三重県中小企業診断協会の診断研究会
梶賀町まちぐるみビジネス「梶賀町・網元ノ家プロジェクト」というタイトルで尾鷲市梶賀町に地域おこし協力隊として赴任している中川さん(中小企業診断士・気象予報士)に大変な6次化産業の実態についてお話いただきました。梶賀町は尾鷲市と熊野市の境にある定置網漁の町で人口は178人。町に働ける場所が少ないので若い人は尾鷲などへ出て高齢化しています。人口は病院に入っているなどして実際は150人ほど。小学生は4人しかいません。
総務省の事業で地域おこし協力隊というのがあり、梶賀町には中川さんの他に元工業デザイナの男性の2人が赴任しています。梶賀町には昔から「あぶり」と呼ばれる燻製があり、これを産業化しようと取り組んでいます。お酒のあてとしてはとても最適。田舎ならでは考え方の違いや人間関係に悩みながら事業を行っています。
地域おこし協力隊自体は3年間事業なので永続的に関われるよう株式会社梶賀コーポレーションを作るなどいろいろな裏話をお話しいただきました。