大河ドラマ「真田丸」ですが、いよいよ関ヶ原の合戦です。残念ながら前哨戦となった津城の戦いは出てこないでしょうねえ。
関ヶ原の合戦は秀吉亡き後の覇権争いですが、秀吉が出した総無事令に反することになります。北条討伐の根拠ともなったこの総無事令は画期的な法律でした。
現在の法体系では自力救済が禁止されています。よくある例が自転車で、盗まれた自転車が駅前の駐輪場にあるのを発見した時、そのまま乗って帰ると窃盗罪になり罪に問われます。これが”自力救済の禁止”。これを認めると強者が何をしてもよいという世の中になるので禁止されています。
■戦国時代は自力救済
戦国時代は自力救済が原則でした。荘園の所有権を幕府に認めてもらっても、そこに占有者がいれば自分で排除しなければなりませんでした。黒澤映画の「七人の侍」で村人が村を守るために侍を雇いますが、これも自力救済です。ですので全国に山城や”村の城”が造られ、私がせっせと登ることになります(笑)。
自力救済の世の中を変えるために出されたのが総無事令。信長や他の大名も支配地域での総無事を出していましたが、秀吉による天下統一で日本中の総無事が実現できました。徳川幕府も総無事を踏襲しましたが、由井正雪の乱など殺伐とした戦国の雰囲気は残っていました。それをなくすために出されたのが綱吉の生類憐みの令になります。
月: 2016年8月
うっかり会社の秘密、漏らしていませんか?
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マイナンバーカードのパスワードはいつ使う
石山本願寺跡
大阪商工会議所での理論政策更新研修が終り、近くにある大阪城を通って帰ってきました。
現在の大阪城は徳川時代のもので地下には豊臣時代の大坂城が眠っています。さらにその前にあったのが石山本願寺。
もともとは山科に本願寺がありましたが、本願寺派は細川晴元の援軍要請をうけて木沢長政が守る飯盛山城を攻めます。ところが本願寺派の大きな勢力に危惧をいだいた細川晴元は方針を変え、法華一揆衆や近江守護六角氏に援軍を要請して山科本願寺を攻めて落城させます。
山科本願寺から大坂に拠点を移し石山本願寺となります。裏切った細川晴元や三好長慶との戦いは続き、この時に城郭として整備がすすみます。やがて和議となりますが、この後に織田信長との戦いになりますが、城郭となっていた石山本願寺はなかなか落城せず、10年戦争に突入します。真田丸の時代以前にいろいろと戦いのあった土地です。
中小企業診断士 理論政策更新研修
返報性の原理
名張でお仕事。
大阪へ帰ろうと思って名張駅へ行くと、ちょうど電車が出たところで次の電車は30分先。駅前には本屋もないので仕方がなく唯一空いていた居酒屋へ。
スナックのようなお店で、先客は3名ほど。店のおばちゃんがエステへ行った話で盛り上がっていて、聞き耳をたてていると、きっかけはエステ店の店長がチラシを置いてくれないかと訪ねてきたそうです。
■返報性の原理
店長いわく、なかなかチラシを置いてくれる店がないというので置いてあげたらお礼にと2回ほど飲みに来てくれたそうです。じゃあ、こちらもお返しにとおばちゃんがエストへ行ったそうです。心理学でいう返報性の原理ですなあ。
おばちゃんによると初回は1,500円ですが2回目は3,500円で、初回はいわゆるお試し価格になっているそうです。結局、2回行ったようです。
「それで、しばらく見ない間にきれいになったんだなあ」という先客の言葉。この時は、おばちゃんによる返報性の原理はありませんでした。
エステ店の本拠地は隣の榛原(奈良)なんですが、名張に進出できないかテストマーケティングをどうもしているようですね。田舎の居酒屋へ入るといろいろと地元情報が入ってきます。
おおさか東線
大阪府よろず支援拠点を出て東大阪商工会議所へ。
地下鉄中央線で高井田駅へ出て、おおさか東線の高井田中央駅で乗換。おおさか東線は城東貨物線を複線化し放出(はなてん)駅から久宝寺駅まで一般のお客さんが乗れるよう旅客列車が走っています。もともとが貨物線なんで貨物列車も走っています。
2019年には放出駅から新大阪駅まで旅客列車が走るそうで、東大阪から新幹線に乗るには便利になりますね。ただ現在のおおさか東線は15分間隔で1時間に4本ですから、もう少し増やしてほしいです。
もっとも東大阪商工会議所の最寄駅である近鉄・河内永和駅は普通しか止まらず1時間に3本なんで、こっちもなんとかしてほしいなあ。2019年には花園でラグビーワールドカップが行われるので、新大阪-河内永和-東花園の連携を考えて本数が増えるかもしれません。
流れの馬場跡(摂津)
昔、上新庄に住んでいた頃、もっぱら阪急京都線を使っていましたが、摂津市駅なるものはありませんでした。
駅ができたのは、けっこう新しく2010年。まだ6年目で、正雀駅と南茨木駅の間にできました。株式会社ダイヘンの跡地なんだそうです。駅の横を境川を流れていますが、駅のすぐ近くに「流れの馬場跡」があります。
織田信長は石山本願寺と10年にわたる戦いのあと、1580年に和睦します。顕如が石山本願寺を退去したのにあわせ、戦っていた門徒らも帰村しました。摂津に本願寺の末寺である勝久寺があるのですが、住職が門徒数千と、石山本願寺にたてこもって戦っていました。
和睦が成立し摂津に帰ってきていましたが、信長軍に不意に襲撃され堂舎を焼き払われたうえ、多数の門徒たちが捕らえられて殺害されたと伝わっています。その跡が流れの馬場跡です。
桶狭間の戦いの後、今川義元が討たれても鳴海城で今川方の岡部元信が戦っていましたが、信長との交渉し、今川義元の首級と引き換えに城を明け渡します。ところが帰る道中で信長方の刈谷城を攻撃し、城を焼いていますので当時、こういう話はよくあったんでしょうねえ。
境川
ITC三重 定例会
ITC三重 定例会を開催
■サイバー犯罪に関する意見交換会
三重県警察本部にあるサイバーテロやサイバー犯罪に関係する部門から、現役の警部さん達に来ていただいてサイバー犯罪の現状などをお話しいただきました。
伊勢志摩サミットへのサイバーテロもなく無事に終了しましたが、三重県内でもサイバー犯罪が多く発生しています。相談が多いのはネットバンキングの不正送金で、犯罪者が狙うターゲットが個人から法人に変ってきているため被害総額が大きくなっています。
被害にあった企業は必要なセキュリティ対策をやっていないと免責になりませんから、お気をつけください。あいかわらずネットショップの詐欺も多いそうです。
■「インターネットでの集客について」 有限会社シーエスプラス 小柴代表
セミナーでは広告の違いやSEOの考え方について講義していただきました。「更新頻度が高いと上位表示される」などSEOの都市伝説の紹介がありました。
またサイバー犯罪がテーマということで、実際にネットショップの商品ページをまるまるコピーした偽販売サイトの紹介がありました。警察によればコンテンツを買ってサイトを作り、詐欺の振込があればコンテンツを別の人に転売し別ドメインでサイトが立ち上げるビジネスモデルになっているようです。