上田秋成(日下)

東大阪

大阪・曽根崎生まれの上田秋成。怪異小説「雨月物語」の作者として有名ですが国学にも造詣が深く本居宣長とも論争しました。

妻を亡くし、両目を患っていた上田秋成は東大阪の日下で4ケ月ほど療養します。日下に正法寺という寺があり、ここの紫蓮(唯心尼)が招いたそうです。近郷の文芸愛好者が集まり、文芸サロンの様な雰囲気になっていました。先日、孔舎衙坂駅へ行ったついでに寄ってみましたが今は正法寺はなく2本の楠と看板だけが残っています。

近くには日下村の庄屋を務めた河澄家があり、こちらにも上田秋成はよく出入りしていたようで、随筆「山霧記」にも河澄家を訪れたことが書かれています。河澄家は修理されて平成23年5月より一般公開されています。

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