出版社から見た『編集者を動かす企画書』の書き方

昨夜は知的生産の技術研究会・関西のセミナー
増田幸美
講師は株式会社ペンコム代表の増田幸美さんで、「出版社から見た『編集者を動かす企画書』の書き方 今すぐ出来る!出版への道あれこれ」というタイトルでセミナーをしていただきました。
●返本40%
日本全国に書店が14,000ほどありますが、本の初版は3000ほどで、町の本屋さんに本は並びません。また本は委託販売で売れなければ返本で帰ってきます。書店からの注文にそのまま応えて本を送っていれば、そのまま返本で帰ってきてしまい実際に倒産した出版社もあります。
テレビ番組で本が取り上げられたことから、出版社に注文が殺到しましたが1万増刷して全てアマゾンへまわし、書店には回しませんでした。アマゾンの場合、注文した数は必ず引き取り返本がないからです。
出版社へ持ち込む企画書のコツなどを伝授いただきました。

マイドーム大阪のエレベータ

マイドーム大阪
大阪府よろず支援拠点が入居しているマイドーム大阪には3台のエレベータがあるんですが、朝、乗ろうと思うと3台とも上の階に上がっています。ランチを食べようと思うと3台とも下の階にあり全然、上がってきません。なかなか効率が悪いですね。おまけに地下1階~3階が駐車場になっており、マイドーム大阪でイベントがある時は地下にエレベータが固まっている時があり、なかなか上がってきません。
複数台のエレベータがある所は群管理システムが導入されていて、出勤時・昼食時などは待ち時間が減るように最適な動きをするのですが、どうも導入されていないようですね。名古屋市新事業支援センターが入っている名古屋中小企業振興会館には4台のエレベータがあり、ここは群管理ができていたようなので待ち時間は少なかったです。
ひょうご産業活性化センターが入っているサンパルには3台のエレベータがあり、ここも遅かったので群管理は4台以上のエレベータがないと適用されないかもしれません。三重県産業支援センターが入っている三重県合同ビルには2台のエレベータがあるんですが出勤、昼食時以外は1台を省エネのために停止していますので実質1台だけ。おまけに古いエレベータなのでドアがなかなか閉まらず、「出る時は閉を押してください」と明記されています。

ITC三重 総会

ITC三重 総会
三重県内のITコーディネータなどで組織されているのがITC三重です。
ITC三重は法人との契約などができるようNPO法人化していますので、毎年、総会を開催しています。もっとも20名たらずの小規模組織なので決算や予算審議もあっという間。
雑談で最近のセキュリティの話になり、ランサムウェアにやられた事例などがいくつも紹介されていました。ランサムウェアにやられるとファイルなどが暗号化され、被害者はランサムウェアの作者にランサム(身代金)を支払うよう要求されます。パソコンがやられ、そこからファイルサーバーがやられてしまうこともあり、日頃からバックアップをしっかりとっておかないと復旧できません。また最近はファイルを暗号化する時に「○○の端末」と、どのパソコンから攻撃したかも書き込まれますので、誰がやられたかがすぐに分かります。こうなると会社でいたたまれなくなりますね。
標的型メール攻撃などはウイルス対策ソフトで防げませんので、社員一人一人に対する教育が重要です。”そんな怪しい添付ファイルを開くか!”と考えられないことをするのが人間です。会合ではウイルス対策ソフト以外に「未知の脅威」に対抗できる新しいタイプの標的型対策ソフト「Yarai(やらい)」などを導入しないといけない時代になったと話題になっていました。

住宅街に残る菜畑城

菜畑城
「近畿の城郭3」を読んでいたら住宅街にある城を発見。さっそく行ってきました。
大阪から生駒トンネルを抜けると生駒駅、ここで生駒線に乗り越えて一駅目が菜畑駅。少し歩くと往馬大社で、この近くに城があるはずなんですが、なかなか見つかりません。
けっこう迷っていると住宅地図の看板を発見。城山という字名があったので、たどりつくとピンポン、城跡でした。といっても住宅地なので丘の上に家が並んでいるだけで土塁などは残っていませんが、堀切(曲輪と曲輪の間を断ち切った堀)などが狭い公道で残っていました。
■住宅地に残る菜畑城
曲輪がそのまま住宅地として残っていて見事ですね。住宅地開発では城は壊されたり津の渋見砦公園のように何もなくなって、単なる公園になるケースがほとんどですが、曲輪だけですが見事に城跡が残っていました。
城の横は小川が流れていて、これが堀代わりだったのでしょう。この堀から切岸(侵入できないような崖)になっていました。誰が領主だったのか記録にもまったく出てこない城ですが、けっこう大きな城です。近畿大学のグラウンドと緑ヶ丘中学校のちょうど間ぐらいにあります。

百億の昼と千億の夜

百億の昼と千億の夜
SFマガジンに連載された光瀬龍のSF小説。
萩尾望都が少年チャンピオンに漫画連載していたので、こちらを読んだ人も多いでしょう。阿修羅王がとってもよかったです。さっきWikipediaで見たら連載は1977年ですので40年も前になります。(笑)あの頃は若かったな~あ。
ギリシャのプラトンから話がはじまり、惑星開発委員会なるものが登場しますが、結論めいた話はありません。最後に阿修羅王と転輪王が会話する時に、宇宙の外側から、どうも誰かがこの宇宙そのものを実験しているようなシーンが出てきます。
■この宇宙は本物か
先日、アイザック・アシモフ記念討論会で、この宇宙がホンモノなのか、それともコンピューターの産物なのかという「シミュレーション仮説」の議論が行われました。
あくまで仮説なんですが、宇宙に関することが分かれば分かるほど、驚くほどこの宇宙は数学的な法則に基づいているようにみえ、物理学者のなかには我々が実在する世界にいるという証拠は何もないと言う人もいます。
シュミレーション仮説が生まれたのは2003年頃ですが、こういった議論を聞いていると40年も前にこのシュミレーション理論が「百億の昼と千億の夜」で描かれていたんですね。

マイドーム大阪

マイドーム大阪
大阪府よろず支援拠点で窓口相談。
谷四周辺にはビジネスホテルが多く、インバウンドの影響で中国語や韓国語が日常茶飯事に飛び交っていますが、今日はマイドーム大阪周辺でも中国語が飛び交っていました。
マイドーム大阪では本日までアジア・ファッション・フェアという繊維関係のイベントが行われています。OEM受注などを狙っている中国企業が出展しています。
マイドーム大阪の1階レストランは貸切になっていて中華バイキングになっています。周辺の中華料理屋さんへランチを食べに行ったら、お客さんで既に一杯で、店内では中国語が飛び交っていました。日本の中華はやっぱり違うんですねえ。

真田丸、見ていますか

真田丸
地下鉄・谷町四丁目駅を降りてマイドーム大阪方面の出口へ向かうとコンコースの両側が真っ赤になっています。
真田信繁(堺雅人)の顔がドーンと出ていて、6枚の大型ボードが全長40メートルも続いています。なかなかインパクトがあります。マイドーム大阪の反対側がNHK大阪ですので谷四へ設置したのでしょう。
毎週、大河ドラマ「真田丸」を見ていますが、けっこう最新の資料に基づいて脚本が書かれています。大体、真田幸村ではなく信繫にしたのはすごい!幸村の名前は江戸時代に勝手につけられましたが講談などで流布してしまい、それ以来、幸村が定着してしまいました。
■武田勝頼が滅んだ理由の一つが浅間山の噴火
信玄が死去した後も領国を守り、しかも拡げていたので名将でした。ところが織田軍の侵攻にあわせ東国で異変が起こる前兆だと考えられていた浅間山の爆発が起きてしまい、武田軍はボロボロに。
当時、軍師などはおらず戦の吉兆を占う占い師が進言していました。爆発はかなりの心理的ショックを武田全体に与えます。
■家康の窮地を救ったのが慶長伏見地震
小牧・長久手の戦いで家康は戦術的に秀吉に勝ったという話が流布されていますが、江戸時代に家康の神格化ででてきた話で、戦略的には負けていました。秀吉は総戦力をつぎこんで家康を滅ぼそうと考えていたようで準備をしている時に発生したのが慶長伏見地震。
伏見城は崩れ、山之内一豊の娘も圧死しています。上方の被害が大きく家康と戦うどころでなくなったので和睦することになります。
大河ドラマ「真田丸」には浅間山の噴火も慶長伏見地震も出てきたので、今までの時代劇物とはだいぶ違いますね。

都をどりの収支

都をどり
祇園・花見小路にある祇園甲部歌舞練場へ都をどりを見に行っておりました。
会場は848席で指定席券は4,200円です。学生割引もありますが、お茶券付きになると4,800円になります。全部埋まらないので稼働率を80%にすると
4,200円×848席×80%=2,849,280円
1日4講演ありますので
2,849,280円×4回=11,397,120円
1100万円ほどが1日あたりの収入です。

舞をしているのが40名、三味線が8名、太鼓や笛などで8名、裏方が50名ほどはいますので人件費は110人ほど。これに稽古にかかる人件費、光熱費、設備維持費や減価償却費、パンフレット代や予約システム代などがかかるので、経費もけっこうかかりそうです。
もともとは明治維新で関西が地盤沈下したため明治5年に始まったのが歴史で今年で144回目となります。フィナーレはなかなか艶やかでした!

都をどりでワンウェイコントロールを学ぶ

都をどり
奥さんのお供で観光客で一杯の祇園・花見小路へ 祇園甲部歌舞練場へ都おどりを見に行ってきましたが、行ったのは初めてで、きちんとワンウェイコントロールになっていました。
ワンウェイコントロールというのは 入口から出口までの通路を一方向で設計することで、スーパーなどで導入されています。東京ディズニーランドなどの遊園地のアトラクションもワンウェイコントロールになっています。 まず入ると土産物を提供している会社の説明と庭園をまわるようになっています。次に150名ぐらいづつ順番でお茶席に通されます。
一番前で舞妓さんがお茶をたてていますが、配られてきたお茶とお菓子をいただくだけ。お菓子を入れていた皿は持ち帰れるようになっています。家に変な皿があるのは、ウチの奥さんが都をどりに来るたびに皿をもらってきているからなんですなあ。 次に土産物コーナーに通されます。”出口は別になりますので後では買えません”と心理学をうまく考えた張り紙がありました。
最初に見た土産物提供会社の商品が売られています。なるほど!思わず納得して猫の扇子を買ってしまいました。(笑) ようやく劇場に入って舞台です。城南宮の曲水の宴など春夏秋冬のいろいろな舞台が演じられ、最後の背景は城でした。京都で城!まさか聚楽第!と思ったら姫路城でした。(笑)外国人には日本情緒満載でうけるでしょうねえ。 しっかりとしたワンウェイコントロールですので、劇場を出ると観光客で一杯の花見小路でした。

怒涛の相談(大阪府よろず支援拠点)

大阪府よろず支援拠点
大阪府よろず支援拠点で窓口相談。
窓口相談の相談時間を1時間に設定している支援機関も多いのですが大阪府よろず支援拠点での相談は長いと1時間半や2時間の相談になる時もあるので原則、1時間半を1枠にして予約を受け付けています。つまり午前2枠、午後3枠の5枠となります。
ものづくり・商業・サービス補助金の応募締切が来週ということもあり、怒涛のような相談申込があり、今日も5枠を担当していました。さすがに5枠はきついですね。ゼイゼイ。