かってきたのは豊臣時代の大和は大和郡山城、高取城の2城体制だではなく、宇陀松山城も足した3城体制だったようです。大坂夏の陣の後、大坂方だったため小堀遠州らによって宇陀松山城は廃城にされました。